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社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

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饒舌な天の声と、激ウマ報酬!?

<経験が一定値に達しました。レベルが上がりました!>

<経験が一定値に達しました。レベルが上がりました!>


「おおっ!? レベルが二つも上がったぞ!」


 連続レベルアップ、初じゃね!?


「こっちもっス!」

「私も一緒です!」



<熟練度が一定値に達しました。スキルレベルが上がりました!>


<【忍具】 2→3>

<【投擲】 2→3>

<【跳躍】 2→3>

<【軽業】 2→3>

<【フルスイング】 2→3>

<【入れ替えの術】 2→3>

<【身体強化・筋力】 1→2>

<【身体強化・体力】 1→2>


 おおおっ!? 天の声さんが饒舌(じょうぜつ)だぞ!?


 上がりにくい身体強化系も上がったし!


 これは【勤勉】さんが仕事してるぞ!

 働き(ざか)りだ!


「すげーな! スキルレベルが上がりまくったぞ!?」

「がんばってましたからー!」


 大盤振る舞いか!?

 バーゲンセールなのか!?



 トウコがガッツポーズをきめながら言う。


「っしゃー! いろいろ上がったっス!」


 リンは少し寂しそうに笑う。


「いいなぁー。私は熟練度であがらないんですー」

「そうか。リンはスキルが簡易モードだからな」


 便利な反面、成長性が悪いのだ。



 俺は話題を変える。


「宝箱はどうだ? よさそうじゃないか!」


 初回討伐のときは箱の装飾が豪華になる。

 二度目からは普通の箱だ。



 目の前の宝箱は豪華である!

 つまり期待できるヤツ!


「そうっス! リン姉、早く早く!」

「あっ! 開けますねー!」


 リンが開封すると、宝箱から光があふれ出る。


 おお、この演出は――!?


「キターっ! 当たりっス!」



 天の声が響く。


<おめでとうございます! エクストラボスの討伐を確認しました! クリア報酬が与えられます!>


「えくすとら……?」

「ワニのことだよな?」


 英語なら、余分とか追加という意味になる。

 追加のボス。おまけのボスってところか?


普通(ふつー)のボスとは違うんスかねぇ?」


「シカさんも第五エリアのボスでしたよねー」

「ここも第五エリアだ。ワニが二回目のボス討伐だからか?」


 拠点を中心にして、遠ざかるほど敵は強くなる。

 森もサバンナも方向は違うが、第五エリアだ。


 リンのダンジョンは向かう方向が自由。

 つまり、別ルートがある。

 そして、そこにもボスが存在する。


 同じ深さ(第五エリア)に複数のボスが居るってわけだ。


 こうなるとボスの扱いも微妙になるが……。

 だから、ワニはエクストラボスなのか?



 トウコがしゅばっと手をあげる。


「あっ。わかったっス! アイツ、育ってたからっスよ!」

「たくさん食べて強くなったから、特別になったのかなー?」


「おお、それもありえるな! 成長したボスがエクストラボスと呼ばれるってことだろ?」

「そーっス!」


「ゼンジさんは育たなくても最初から特別だったと思ってるんですよね?」

「ああ。同じ深さで二体目のボスだから、と思ってた」


 うむ……。

 どっちもありそうだ。


 最初からなのか、育つとなるのかは分からんが――

 いずれにしろ特別な個体(エクストラボス)が存在するということだ。



 天の声が再び響く。


<討伐者には――>


 空気を読んで待っていてくれたのかもしれない。

 今日は優しいぞ!



「――みんなで分けられるものをお願いします!」


 お、リンが割り込んだ!

 一拍(いっぱく)おいて、天の声が応える。


<――クリア報酬として汎用アイテムが与えられます!>


「お? 今回はスキルじゃないのか」

汎用(はんよー)アイテムって、なんかハズレぽいっス!」


 汎用って言葉には特別(スペシャル)感がない。

 なんにでも使えるんだから当然なんだけど……。


 リンが眉を寄せる。


「えっ? ハズレなんですかー?」

「どうだろな? 宝箱の中にあるのか?」


 リンが宝箱の中身を取り出す。

 中身は小さいようだ。


「あ、宝石みたいです! 光っていてきれいですねー!」


 リンが取り出したのは三つの輝く石だ。

 柔らかく発光している。


「光るビー玉っスね! アメみたいっス!」

「ビー玉て。ありがたみが減るわ!」


 リンはスルーして、虚空に問いかけている。


「システムさん。これはなんでしょう?」


 【サポートシステム】が現れる。

 三つの石をスキャンするように周囲を飛ぶ。


 【物品鑑定】しているようだ。


<名称:スキルオーブ。カテゴリ:成長素材>



 それを聞いたトウコが喜びの声を上げる。


「おー!? スキルオーブ! アタリっスね!」

「よかったー! これ、いいものなんですね!」


 リンはよくわからないけど喜んでいる。


「ゲームだとスキルがもらえたりするんスよ! しかも三つあるっス!」


 頼んだらちゃんと三つに分けてくれる天の声さん。

 やさしい。


 草原ダンジョンのボス報酬なんだからリンがもらえばいいと思うが。


「みんなで分けられますねー! はい、どうぞー」


 リンはにこにこと、俺とトウコにひとつずつ渡す。

 やさしい。


 報酬で揉めないやさしい世界!



 俺は手の上でスキルオーブを転がす。


 サイズはビー玉ほど。

 ガラスのようにツルツルした素材。

 薄く発光していてきれいだ。



「カテゴリは成長素材か。しかしこれ、どうやって使うんだ?」


 なにげに初の分類である。

 成長に使う素材って意味だろうが……。


 例によって使い方がわからない。


「魔石みたいにカジればいいんスよー」

「おい、食うんじゃない!」


 トウコが口にオーブを放り込む。

 アメ感覚で食うなって!



「システムさん。どうやって使えばいいですかー?」


<破壊することで効果が現れます>


「ほらやっぱり! 正解っス!」


 トウコがスキルオーブをかみ砕く。


「おー! スキルポイントがもらえたっス!」


 はからずもトウコのやりかたでよかったようだ。


 割ればいいらしい。

 俺はオーブを刀の柄で砕く。


 簡単に割ることができた。

 破片が手に刺さることもなかった。


 オーブは魔石を砕いたときのように、塵になって消える。

 いつもより明るくて綺麗だ。



<スキルポイント:五を取得しました>


「おお、五ポイントか。一レベル分だな!」

「私ももらえましたー! これはお得ですね!」


 これは実質レベルが上がったようなものだ。


 激ウマだぞスキルオーブ!

トウコの身体強化が熟練度で上昇する描写を修正(勤勉なしでは上がらないため)

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― 新着の感想 ―
[一言] あかん、善意で分配できる様にしたのに簡易モードで成長の遅いリンに3個使ったほうが総合的にお得なんじゃ?とか考えてしまうw
[一言] スキルポイント貰えるオーブって汎用アイテムなんだ… ユニークだったらすごいものが出そう?
[気になる点] トーコさんの身体強化が熟練度で上昇?? 勤勉はパーティ効果になるのでしょうか?
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