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元男の無能力な俺が魔法少女になる!  作者: あじさい
始まりの地
10/11

脱獄した錬金術 後編

今のところうまく行っている。

俺が美咲に伝えたもう一つのこと、それはこの付近に誰も来させないことだ。

さらにこの付近の住人は既に避難している。

だから住宅街の真ん中でも変身ができる。

そろそろ変身する時だ。


「嬢ちゃん、トリガー式の能力者だろ?」


バレた!?

いや、感なのかも。


「なん...でそう思うんですか?」


「だって君、無能力者にしては俺に自信満々で来すぎだもん。」


そういうことか。

確かに無能力者にしては自信がある動きだ。

だが、今更バレた所で問題ない。

だって今から能力を使うのだから。


「貴方の予想通りですよ。」


そして俺はステッキを出す。

更に変身を行う。

魔法少女の力、その力を信じて戦うんだ。


◇◆◇◆◇◆


「君だったのか、魔法少女は。」


奴は少し驚いた顔をしていたが、すぐに顔を元に戻った。


「あんたは脱獄犯だ。ブラフくらい当然だろ?」


あいつは少しニヤってした後構えの体制に入った。

余談はここまで、ここからが本当の勝負ってことか。

俺も備える。

そして風が吹く、瞬間奴が動き出した。

それに対抗する様に俺も動く。

感覚的には長く感じたが、0.1秒よりも身近間にぶつかりあり殴り合う。

いちよう魔法少女なのにな...


「やっぱり、お前強いな。見込み通りだ。」


奴はなんか興奮している気がした。

魔法少女状態は防御強化などはあるがそんなに身体能力の向上はない。

だが、しっかりと対応できている。

殴って、防いで、殴り、避けるそんなことの繰り返しのような戦いだ。

何度か柔道の技をかけようとしたが警戒されているのか避けられてしまっている。

だった、合気道だ。

相手も全力で来ているならその力を利用してできる。

そしておもいっきり来た奴を投げた。

だが投げている途中でふり剥がされた。

その結果、奴に距離が取られてしまった。


「おっと、危ない。やっぱり強いなお前。今度は合気道か?」


「そうだ。言っただろ?何個か武道やってるって。」


結構切り札だったんだけどな、やはり対応されてしまった。

そして距離が取られた。


「戦闘スキルじゃやはり俺が劣るか。じゃあ使うか、俺の能力を。」


その途端、一気に気配が変わった。

能力を使おうと思うか思わないかでこんなにも変わるのか、気配が。

世界最強の錬金術師の名も伊達ではないようだ

この圧倒的な気配こそSランクの力なのだ。

だが負ける訳にはいかない。

俺も全力を出そう、魔法少女で。


先に仕掛けて来たのは奴だった。

奴は作り出した水銀を触手のように伸ばし固め、攻撃をしてきた。

俺はそれを避けてビームを打ち返す。

それをあいつは防いだ。

でも、こっちの魔法は想像魔法。

思ったとうりの魔法が打てるのだ。

だったらイメージは弾丸、速度は出来るだけ速く、出来るだけ多く打ちっこむ。

その魔法を想像すると魔法陣が奴の周りにあらわれそこから弾丸が飛び出す。

奴はそんな球を能力で作ったチタンによって多方面で防ぐ。

だがそれは作戦だ。

わざと打ち込まなかった場所に隙ができた、そこに打ち込む。

全力のAランク魔法いつもなんかより高い威力を想像してビームを放った。

だが…それを奴はその方向も防いだ。


「隙をついたか…技量は確かだ。だが、能力では俺に敵わない。」


そして奴はタングステンを作り出し、思いっきり攻めてきた。

多タングステンは奴の作れる金属の中でもかなり強いだろう。

当れば尋常じゃないダメージが入る。

それを危惧した俺は避けようとした。


しかし...既に腹の方に入ってた。

かなり痛い、多分いじめられ続けてなければ耐えられなかった。

殴られ続けるのはかなり痛い。

抵抗すればいいと思うだろう。

もちろん最初は抵抗した。

だが、ジャミングを知る前の俺に取っては抵抗したところで無力で何も意味ないことだった。

だけどそれのおかげで今は痛みに耐性がある。

動けるな、まだまだ。


「今のを食らって耐えるか、やはり嬢ちゃん強いな。」


普通に立ち上がった俺を見て奴はそう言った。

だが実際は痛みの耐性はあってもがダメージはすごい。

腹に入った攻撃は俺をしっかりとと吹き飛ばしてくれちゃった。

重い一撃、もう一度も食いたくないくらいの。

だが、戦うしかない。


でも、そんなことを考えている間に間合いが詰められていた。

だから避けることもできずまたお腹に食らった。

さっきよりいいのが入ってた。

またもや飛ばされ倒れている。

ダメージで体がうまく動かせない。

防御増加、ダメージは軽くなっている。

それでも協力なものを食らった。

でも、さっきまでと同じ事は絶対同じことは起こさ無い。

立ち上がる前に移動するイメージをして少し距離をとり立ち上がる。


「嬢ちゃんそんなこともできるのか。やっぱり嬢ちゃん面白いな。」


「これでも魔法少女なので。」


だが、ワープは流石に消耗が激しい。

Aランクの魔法より実は消耗している。

何どもポンポン出せるもんじゃないな、流石に。

Aランク魔法も後数回しか打てないな。

もう、あれをやるしかないのか?

でもあれはリスクが高すぎる...


◇◆昨日◇◆


「ありますよ、対策方法。」


猫又がそう言うと、みんな驚きが隠せなかった。

そして、その具体的な対策について猫又は話した。


「Sランク能力を出す方法があるのか!?」


正直驚いた。

魔法系統の能力は基本的にその能力に見合った魔法までしか出すことができない。

でもSランク能力を出す方法があるのか、しかもAランクの俺が。


「ただし、無代償ではできません。それなりに代償が付いてきます。」


その犠牲こそ...


◇◆現在◇◆


魔法少女の能力の一日使用停止。

それが犠牲だ。

詳しく言うとステッキに負荷がかかり壊れてしまう。

簡単に言えば高電圧をかけた線が断線するようなものだ。

そのステッキが治るのに一日かかり、その間使えないので実質能力が使えないのと変わらないのだ。

そのかわり10秒間のみSランク能力が使える。

本来ならそれを必殺のように使えるのかもしれない。

でも、能力が使え無い状態は俺にとってはかなり危険な状態なのだ。

普段俺の能力には隠密効果がついて、人から正体がバレづらい状態にある。。

だからこそ能力安心して使えてる。

だが、使用後能力を使えないとなると正体がバレる可能性がものすごい上がる。

それに、同じSランクで倒せる保証なんてない。

だから、できるだけ使わないで倒したかった。

だが、今のままでは本末転倒になってしまう。

やろう、俺の全力を。


イメージは隕石、火力は杖の全力を超える感じ。

十秒間だけなら二つは打てる、だったら俺は。


「ビームか、さっきと同じ戦ぽ…いやこいつは、Sランクか。」


「ああ、そうだ。Sランク魔法、火炎砲だ。」


奴はギリギリそれを防いでいるがさらに、そこに。


「コスモメテオー」


火炎砲を撃つ間に周りの魔法陣から隕石を召喚

奴に複数の隕石を直撃させる。


「行けー」


直撃した瞬間、大爆発が起きる。

避難を頼んでよかったー葉山先生にも感謝しなければな。

実は葉山先生にも能力については伝えてあった。

危機的事態の時に避難を迅速に対応してもらうためだ。

先生も俺の事情を知っている。

まあ、止められはしたが協力してくれたようだ。


ステッキが爆破し、変身が解ける。

最大火力、ぶっちゃけ辛いもう動けないな。

やられてくれているとありがたい。

時期に連盟も来る、逃げなければ。


「待て…」


この声、もしかして。


「まだだぞ、嬢ちゃん。俺はまだ戦えるぞ。」


戦えるのか、まだ!?

あいつを見るがもうぼろぼろ、でも立ち上がる。

俺はもう戦えない。

頼むから、止まってくれ。

火力が足らなかったのか?

くそ、どうすれば…


「すごい火力だった、嬢ちゃん。ここで摘むにはもったいない芽だ。だが俺の目的には危なっかしい芽だ。ここで摘まなければ。」


奴ももう、体力的にも能力は使えない。

こちらの方に向かってくるのは、直接やるためなのか?

奴はナイフを取り出してこっちにくる。

俺はもう動…ける?

さっきまで全く動けなかったのに、回復してるのか?

それに全身から力が湧いてくる。

能力はもう使えないのにどうして?

まあいい、今は足掻く。


「こっちだって戦える。まだまだな。」


そうして俺は立ち上がった。

まだ、負けられない。

そして立ち上がりあいつにまで一瞬で近づく。

いつもより火力が出てる!?

そして拳を奴に入れる。

ダメージが入った。

能力が発動しているのか!?

そして奴は飛び倒れた。

だが、何で倒せたのかは考える時間は無いな。

気絶してる、勝てたんだな。


「猫又、いるんだろう?あとは頼んだ。」


「はい、お任せください。」


急に体力にまた限界が来てもう動けない。

奴の襲撃があった時、猫又は猫になってそこからずっとついて来ていた。

猫又には戦いに参加しないように言っていたから手出しして来なかった。

参加させなかったのは俺が動けなかった時に奴を回収してもらうためだ。

頼んだぞ、猫又。

よろしくな。

そして俺は倒れ込んだ。


◇◆◇◆◇◆


起きた時には事件は終わり、病院にいた。

まあ、あの時の回復のおかげで外傷はなし。

連盟の取り調べも受けたが、俺は謎の能力者が奴を倒したとにして俺がやったことがバレないようにした。

まあ世間では五芒星なんじゃないかということが予想されて話題になっていたが。

まあいじめてきていた奴も事情聴取を受けたようだが、あまりにも衝撃が強かったようで何も覚えていなかったらしい。

まあ、体力の問題的に翌日まで経過観察を受けることになった。


◇◆◇◆◇◆


夜、寝ると一週間ぶりにあの世界にいた。

あの白い世界だ。

そしていつもどうりクロエさんもいる。


「久しぶりね、五月くん。」


「久しぶりです。」


そして、俺は気になっていることを聞くのだった。

今回は少し短め。戦闘シーンまだ難しいなー

案外難しいな。

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