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社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

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第六エリアの偵察をしよう!

 第四エリアの小山に戻って休息をとっている。


「いやー。連発はヤバいっスねー!」

「ボス戦のあとだったしな。ちゃんと魔力を管理しろよ」


 戦闘後にダウンしてどうする!


「へへ! そうっスね!」

「そういえば基礎スキルのスキルレベル向上も解放されたんだろ?」


「うぇ? あー、されてないっス!」

「あれ? どうしてー?」


「だって【銃創造】は基礎スキルじゃないっス!」


 ん……?

 基礎スキルじゃない?


 俺の場合は【分身の術】を最大レベルにしたとき【忍術】のスキルレベル向上が解放された。

 【分身の術】は【忍術】に紐づくからだ。


「あ、そうか! 【銃創造】は単品のスキルなんだな!」

「そーっス! だから基礎スキルは関係ないっス!」


 スキルレベル向上であれば関連スキル全体に調整をかけられる。

 まあトウコのスキルは単品でも強力だからバランスは取れているのか?



 リンが焼き上がった串を俺たちに手渡してくれる。


「はーい。お肉焼けましたー。これが最後のワニさん肉です!」

「いただきます」

「いただくっス! うまー!」


 トウコはほかほかと湯気を立てる串を頬張る。

 ワニ肉の串焼きに塩コショウを振ったものだ。


「うまい! これでストックしていたワニ肉も最後か……」

「またボスワニさんが出てくるのは数日後ですねー」

「そんなに待てないっス!」


「いや数日くらい待とうぜ。少し育つのを待って捕獲すれば……」

「すぐ食べたいっス!」


「いや、いま食べてるだろ……」

「シカさんのお肉ならたくさんありますよー」


「そうだっ! 次のエリアに進めばワニがいるかもしれないっス!」

「第六エリアか? 川を渡らなきゃ行けないぞ」


 【水忍法】を使えば川を渡ることは造作もない。


 水面を固めても川の流れは止まらない。

 それでも俺一人なら走り抜けることはできるだろう。


 三人でとなると難しい。


「川の水をせき止めたらどうっスか?」

「そんなパワーはないっての! 川まるごと止めるなんて無理だ!」


「ボスさんも倒したし、今日は帰りますか?」

「いや、この先を偵察する。俺一人で行ってくるからここで待っていてくれ」


「ええっ? 一人でですかー?」

「深くは進まない。渡河(とか)するポイントを探って次回の計画を立てるだけだ」


「泳いで渡れるんじゃないっスか?」

「流れも遅いし、できないことはないけどな。ただ濁った水の中になにがいるかわからん。そのあたりも探ってくる」


 前に自律分身が偵察した時、水中に魚などの生物はいなかった。

 深さは腰より深い。そのあたりで引き返したが、もっと深い部分もあるだろう。


 ひざ下程度の水流でも人間を流すには充分な力を持っている。

 無理をして渡る危険は冒せない。


 ちゃんと偵察して、安全に渡れる算段をつける。


 【水忍法】がある今ならそれができる。

 いざ、川の調査へ!

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― 新着の感想 ―
[一言] 実は川の底には獲物を川に引き込む罠生物が…びっしりと!
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