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元男の無能力な俺が魔法少女になる!  作者: あじさい
始まりの地
3/11

少女転生?

「女になってるー!!!」


鏡を見るとそこには白い髪の毛を持った美少女が。

少し自分より小柄で見た目は中学生くらいにもみえるかわいらしい少女が。


「お、女になってるって何?お兄ちゃんがお姉ちゃんになったと?」


「そういうことになる俺の主張は。」


そしてカンナは少し考えたあと


「やっぱり信じられないんだけど。」


「俺も信じられないけど、なってるんだって女の子に。」


あの自称神様は俺に能力ではなく美少女の体を授けてきたらしい。

あいつがやったとも限らないが今はそれしか要因が考えられない。

そういえば性別の女神とも言ってたきもすけども。


「ふーん、じゃー いくつか質問するから正解したらお兄ちゃんだって認める。」


「分かった。」


「お兄ちゃんの身長は?」


「172cm。」


「初恋は?」


「言葉美咲」


「好きな食べ物は?」


「白玉。」


「うん、このくらいは答えられるか。まあ、序の口だもんね。次行こう。お兄ちゃんと私が幼稚園の砂場で約束したことは?」


「将来城を買うこと。」


「お兄ちゃんが最初に買ってくれた誕生日プレゼントは?」


「シロクマのぬいぐるみ。」


「う~ん××の回数は?」


「はい?」


「だから××の回数。」


結局、答えられなかった××の回数以外は全問正解できたので妹に認めてもらえた。

××の内容はご想像にお任せします。

そんなこんなで現在朝ごはんを食べている。


「ねえねえお姉ちゃん、美味しい?」


「なあ、お姉ちゃんっていうのやめてくれない?」


「いいじゃん別に。お兄ちゃんがお姉ちゃんになっちゃったんだから。」


あんなに信じていなかったのに今は完全に信じているという。

更にウキウキまでしているぽいな。

なんか嬉しそう。


「っで、お兄ちゃん。その格好で学校に行くつもり?」


「そうだが。」


妹は俺が着ている男性制服を指差す。

なぜだ?学校に行くなら制服を着ないといけないだろ?


「そうだがじゃないよ。その格好だとせっかくの美少女も水の泡だよ。」


どうやら俺が女物ではなく男物の制服を着ていることに文句があるらしい。


「それに、髪型もサラサラな髪の毛が生かされていないよ。もっと可愛くしなくちゃ。」


妹はカーテンを開き部屋に光をいれる。

そしてニヤニヤしながらメジャーを持ちこっちに来る。

皆様のご想像どうり採寸された。

スマホを片手に影から刀を取り出し段ボールを切り影を作る。

まさか、ないよな。

その影から浮き出てきたのはうちの学校の女性用の制服だった。


「んじゃ、着よっ。」


結局、俺が強制的に着させられることを拒んだため自分で着替えた。

でも、まだ抵抗があるなこの体を見るの、自分の体なのに。

さすがにまだ髪の毛の方は自分ではできないので妹にやってもらった。


「こ、これが俺か?」


鏡を見ると先ほど以上にかわいい。

自画自賛というわけではなく普通に自分じゃなくて普通にいても引かれていたと思うくらいに。


「可愛くしてやったんだから胸はっていってね。」


そして、俺の女としての人生が始まったのであった。


-言葉美咲


いつもの時間、五月と登校する時間だ。

私はリュックサックを持ち外に出る。

私の愛しの五月と今日も登校できるんだから。

そう、私は五月が好きだ。

五月自体の全てが好きだ。

五月のためならなんだってする。

大好きな五月のためなら。

扉を開け玄関に出る。

いちよう一軒家だが私は親が仕事で海外にいるから、家は一人で暮らしている。

鍵を閉めて五月の家の前で待つ。

いつも出てくるのは私の方が早いのでこうやって待っている。

そろそろ出てくるかな?そう思っていると扉が開いた。

そこから白髪の少女が出てきた。

女の私からしてもかわいい見た目。

何?この胸の高鳴りは。

でも、その高鳴りを一瞬で止めるほどの考えが頭に浮かんだ。

この子は五月の家から出てきた。

でも、うちの学校の制服を着ているしうちの生徒だ。

でも、カンナちゃんは中学生だし、もっと幼い見た目をしている。

お姉さんもいるけど海外の大学に行っている大学生だし。

まさか、五月の彼女!?

そう思っていたつかの間彼女のほうから話しかけてきた。


「美咲、おはようー」


「おはようって、あなた誰?」


「あっ女になってたこと忘れてた。」


女になった?え?どういうこと!?


「え?五月?」


「そうだよ。まあ、なんだ朝起きてたら女になってたっていうやつ。」


しゃべり方や一人称は五月だし、ひとまず信じよう。


「じゃー本当に朝起きたら急に。」


今、五月と話している。

それにしても女になっても五月はいい!!

かわいい、キュンとする見た目。

何!?男の時もあんなにカッコよくて女になっても私の好みの美少女ー

どれほど私の好みな訳?

絶対柔らかいほっぺた、ぷにぷにしたい。


「美咲、美咲?おーい美咲。」


「わぁ!!」


「美咲大丈夫?」


少しぼーとしすぎてたらしい。

この道、見えてきた校門が。


「あのさ美咲。この姿で学校に普通に行ったら驚かれると思うんだけど。どうしたらいいと思う?」


私は少し考えてある答えを伝えた。


-白瀬五月


学校についた、そして美咲に言われたことを実行する。

美咲の提案はいつもどうり普通に行って驚かせろということだった。

そして実行に向けて廊下を歩く。

廊下はざわついていた。

どうやら俺の見た目を見て驚いているようだ。

自分でもなんだが知らない美少女がうちの学校に急に来たらそりゃ驚くし目も奪われる。


「五月、モテモテだねー」


「いじるなよ。」


その目線は男子だけではなく女子からもあつい...

とうとう教室についてしまった。

教室の中でも視線が厚い。

正直ここまで厚いと逆に引くレベル。

あちらこちらで疑問の声が出ている。

転校生?とかうちのクラスにいたっけ?とか。

まあそんな声無視して進むのだが。

そしていつも通り自分の席に座る。

白瀬五月の席に。

周りの声が変わる。

なぜ五月の席に座ったのかっと。

そしてある男が近づいて来る。


「ここは君のじゃないぞ。ここは俺の奴隷の席だぞ。」


誰が奴隷だとも思ったが、ここは一つ冷静に。


「ここは僕の席で間違えないと思うよ。」


俺は少し見た目にそぐわないと思ったので人称は僕に変えた。

僕なら僕っ子って言うジャンルあるし大丈夫だろう。


「あと、僕君の奴隷になった覚えないんだけど。」


教室がざわつく。

俺が五月って気がつく人もいれば五月がとうとう学校をやめたとか言うやつもいる。

でもやっと気がついたらしい。


「お前、五月か?」


「そうだが?何で?」


美咲の提案どうりいつも通りの五月で話す。

何も変わっていないかのどうりに。


「お前いつ性転換したんだ?」


「今日の朝、起きてたら女になってた。」


教室の奴らもやっと状況が飲み込めたらしくざわつき始める。

そりゃそうさ、無能力な俺が女なんかになってそれも朝性転換だとかマジで驚くだろう。


「あとさー僕、お前の奴隷なんかじゃないから。」


勢いで口にしてしまった、俺の本音。


「だからさー今日から僕別にお前のパシリとかするつもりないから。」


言ってしまった。

別に能力とか多分貰ってないのに言ってしまった。

絶対イライラしてるやん、この顔。


「何、顔赤くしてプンスカしちゃってんの?沸点低いわけ?マジでないよ。」


「おい、お前。何言ってんだ?」


「何って、もうお前のパシリなんかしないと言ってるだけじゃん。」


そして、俺の方に拳が飛んできた。

殴られるっと思った瞬間、目の前に美咲が来た。


「やめなさい。」


やつの拳は美咲の手のひらにしっかりと止められていた。

やつはチッと舌打ちをし、席へ戻って行った。

チャイムがなりみんな席に戻る。

そして、先生が入って来る。

先生は少し驚いた顔をしたがそのままホームルームを始めた。


「白瀬、ちょっと来い。」


ホームルーム終了後やはり先生に呼ばれた。

職員室につき先生が口を開く。


「白瀬、お前何があった。」


「朝起きたら女子になってた。」


「妹から連絡があった通りか。」


「んで、本題はなんですか?」


「今の話しも本題みたいなものなんだがな。まあ、いちよう進路の話だ。本当に国能研大でいいのか?」


「はい。」


国立能力研究所附属大学。

日本トップクラスの能力の大学だ。


「でも、あそこは白瀬が嫌いな能力専門の大学だぞ。」


「だからこそ行きたいんだ。あそこなら見つけられるかもしれない、無能力者が能域を破って攻撃する方法を。」


能域、無能力者が破ることができない超能力者の周りにある領域だ。

これがある限り無能力者は本当の意味で無力だ。

別に正義を行使する能力者が滅びて欲しいというわけではない。

ただ、理不尽に差別され自らの攻撃が効かない相手に逆らう一つの手立てを作りたいだけだ。

今の俺のように差別される無能力者を救うために。


「でも、試験の方は大丈夫なのか?確か能力の実技試験もあるよな。」


「無能力者の場合、試験内容が運動神経の検査だけになるし、学力検査との比が1:5になのでそんなに影響しません。」


言っておくが、俺は能域がなければ並の能力者よりも運動神経は良い。

だから実戦戦闘でない実技試験くらいなら実はこなせる。


「まあ、白瀬は学習系の能力者もいる中で頭脳は学年5位。きっと行けるだろう。だが周りはきっと能力者ばかりだろう。そんな学校に行って大丈夫かと聞いているんだ。」


俺は皮肉も込めて言った。


「まあ、この学校の生徒環境に比べればマシだと思いますよ。」


先生は何も言ってはこなかったが申し訳なさそうにしてくる。

学校で味方してくれるのは担任と美咲だけだけどもな。

俺の担任、葉山先生は俺の相談にも乗ってくれる優しいせんせいだ。

実は先生は俺が小学生の時にいじめられていたところを助けてくれた人だった。

先生の能力拡大演算領域は相手の演算領域で自分の演算を展開できるという能力だ。

ただ、発想を広げたり考えを出したりするにも使えるが、大量に相手の演算領域で演算することで相手を気絶に追い込むこともできる。

とても正義感が強く、守ってくれるなのだが上からの圧力が強く俺を守りきれてないことに責任を感じているというわけだ。

俺的には今の文句は学校に対して言ったつもりだったんだがな。

じゃあこんな学校来なければよかったじゃないかと言われそうだが否定しよう。

この世界の学校なんてどこでもこんなもんだ。

だったらできるだげ頭がいい学校行きたいだろ?

そういうことで近所だし県内でも優秀な方のこの学校に来たというわけだ。


「時間を取らせてすまないな。」


そして教室に入り、授業に戻った。

読んでくれてありがとうございます

暇があればまた書きます。

よかったらいいねの方よろしくお願いします

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