表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

私と愉快な仲間達

富士vs敷島。第3次代理戦争

間違って1度削除しちゃって、嘆いていたのですが、よくよく思い出すと復元出来る【バックアップ機能】の存在を思い出した為、一部改稿しての再投稿です。

 その日、私とロリは揃って【クマ】の家へと遊びに来ていた。


 クマの奥さんと子供達が揃って、奥さんの実家に行ってしまっていて、仕事の都合上、家に1人残されたクマを使い遊ぼうと、私が計画を立てたからだ。


 因みにロリは、まぁいつもの如く、私と行動を共にしていただけの。オマケである。


 「クマ~とうとう、チン○ンが小さい事に愛想尽かされたのか?」


 そう言いながら、クマの家の玄関を抜け、リビングに入ってきた私。後ろで、クマのチン○ンを見た事があるロリがクスクスと笑っている。


 おいロリよ! 笑うな、俺の冗談が本気の言葉に聞こえるだろ?


 『アホか! 愛想尽かされてねぇよ! 今は子供は夏休みなんだよ! って言うか、チン○ン小さい言うな! 嫁は可愛いね、って言ってくれるんだぞ!』


 クマさん……お前、言い訳の方向性間違えてるよ……

そこは、俺のチン○ンは小さくない! って言ってくれないと、更に笑えないだろうが。

何をシレっとノロケかましてやがる! このポークビッツ野郎が!


 その後、クマさんの家で、3人でDVD鑑賞をした。


 『もふ~お前さ、お前にチョイス任せると、何で毎回、お外とか露出とかばっかなん?』


 うるせ~な! そこには触れるな! お前の嫁の紹介で知り合った女に仕込まれてから、露出モノに目覚めてしまったんだろうが!


 元を辿れば、お前の嫁が、更に辿るとお前のせいだろ。


 「嫌なら見るなよ……後で1人で楽しむから」


 そう言って、DVDのリモコンを、クマから奪い取った私は【停止】ボタンを押した。

そして、その直後に奪い取ったはずのリモコンを、またしてもクマに奪い返され、クマの手により【再生】ボタンが押された。


 『バカ野郎! 嫁と子供が普段は居るんだぞ! こんなチャンスは滅多に無いんだ、今日はとことんDVD鑑賞をするんだ!』


 「お前がモロ好みだといつか言っていた【南梨○奈】ちゃん主演のモノをちゃんと選んできてやった、俺の優しさにも気付かないから、栄養がチン○ンに回らないんだよ! お前は」

 

 因みにロリは、一切テレビに視線を向ける事も無く、自分で持参したP○Pで、モンスターを狩ったり肉を焼いたりしている。


 「クマ~朝から何も食ってないから腹減った、ピザの出前オゴレ」


 『何で俺がお前にオゴらなきゃいけないんだよ!』


 「はぁ? 南梨○奈ちゃん借りて来てやったろ? 俺の金で、お前が今、外から見ても変化が全く解らないぐらいの、ポークビッツを、アルトバイエルンに出来てるのは、誰のおかげなんだよ」


 私と口喧嘩をしても分が悪すぎるも察した、ソーセージ野郎は……


 『キッチンに食パンが、冷蔵庫に溶けるチーズがあるから、勝手にピザモドキでも作って食ってろ』


 そう言いやがった。


 私はクマが勝手に何か作って食え。と言う通りにキッチンに行き、本当に冷蔵庫に入っている物を何でも使って、何か作って食ってやろうと、キッチンに向かった。


 そして、クマ家のキッチンで、私は見てしまったのだ……本来ならばココにあってはならない物を。


 私は、赤が強調され、黒の文字が書かれたビニール袋を、中身ごと掴み、ダッシュでリビングへと取って帰した。


 「おい! クマ! お前これは何だ?」


 私がクマに見せ付けるように、手に握った物を前に突きだしながらクマを問い詰める。

クマは、テレビ画面から、私の方へと向き直った。

ちゃっかりとDVDを【一時停止】させて。


 『うん? 何ってどう見ても食パンだろ? お前食パン見るの初めてなのか? 可哀想な食生活してんだな』


 「食パンぐらい知ってるわ! 私よりも遥かにエンゲル係数が高いお前が知ってて私が知らない食い物なんてある訳ねぇだろ、そんな事言ってんじゃねぇよ! この袋だよ、よく見やがれ!」


 私の言ってる事を理解して、食パンの入っているビニール袋を見ていたクマだが、一向に私の訴えている事を理解しようとしない。



 「お前の家、何で食パンが、フジ○ン本○込みなんだよ! 食パンと言えば、パ○コ超熟に決まってんだろ! 名古屋人ナメてんのか!」


 私の怒りの発言に、腹を立てたクマも反撃を始めた……


 『あぁん? 名古屋人ナメてんのはどっちだよ! 愛知に本社のあるフ○パン食うのは愛知県民として、当たり前の義務だろうが!』


 「ばーか! ばーか! 敷島○ンの本社はなぁ! フジ○ンみたいな田舎の瑞穂区じゃなく、ブルジョアの住む街、東区にあるんだぞ! 名古屋人の食う食パンは、パ○コ1択なんだよ!」


 「これだから、田舎の出は困るんだよなぁ……お前、南区のしかも東海市寄りの名古屋の外れの生まれだろ! 私なんかな! 中村区の生まれなんだぞ! 豊臣秀吉と同じ中村区なの! 織田領でも無い、佐治だか水野だかの2流武将に統治されてた田舎モンめ!」


 『う……うるせぇ! その後ちゃんと割りと有名な【池田輝政】が領主になってんだよ! そんな事どうでもいいわ! お前は17の夏休みに、一緒に汗水垂らして働いた、フジ○ン工場でのアルバイトの日々はわすれたのか? お前、あのフジ○ンの菓子パン食べ放題に、感激の涙を流したのを忘れたのか?』


 「う……うるせぇ! 忘れる訳ねぇだろ! どんたけ助かったとおもってんだ、朝と昼メシ代が丸々浮いたんだぞ! でもなぁ……それでもなぁ……名古屋人は、超熟を食わなきゃいけない義務があるんだよ! 敷○パンはな! 名古屋人の心の和菓子の1つ【なごやん】を作ってる会社なんだよ!」


 『な……何!? なごやんって敷島パ○が作っていたのか……』


 意外と知られていない衝撃の真実を、聞かされ、リビングの床に膝と手を突いているクマ。


 『くそ……くそ……なごやんは反則だろ……なごやん作ってるなんて聞かされたら、超熟しか食えなくなっちまうだろ……名古屋人なら……』


 クマよ……分かってくれたか……私が世話になったフ○パンの本仕込みを食わずに、超熟を食う事の意味を。なごやんなんだ……仕方ないだろ。


 こうして、よく分からない争いに一時的な終止符が打たれた。


 その後、私の腹減った発言を聞いていたロリが気を効かせて、コンビニに行き私が愛してやまない、パ○コ最大のヒット商品の

【サンドロール】を買ってきてくれていた。


 私とクマは、ロリからパンを受け取り、そのラベルを見て驚愕する事になる……


 そのラベルには【チョコレート】と書かれていた……


 「『何でチョコレートなんだよ! サンドロールと言えば、ダブルメロン(小倉&クリーム)だろ!』」


 『サンドロールは小倉&クリーム1択、菓子パン界の帝王だからな!」


 「はぁ? クマ! お前トチ狂ってんのか? サンドロールと言えば【ダブルメロン】1択だろうが!!」


 『「まぁ……どっちにしろ、チョコレートだけは無いわ!」』


 私とクマが声を揃え、ロリにそう言うと。ロリが体を震わせながら……


 『うっさいんじゃ! ボケ! 嫌なら食うな! 何がダブルメロンじゃ! この根性も性格もチ○コも左足も【左曲がり野郎が!】

何が小倉&クリームだよ! そんなもん食ってるからチ○コが縮むんじゃ! この【短小脳筋野郎が!】』


 こうして、新たにロリと言うキレると実は1番恐ろしい男を加えて、不毛な争いは、いつ終わるとも知らず続いて行く……

 


 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 何だろう、AV見ながらパンについて熱く語るって、凄く自由な気がしてやまないんです! [気になる点] 作中のロリさんが最終コーナーまで女性だと勝手に思い込んでいて、「彼が」の表記でひっくり返…
[良い点] 熱く語れる友人をお持ちでうらやましいです! [一言] 愛知県のスーパーのパン売り場の勢力図にびっくりしました。 他県(愛知から見て北東方面)では強かった山◯製パンが完全に置いてけぼりで。 …
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ