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社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

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帰還と魔石投入と防具強化!

 無事に拠点に戻ってきた。

 リンは食事を作ると草原ダンジョンへ。

 トウコもついていった。



 俺はクローゼットダンジョンの管理コンソールに魔石をざらざらと投入する。

 カマキリ、コウモリ、ゴブリンが主である。

 十六階層以降では、クモの数は少ない。


 大量大量! いいですな!

 俺は魔石数が増えるのを見て満足げにうなずく。


 ゴブリンの魔石を投入する前に、モノリス(ショップ)の魔石数を確認。

 投入していくと、中級ゴブリンの魔石数が増える。

 やはり、十六階層からは中級ゴブリンが出るのだ。



 続いて腰袋から取り出した戦利品を机に並べる。

 上質な鉄鉱石。輝水晶(きすいしょう)


 治癒薬も手に入れたがしまっておこう。



「うむ。豊作だ! これを使って防具を強化しよう!」


 前回は武器を強化した。

 今回は防具だ。


 防具の要所には金属の補強を入れている。

 これを上質な鉄鉱石で強化。

 重くならないよう、厚みは最低限にする。


 装甲で防御力を上げてもしかたがない。

 回避こそ俺の命である。



 さて、防具を強化するためのワイヤーを作ろう。


 作るのは蜘蛛織(くもおり)ワイヤー。

 蜘蛛の巣に似せて編むことで強度が出る。


 前にも作ったが今回は素材が違う。

 アップグレードするのだ。


 これまでの素材はステンレスだった。

 店売りのワイヤーを【忍具作成】で加工したもの。


 今回は上質な鉄鉱石を使う。


「【忍具作成】――上質な蜘蛛織(くもおり)ワイヤー、完成だ!」


 見た目に違いはない。

 引っ張ったり斬りつけたりしてテストしていく。


 うん。強くなった。

 【中級忍具作成】による強度強化もかけておく。


 次。

 これを使って防具を強化する。

 帷子(かたびら)の部分を上質な蜘蛛織ワイヤーで置き換えていく。



 この素材はいい。

 軽量で強靭で柔軟。


 リンやトウコの装備を作っても露出度が下がらない。

 じゃなくて、しっかりと命を守ってくれる。



「さて、新素材のカマキリの前脚だけど……」


 俺はそれを手に取ってまじまじと見る。


 カマ状の腕。

 と言っても鋭い刃物とは違う。


 似ているのはカニのハサミだろうか。

 甲殻にも似た硬質の素材。


 とげとげとしている。

 腕でも挟まれたら簡単には抜けないだろう。


 強度を試すために叩いてみる。


 軽くて薄い。それでいてかなり固い。

 トンカチで強めに叩くとひびが入る。


 強度は鉄鉱石に劣る。

 軽さに対しての強度は悪くないけど……。


 まあ、鉄鉱石のほうがいいかな?

 改めて別の防具を作るほどの魅力は感じない。


 カマキリの魔石は汎用ポイントに変換してしまおう。

 当然、カマキリの肉を食べる気はない。

 ほかにいくらでも美味しいものがあるのだ。

 昆虫食は避けたい。



 トウコが呼びに来た。


「店長、ご飯っスよー」

「おう、すぐいく!」


 おいしいご飯を食べ、風呂に入る。

 疲れが湯の中に溶けていく。


 ふう。

 今日も楽しい探索だった!

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― 新着の感想 ―
[一言] 軽くてそれなりに硬い素材…魔石変換効率や防水性能にも寄りますが、船の素材とか? 並べて束ねて軽くて取り回しの良い大盾とか?その棘を利用したシールドバッシュで火力になるかも。 他には槍の柄にも…
[一言] ダンジョンで飯食って風呂入るのが日常になっとる… 寝るまで入ったら完全ダンジョン生活だな!
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