三話 〜All OK! Let’s GO!〜
ロボット戦の描写がなくてすみません。
次回から戦闘が始まります。
すみません。六話にも載せますが左腕のブレードの名前を変更しました。
よく考えたら同じ名前のキャラがいることを忘れていました……(追加文)
骨も完治して、出撃許可も降りた。
医務室からはわからなかったけれど、
ここ数日は雨が降っていたようだ。
だけど今日は打って変わって晴天である。
……患者が安静にできるようにと雨音が
聞こえにくいような作りにしているらしいーー
格納庫に向かう。
今回のミッションは試験型のーー 脳波で動く端末? で、
敵を撃ち抜く? みたいな説明をされた。
ごめん。私、渡された兵器の名前とか詳細をいちいち覚えてないんだ。
まあ、きっと忘れてても「オキアミくん」が教えてくれるでしょう。
そういえば、私の機体って確かーー
30年ほど前に開発された 機体名「ライトバク」。
当時、汎用性を求めて設計されて、
現在でも現役で運用されている。
私のはAー1という識別名が書かれている。
アセンブルを見直す。
右腕 「狐火」 ーークサナギ製の低反発なマシンガン。
左腕 「甲虫」 ーーNOAで開発されたハンドガン。
左腕内臓 「アエルカムラ」 ーーNOAで開発されたレーザーブレード。
右肩 「独奏」 ーーNOAで作られたヴェクター端末。
そういえば、この“独奏“って言うのが今回の試験兵装だったっけ。
今後、戦場を変えるだろう未知の兵器ーー戦地でのテストはこれが初。
こんなものが私に任されてて大丈夫?
ライフルならともかく、これ結果によっては“ヴェクター端末“というジャンルが消えるかもなんだよね?
そんなことを考えながら機体のチェックを進める。
……あとは昨日もらったAI「オキアミくん」を乗っけて準備は終わりかな?
「マッカーソン、Aー2、出撃する。」
ちょうどカタパルトが空いたみたい。
レールの上に乗ると、エレベータがカタパルトに向かい、上昇していく。
「アイリス・アレシス、出撃します。」
「All OK! Let’GO!」
……テンション高いなこのAI。
機体がレールの上を滑り、心地よいとは言えない音が鳴る。
しかし今日は快晴だ。きっといいデータを持ち帰れるだろう。
主人公のネーミングセンスは終わってる。
一応、機体に「置く網」ということ……らしい。
あとアイリスさん。そのセリフはフラグ…………
KSK -2 <狐火>
クサナギ工業開発。妖狐シリーズ第一弾となるマシンガン。
低火力だがヘリ相手なら十分機能し、低反発なことから一般兵に人気。
ちなみにKSK -1は「花火」というショットガンである。
予備弾倉は左脚に装備。
CA -a <甲虫>
低反発だが装弾数、火力ともに心許ない。
基本は予備弾倉を複数持って運用する。
それは右脚に装着している。NOAーCODE開発。
AR -K -4 <アエルカムラ>
低出力だがレーザー刃の持続時間が長く、冷却も早い。
強いて言うなら刃が短いことが欠点。
名前の由来はアエル(風)
NOAーCODEとクサナギ工業の合同開発。
SA -3 <独奏>
NOA開発のレーザー兵器。ヴェクター端末とはいわゆるビット兵器的なやつです。
試験兵器で実戦での出力、冷却性能は未知数。今回の海上試験で評価予定。
NOAーCODE開発。
この世界のブレードは右腕が手に持つタイプ、左腕が内臓型になっている。
右腕のはジェネレータ直結で高火力だが発生が遅い。
左腕のは軽いが低出力。




