学校
学校の扉を開ける
「おはよー」と挨拶をする。するときっと必ず返ってくる。
「おはよー」「おはよう」「ボンジュール!」たまに変な挨拶も返ってきたりして。そんな毎日がいい。安心する。
あぁ僕は嫌われていないんだ、と。
授業の準備をしていると、誰かがやってきた。
「聞いてよー!」
「なにー?」
友達の福光が言ってくる。
「あのなー。昨日さ、ひかり、彼氏と帰ってん!もうやばい。何がやばいんかは知らんけどとにかくやばい」
「そうなん。ええやん。」
「ほんまにーええわー。あんたも彼女作った方がいいで。好きな人おらんの?」
僕は笑いながら、
「おらんわ!イチャイチャできて良かったですねー!」
といつも通りの会話をする。僕も恋人できたらいいな。
「おはよー」
声が聞こえた。毎日楽しみにしている声。その声が聞こえたら笑顔で返す。
「おはよー!」
「ん」
まるで運命かのように席が前後になった。席替え最高だぜ。毎日学校が楽しくなった。ずっとそばから見ていたくて、休日よりも学校の方が楽しいのは初めてだ。もちろん、好きっていうのは伝えてない。遠くから見るだけでいいんだ。僕は隼人に話す。
「聞いてや、俺英検二級受かってん!」
「あ、そうなん?良かったやん。」
「これで新しいiPhone買ってもらえる〜!」
「今までなんやったっけ?」
「iPhone8」
すると僕らは笑って
「やばいやろ」
「うん」
そうやって話していると、他の方から話しかかってきて
「隼人ーちょっとこっちきてー」
すると隼人を頷いて
「はいはい」
(あぁ行っちゃった…まぁ別に授業で話せるしいいか)
すると後ろから声がかかってきた、
「なぁ、俊って隼人のこと好きなん?」




