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社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

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第七エリア高台偵察!

「よし! 木に登って周辺を確認するぞ!」

偵察(てーさつ)っスね!」

「はーい!」


 アカシアの木の元に到着した。

 背が高く、幹にはトゲが生えている。

 葉はみずみずしい。


「あっ! お花が咲いてますよ!」

「レアっスね!」


 アカシアの花は【毒術】や【薬術】の素材になる。

 そして――食べられる!



 リンはいそいそと調理道具を用意している。


「ここでごはんにしますか?」

「ああ。そうしよう」


 もう準備してるし!


「やたーっ! ごはんっごはんっ!」

「じゃあ俺は木に登って周辺を確認してくる。トウコは周囲を警戒して――」


「あっ! スライムがいるっス! うらうらっ!」


 スライムが弾丸を受けて弾ける。

 銃声が敵を呼びそうな気がするが――まあそれはそれでよし!


 動きがあれば敵を見つけやすくなる。

 いちおう自律分身を出して、トウコにつけておこう。



 トゲのある幹を【壁歩きの術】で登っていく。

 高い位置から見渡すと周辺の状況がよくわかる。


 どれどれ?


 緑の草が生えたところ、赤土の露出したところ、草の丈が高いところ。

 ところどころにアカシアの木。

 知らない木も生えているな。


 新エリアは見所が多そうだ!



 近くの草むらががさがさと揺れている。


「おーい、トウコ! そっちになにかいるぞー!」

「リョーカイっス!」


 飛び出してきたスライムをトウコが撃ち倒す。

 緑っぽいスライムだ。

 草を食べて育ったんだろう。


「リン! 花を落とすぞー。トゲに気をつけてくれ!」

「はーい」


 花のついた枝を上から投げ落とす。

 床に落ちた枝をリンが拾い上げていく。



 手でひさしを作って遠くを確認する。

 おっ! ところどころ水場があるな!


 一番近い水場はギリギリ様子が分かる。


 ワニがいる。っていうかいっぱいいる!


 水場に集まるっているようだな。



 俺は木を降りる。


「あ、ゼンジさん。少し準備に時間がかかるので待っていてくださいねー」

「おう。じゃあ俺はワニ素材でなにか作っておくよ」


「なにを作るんですかー?」

「足防具を作ろうと思うけど、色とか形とかの希望はあるかな?」


「お任せしますー」

「んじゃ、こっちで考える。料理、楽しみにしてる。あとでな!」


「はい! 私もたのしみですー」



 俺は少し離れた日陰に座り込む。


 素材を並べる。

 ワニの皮、角、牙。それに魔石。

 たくさん狩ったので数は充分にある。


 布など足りない素材もあるが、魔石を多めに使えば補える。



 少し離れた場所でトウコが戦う音が聞こえる。

 銃声がモンスターを引き寄せているのだ。


 そのおかげで俺たちは比較的安全だ。

 自律分身もいるしなんとかなるだろう。


 危険があれば音を出して知らせるように言ってある。


 さあ、ちゃちゃっと作ってしまおう!

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― 新着の感想 ―
[一言] 量産型ワニは一撃で倒せるようだからリンちゃんの解体でブスっとやればお肉取り放題?
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