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社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

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逆手で刀を振るには……!? その2

昨日は三話投稿でした!(予約投稿を間違えた)

その後半部分です。短め!

 素振りを終えた俺は実戦に向かう。

 相手は低階層のゴブリンだ。

 歯ごたえがないが、実際に斬ることに意味がある。


 距離感や手ごたえ。動く相手が必要だ。


「アギャ!」


 ゴブリンが塵となって四散する。

 俺はダンジョンを駆け抜けて試し切りを続ける。



 六階層。


「ていっ!」

「アギッ!」


 斥候ゴブリンがナイフを突きだす。

 その攻撃をかわし、すれ違いざまに脇を切る。

 そして背中に突き。


 倒れる斥候。

 横から盾を構えたゴブリン。


 背後は壁。俺を潰そうと迫る。

 盾が壁を打つ。硬い音が迷宮に響く。


「ゴブゥ!?」


 もちろん俺はそこにはいない。


 壁を蹴って真上。頭部ががら空き!

 落下の勢いを借りて峰を叩きつける。

 頭蓋が砕ける手ごたえ。即死!



 呪術師ゴブリンが叫ぶ。

 杖を掲げ、こちらに向ける。


「ゴブブゥアー!」


 炎。火魔法だ。


 俺は着地と同時に地を蹴って跳ぶ。

 動く俺を追って炎が伸びてくる。


 その横を駆け抜け、距離を詰める。

 吹き付ける炎が俺の顔をじりじりと熱くする。


 直撃を受ける前に刀の届く間合いに入る。


「遅い!」


 左右に閃かせた刃が呪術師を塵に変える。


「ギャギャっ!」


 最後のゴブリンは剣士。

 大振りの上段からの振り下ろし。


 俺は右手の刀を少し上げ、体をずらす。

 刀で剣は受けない。

 相手の手首のあたりに刀を押し当てるイメージ。


「アギャァー!」


 ゴブリンが自分で振り下ろした勢いで、手首が裂けていく。

 相手の刃は外側に逸れる。

 俺は体の軸をずらしているので当たることはない。


「てい」


 足をかけてゴブリンを転ばす。

 刀を背中に突き立てる。


 絶命。

 周囲に敵影なし。


「ヨシ! スムーズ! しかし、だいたい二発で倒せちゃうんだよなぁ……」


 三発目のコンビネーションが課題である。

 ゴブリンだと弱すぎて、連続攻撃の練習にならん!



 十階まで駆け抜ける。

 飛び道具なし、移動系以外の忍術なし!


 いい鍛錬だった!

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