表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

762/1501

すすめ! 洞窟探検隊!

 そうこうしている間に、自律分身の服の補修も進んでいる。

 トウコは自律分身の全身にペタペタと包帯テープを貼っていく。


 それなりに被弾していたようだな。

 やはりコウモリの爆撃は厄介だ!


「できたっス!」

「サンキュー。痛みもマシになったぞ!」と自律分身。


 変則的な包帯でも【応急処置】の回復効果が適用されたようだ。


「ちゃんとケガにも効くんだー。すごいねトウコちゃん!」

「へへ! めずらしく役に立ったっス!」


 ポーションのせいで影が薄くなりがちな【応急処置】。

 こういう軽いケガにはちょうどいい!



「応急処置さまさまだな!」と自律分身。


 自律分身が大きくうなずく。


 ん……?

 俺はその動きに違和感を覚える。


 なにかちらっと見えたんだが……。

 【暗視】は細部が見えにくいのが難点だ。


 じっと目を凝らす。

 ああ……。包帯にスキマがあって肌が見えたのか。


 なるほど……粘着剤がない部分か!


「あー、トウコ。すまんがこのへん、もうちょい貼ってくれ」

「あれぇ? 肌がチラ見えしてるっス!」


 使ってみないとわからないよな、こういうの。

 改善の余地があるな!


「両サイドにしか粘着剤はないから、タテヨコ逆にしてふさぐ感じで貼ってくれ」

「あー、そっスねー! ほい!」


「サンキュー」と自律分身。

「ずいぶんと包帯だらけになったな」と俺。


 自律分身が自分の体を見る。


「……このまま攻撃受け続けると服が全部包帯になるのかな?」と自律分身。

「はは。全裸になるよりはいいだろ」と俺。


「はじっこにスキマができるんで、次は長めに貼るっス!」


 ぴったりしたサイズに切ると端にスキマができる。

 なら長めに切れば問題ないってことか。


 ザツな解決法だけど、鱗粉の侵入を防ぐためなら充分だな!


 普通の包帯とガムテープの組み合わせでいい気がしてきたが……。

 まあ、応急処置ってことでヨシ!



 幾度かの戦闘をこなし、順調に探索は進んでいる。


「お、分岐があるな!」

「どちらに行きますか?」


「とりあえず分身を送ってから考えるか」

「どっちでもいいっスけどー」


 判断分身を両方のルートへ送る。

 しばらくして――


「右から爆発音っス! コウモリがいるみたいっスねー」

「んじゃ、そっちに行こう」


「あれ? 敵がいないほうに行くのかと思ってましたー」

「敵がいないルートが正解とも限らないしな。挟まれると面倒だから、近いほうから叩く!」


「いいっスね! どんどん倒すっス!」

「たまにはそういうのもいいですねー」


 いつもなら戦闘を避けることもある。

 この階層ではそれはできない。


 やり過ごしても敵は減らない。狭い通路で前後から挟まれては不利だ。


 ならば、かたっぱしから倒してしまえばいい!



 コウモリを撃ち落とし、ゴブリンを蹴散らして先へ進む。


「水量が増えてきたな」

「川みたいになってきたっス」

「滑らないように気を付けないと……きゃっ」


 バランスを崩したリンを支える。


「あ、ありがとうございますー」

「おう」


 足場が悪くなってきた。


 別にリンが不注意なわけじゃない。


 ステータスやスキルの差だ。

 俺とトウコは敏捷のステータスでバランス感覚や素早い動作が補強されている。

 【歩法】などのスキルもある。


 リンも【モデル】のなかに【ウォーキング】があるらしいけど。



 トウコは軽快に歩いていく。


「この道、ちょっとくだり坂っスねー。よっと!」

「ふざけて水に踏み込むなよ、トウコ」と自律分身。


「しないっスよ!」


 流れが早く、足を取られてしまうだろう。

 どんどん水量が増えてきて、足場より水の流れのほうが増えてきた。


 このルート、大丈夫なのか?

ご意見ご感想お気軽に! 「いいね」も励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ダンジョンの中に溺れる程の川があったり…!? そのうち湖のある階層とか出そう
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ