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【後日談】護衛騎士の日常

 よっす。俺、アントニー。

 お嬢様の護衛騎士をさせてもらってる。


 今だからぶっちゃけるけど、クラウゼン侯爵家で侯爵サマを拘束した時は「あ、俺の人生終わったな~」と思ったね。まぁでも、侯爵サマ最低だったし、俺としてはお嬢様の護衛をしているうちにそっちに情が移っちゃったから、仕方ないんじゃん?って思って開き直ってたんだけど。


 だから、お嬢様が侯爵邸を出た後どうすっかな~なんてことを考えてたんだけど、エルフィナード伯爵夫妻が超良い人なわけよ、これが。

 そんなわけで、お嬢様も俺のことをすごい褒めてくれてさ。俺とサラは引き続きお嬢様のもとで働かせてもらえるってことになったわけ。

 いや、マジでありがたいわ。


 あ、サラっていうのは俺の幼馴染な。あいつ自体は実は子爵家出身のお嬢様なんだけど、まぁまぁ家がちょっとゴタゴタして……四女のサラは若いうちから働きに出ることになったらしい。

 で、サラの最初の奉公先と、俺の最初の雇い主が同じだったことから仲良くなって今に至るって感じ。ちなみに出会いは、自分から木登りしておいて怖くて降りられなくなったサラを俺がおちょくったことな。


 それで今は、なんだかんだでこれからも一緒にお嬢様を支えていこうって話になって、酒の勢いで婚約した。お嬢様がそこらの恋愛小説もびっくりな大恋愛をしている横で、俺たちは意味わかんないノリで婚約しちゃったんだよなー。


 まぁ、それも人生っつーことで。


 ちなみにお嬢様にそのことを報告した時は、「えぇ!? 本当に!?」って驚きながら泣き出しちゃって、俺がサラにぶん殴られた。

 サラ曰く「お嬢様を泣かせるんじゃないわよ、馬鹿アントニー!」……らしい。流石に理不尽じゃね? まぁいいけどさ、終わったことだし。


 そんなわけで、俺は毎日なんだかんだ楽しくやってますよってこと。そろそろ特訓の時間だから、俺ももう戻るわ。


 じゃ、またな!


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