表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

871/1500

というわけで俺の忍法も見てくれ!

 【モデル】のレベルを上げた価値はあった!

 効果はばつぐんだ!


「うぅー! リン(ねえ)! たまらんっス!」

「トウコ! 落ち着こうな!」


 俺はトウコの襟首をつかんで止める。


「と、トウコちゃん大丈夫?」

「大丈夫じゃないっス! つよつよスキルじゃないっスかー!」


「たぶん、俺たちには特別効くんだろうな。抵抗する気がないし……」


 自分から引き寄せられてる感がある。

 本来は注目を集めるスキルのはずだ。


 恋心や性欲をかきたてるスキルではないはず。



「リンの気持ちの変化で、これだけの効果が出るのか?」

「気持ちだけじゃなくて【魅力】をオンにしたんです!」


「ああ、そっちか! そういえば普段はオフにしてるんだったな」

「はい。心に働きかける力はダメかと思って……でもゼンジさんが遠慮はいらないって言ってくれたので迷いが晴れました!」



「カミヤの件で印象悪いからなぁ。でもリンが使う分には問題ないと思うぞ」

「あたしたちは最初っからリン姉にベタぼれなんで!」


「ふふ。そう……そうですか?」

「うん。スキルなんかなくても、もともと好きなんだ。だから遠慮はいらない」


 もう何度でも言っちゃうよ!


 こういうのは減るもんじゃない!

 むしろ言えば言うほど増えるのだ!


 リンは真っ赤に火照った顔に手で風を送っている。


「あ……あはは……顔があついですー。ゼンジさんも魔法を使いましたねー!」

「あたしも体があついっス! 温めてくれていいんスよ、店長!」


 トウコが指をワキワキしながら俺に向かってくる。

 俺はその頭を手で押さえ、ヨダレゾンビの侵攻を止める。


「なぜそこで矛先を俺に向ける! まず頭を冷やせ!」


 俺もだが!

 いったん落ち着こう!



 そういうわけでコーヒーを淹れた。

 一服して心を落ち着かせる。


「ふう……。いや、【モデル】はとんでもなかったな!」

「あたしわかったっス! たぶんヘイトを取るスキルなんスよ!」


 リンがギクッとした顔になる。


「えっ? ヘイトって……嫌われちゃうってことですか!?」

「違うって! ゲーム用語で、敵に狙われやすくなるパラメータのことだよ。憎悪や敵対心を煽って、敵を引きつけるんだ」


「よくあるのは【挑発(タウント)】っスね! かかってこいー! みたいな技っス!」


 トウコが腕を曲げて力こぶを見せつけるようなポーズをとる。

 さらにでんぐり返ったり飛び回ったりし始める。


「うらうらー! ひゃっはー! よゆーっス!」


 最後にどや顔で親指をぐっと立てる。


「やりきるのかよ……」


 リンがうなずく。


「これが挑発のポーズなんですね!」

「いや! そうだけど違う!」


 信じるな!

 リンが不思議そうな顔で親指を立てている。


「えっ? このポーズで敵さんの注意を引けるんじゃないんですかー?」

「ゲームのマネしたけど意味はないっス!」


 超人気格闘ゲームの伝説の技をマネしているのだ。


 だがポーズに特別な効果はない!

 自分が不利になるだけの技である!


「ややこしいタイミングで意味のないことをするな!」

「へへっ! やらずにはいられないっス!」


「よくわかりませんが……【ポージング】はモンスターさんにも効くんでしょうかー?」

「それはぜひ試そう!」


「はい!」

「あ、その前に俺もスキルを取ったんだ! ちょっと見てくれよ!」


 モンスター相手に試しに行く前に俺のスキルも二人に見せておきたい!



 トウコが目を輝かせる。


「おっ!? ついに忍法(にんぽー)っスか!?」

「おうよ! 【水忍法】と【風忍法】を取ったぞ!」


「うえぇ? まさかのイケメン枠を二重取りっスか!?」

「悪いか!」


「二つ取ってもイケメンになるわけじゃないっス!」

「そういうつもりで取ったんじゃないわ!」


 リンが不思議そうに言う。


「あれ? 魔法と違って両方とも取れたんですか?」

「ふふ。よくぞ聞いてくれた! 【検証者】を使った裏技で同時に取得したんだ!」


 リンが小さな拍手を送ってくれる。


「わあ! すごいですねー!」

「こういう場合はズルくても良いんだ!」


 トウコが親指を立てる。


「さすが店長っス! さすが忍者汚いっ!」

「ホメ言葉と受け取っておこう!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] イケメンになるつもりではなくてもかっこいいから取った面は否定できない…!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ