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社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
一章 ステイホームはダンジョンで!

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四階層制覇! 続けて、三階層でレベリングしよう!

カクヨムでも本作の投稿を始めました。

見直しをして少し表現を変えています。よろしければそちらもご確認ください!

 四階層の右ルートを進み、そのまま階段へ到達した。

 これで四階層の両ルート走破だ。マップ埋めは終わりと言える。


「これで四階層制覇! あと未踏破なのは三階層の中央部分か……」


 四階層の地底湖の底とか、天井は調査していない。

 だが、そこまでやる必要なし!

 そんな暇があるなら他にやりたいことがたくさんある。



「とりあえず小腹も空いたし休憩だな」


 階段で持ち込んだ味玉をパクつく。

 さすがに、食事と【瞑想】は両立しないらしい。


 忍者は携帯食として兵糧丸(ひょうろうがん)水渇丸(すいかつがん)を用いていたらしい。

 日持ちのする食料で、栄養価が高いものが兵糧丸。

 梅干しなど唾液を出して急場をしのぐのが水渇丸。


 俺の場合は味付けタマゴだ。

 日持ちがするし携行できる。

 高たんぱくで、ダンジョンでの運動後に食べるにも最適。


 味も濃いので唾液も出る。

 まあ、唾液が出たからって水分は摂取できないけどね。



 【瞑想】しながら次の予定を考える。


 五階層の大扉を開ければ、ボス部屋だと考えている。

 そのための準備を今しているところだ。


 準備は三工程ある。

 ひとつ目は、取得したスキルの検証。

 ふたつ目は、装備の更新。

 みっつ目は、レベル上げ。最低でも一つ上げる。



 ひとつ目のスキルの検証。


 【片手剣】は検証済。

 ナタでもクナイでも使えて【ファストスラッシュ】は使いやすい。


 【薬術】は未検証。

 【薬術】はクラフト系のスキルのようだ。【忍具作成】の仲間だな。

 素材と魔石が必要になる。


 クスリの素材となるものはダンジョン内には薬草しかない。

 ゴブリンやコウモリの肉から薬を作るのはチョット……。

 なにかヤバイものができてしまいそうだ。


 ダンジョン内では素材が限られる。

 というわけで、ダンジョンの外で準備するつもりだ。


 【薬術】の検証は拠点へ帰ってから。買い物してからだな。



 二つ目の装備の更新。


 忍者刀はまだ作れない。

 【忍具作成】のレベル3が必要だ。


 クナイは作成済。

 クナイはもともと作る予定だったので、輪に通すワイヤーなどの素材は発注済だ。

 明日には届くはず。

 ワイヤーを使ったアレコレも作りたい。



 みっつ目は、レベル上げ。


 最低でも一つレベルを上げる。

 スキルポイントは【忍具作成】のレベル上げに使うつもりだ。


 これはもう、ひたすら敵を倒すしかない。

 四階層の敵はなるべく倒してきた。

 帰りながら、敵を狩っていこう。


 休憩は充分。

 これから三階層の敵を狩っていく。

 それが終われば二階層と一階層だ。



 三階層では、ゴブリンは2匹単位で現れる。

 四階層では4匹組を相手にしても、不意打ちなしで倒せたのだ。

 今の俺なら、何の問題もない。


 コウモリも分身とマフラーで攻略パターンを構築済。


 ゴブリンとコウモリを同時に相手取ることさえなければ、安定して戦える。



「さて、狩りに行くか。見敵必殺(サーチ&デストロイ)だ!」



 三階層は暗いので【暗視】をオンにする。

 白黒視界の中、闇に潜みながら敵を探す。


 ゴブリンは、俺に気づかない。

 背後から忍び寄り、クナイの一撃で命を奪う。

 二匹目が俺に気づいてももう遅い。

 続く一撃を急所に打ち込み、魔石を回収する。


 一撃の威力はナタが勝っているように感じる。

 しかし、クナイの攻撃は内臓を傷つけ、血を流させる。

 一撃で倒せない場合でも、少し時間をおいて、死に至らしめる。



 コウモリは分身をおとりにして釣り出す。

 【瞑想】のおかげで【分身の術】もケチらずに使っていける。


 分身を出してランダムな回避運動を指示する。

 たなびくマフラーは、コウモリをおびき寄せる疑似餌だ。

 分身とマフラーに食いついたところを【投擲】で仕留める。


 【投擲】で倒せるが、操作する余裕があるときは分身による寸鉄攻撃を狙っていく。

 打撃を当てるだけなら、成功率は半分程度。


 当てたとしても、腕がコウモリに当たってしまえば衝撃で分身は消える。

 これでは失敗だ。


 寸鉄だけを当てて、手や体を当てない。

 これが難しい。

 敵を倒したうえで分身を生き残らせる場合、成功率は二割程度まで下がってしまう。


 武器のサイズの問題のような気がするので、分身用の武器を作れば解決する気がする。


 分身の攻撃用に、当初はクナイを持たせるつもりだった。

 だが、今はクナイは渡せない。

 一つしかないんだ。まだ、これを使って確かめたいこともあるし。


 べ、べつに新品のおもちゃを手放したくないからじゃないんだからね!


 ナタを持たせて試したところ、成功率は三割になった。

 悪くない。後は操作の練習だな。



 一部のコウモリは俺に向かってくる。

 タイミングを合わせてクナイの斬撃で切り落とす。

 重量で叩き落とすようだったナタとは違って、クナイの場合は相手の勢いで切り裂く。


 ナタでもクナイでも、攻撃を当てればコウモリは倒すことができる。

 同じ一撃ならクナイのほうが速く、取り回しがいい。


 タイミングが厳しい時は【ファストスラッシュ】を使う。

 手数が多くなったことで、大きな回避をしなくてもすむ。

 そのおかげで時間あたりの火力が増し、次々とコウモリを倒せる。


「あれほど苦労した三階層が、ずいぶん簡単になったな。俺も成長したか……」


 これまで脅威だったこの階層も、もう稼ぎ場と言っていい。


 時間はかかっている。それでも着実に、俺は力をつけている!

引き続きなろうでの最新話投稿は続けていきますので、よろしくお願いします!

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― 新着の感想 ―
[一言] クナイは慣れるのが大変?
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