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社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

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ハルコさんと御庭の個別面談結果!

 落ち着いたところで声をかける。


「それでハルコさん。面談どうだった?」

「あ、はい。いろいろ説明してくれました。忍者とか、認識阻害とか、悪性ダンジョンとかですねぇ?」


 俺たちが訓練している間ずっと話してたんだから、それなりの時間が経っている。

 御庭の話は長いからなぁ……。


「とくに、情報の取扱いに気を付けるようにクドクド言われましたぁ」

「クドクドね。でも、しかたないだろ? ハルコさんが世界から追放(パージ)される危険があるからな」


 普通の企業とは違う意味での情報管理だ。

 ダンジョンや異能のことを知られると、世界から切り離されてしまう。


「ツイスタへの投稿は禁止、匂わせたりもしないこと、だそうですぅ!」

「当たり前だけど、仕事の内容をネットに上げたらヤバいからな」


 このあたりの注意は俺にはほとんどなかった。

 俺は目立ちたくないし、言われなくてもそういうことはしない。


 これはハルコさん向けの注意点だな。


「他にもいろいろ覚えなきゃいけないみたいで、しばらくここに通うみたいですぅ」

「へえ? 俺は呼ばれなかったな」


 エドガワ君が補足する。


「あ、ボクらは調査班だからですね。座学と実技がありますよ」

「ほう……どういう内容なんだ?」


「基本は動画視聴ですね。観るだけで基本的なことはわかるようになってます」

「時間がもったいないので倍速視聴でいいですかぁ?」


 そんなんで頭に入るのかね?


「あ、はい。ボクもそうしました。でも最後にテストがあるので、落第すると怒られます……」


 エドガワ君はバツが悪そうに頭をかいた。

 怒られたんだな……。


「えーそうなんですかぁ? 気を付けますぅ」


 公儀隠密の教育動画か。

 ちょっと見てみたいな。


 俺は結構、ネットで武道系の動画を参考にしている。

 でもこれって限界があるんだよな。


 濃い内容の動画があるといいんだが……。

 そういうのないかな?


「エドガワ君。その動画って、格闘技とか剣術もあるのかな?」

「ないと思います。そういうのは実技ですね。基礎体力の訓練とか、銃の撃ち方とか教えてもらえます」



 スナバさんが言う。


「俺もたまに銃やナイフを教えている。サタケが剣道や逮捕術を教えているぞ。復帰したら習ってみたらどうだ?」

「お、いいですね! 早くサタケさんに復帰してもらわないとな!」


「訓練の話を御庭さんに言うと……忍者の修行が始まっちゃいます」

「やらされたのか……」


 いや、ちょっとやってみたいよな。

 俺が受けるべき訓練って、それじゃないか?


 教わらなくてもできる気はするけど……。

 いや、ダンジョン風の忍者と現実忍者では違うかもしれないな。



「あ、でも私は実技は免除なんです。皆さんをお手伝いする係みたいな?」

「そうなのか。ハルコさんが前に立って戦ったりするイメージはわかないな」


「ボクも最初そうでした。でも……やっぱり体も鍛えておかなきゃいけないと思いました!」


 スナバさんが言う。


「ああ、現場に出る以上、なにがあるかわからん。動けるようにしておけ」


 さらに俺も言う。


「ハルコさんもよかったら一緒に訓練しよう。タダでスポーツジムに通えるみたいでおトクだぞ!」


 訓練室ではマシントレーニングもできる。

 ランニングマシーンやウェイトトレーニング器具など、一通りそろっている。


「うーん? ダイエットしようかなっーて思ってたんですけど……ちょっとだけ?」


 スナバさんがうなずく。


「よし! 簡単な訓練プログラムを作っておく。その間に走り込みから始めてくれ!」


 ハルコさんが聞き返す。


「走りこみぃ?」


 俺は柔軟体操を始める。


「いいですね、走り込み! エドガワ君も頑張ろうな!」


「えっ? ボクも? まさか今からですか?」

「あれぇ? ちょっとだけですよねぇ!?」


 このあとめちゃくちゃ訓練した。


 二人はぐったりしていたが、俺は普段と違う刺激に満足だった!

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― 新着の感想 ―
[一言] 座学のビデオにも忍者の心得とか入ってないかと少し警戒したw
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