0.プロローグ
人の死それは、突然訪れる。
予告なく予測できずにやってくる。
例えば学校帰り、また明日と言って別れる。でも次の日、学校で会えず後日事故で亡くなったと知った。
夏休みや冬休みなどの長期休暇に入る時、休み前に別れて休み明けに会えると思ったら亡くなったこと知らされる。
全員が全員そういう経験をするわけではないが、いろんな人と話していると意外とそういった理由で知り合いを亡くしている人はいる。
生物の死とは当たり前であり、誰でも経験するものだ。
ただ、神の悪戯いたずらか仏の悪戯なのかはわからないが、死のうとする人ほど死ねないということはあった。
いつも死んでいくのは死ねない、死にたくないと強く願う人ばかりだった。
ゲームの死亡フラグなんかがわかりやすいだろいう。これ死ぬんだろうなって思ってるとなかなか死ななかったり、あと少しで倒せるここだけは死ねないと思っている時ほど死んでゲームオーバーになる。
また、死にたいと思っている間は意思が強いこともありうまく行動に移すことができないということもある、死んでやると思って包丁を片手に持ち、自分の胸を刺し貫こうと思っても手が震えてうまく行動に移せなかったり、飛び降りようと思って屋上に立ってみたはいいが立つだけでなかなか飛び降りれなかったりと意思が強い間は生物の本能なのか行動に移すことが難しい場合がる。
逆に、もうどうでもいいやとなり投げやりだったりそれしか残っていないときは意思の強さが弱まるので死ぬことができる場合もある、それは心が傷心しきって心のストッパーが外れているから行動できてしまうのだ。
これは死のうという手段か死にたいという目的の違いという説もある。
他にも死というのはいろんなタイミングでやってくる、何も先の説明が全てではない。
今もほら、あそこで倒れている人がいる。
至る所に傷があり、その傷からは出血している。
周りに人はいるが救急車を呼ぶよりもスマホで動画を撮っていた。
非現実的なことを記録しそれでバズりたいのか定かではないが救急車を呼ぶよりも優先されているのは確かだった。
「誰か救急車っ!!救急車呼んでっ、......奏多、ねぇ奏多。お願い目を覚ましてよ。死んじゃ嫌だよ。お願い返事して、目を覚ましてよ。」
(莉奈、どうしたんだよ。そんな辛そうな顔して。てか、今どうゆう状況だ。体が動かねぇ、声もでねぇ。おっかしいな。)
「奏多、お願い奏多。なんで私なんか庇ったのよ。ねぇお願い絶対助かるから諦めないで。」
(莉奈が必死になって俺を呼んでいる気がする。でもなんかおかしいんだ。体は動かないし、声は出ない。すごく寒いのにところどころすごく熱いんだ。おかしい、何かがおかしい。あれ、なんか意識が遠のいてきた。だーめだ、これ。なんだろうこれ、すっげぇ眠い。ダメだ我慢できねぇ、瞼が勝手に落ちて.....、すまん、ちょっと寝るわ。)
「.....っ奏多?ねぇ、...奏多?奏多、奏多っ返事してっ。」
人が死ぬっていうのはある種の自然現象。それがどういう形であれ、遅かれ早かれ生物に訪れる避けられない運命。
こうしてまた、人の命が失われるのはどうしても避けようのない現実なのだ。
どんなに強い絆、思い、契りで結ばれていてもそれは突然きて終わりをつげる。
今、奏多と呼ばれた男性のように。
誤字脱字あれば教えていただけると幸いです。




