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社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
四章 副業は公儀隠密で!

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レベル二十! 上級忍者! 死地にあっても清潔感を!?

 俺は散らかったアウトドア用品店の物陰(ものかげ)に潜んでいる。


 通路には(モンスター)がいる。二体だ。

 まだバレていないが、店から出ればすぐに発見される。


 二体とも()()の獣だ。

 さっきの成長した個体とは違う。戦えば勝てるだろう。



 だがきりがない。

 ここはじっとやりすごしたい!



 俺は【瞑想】して息をととのえる。

 魔力と体力がじわじわと回復する。



 さて、この時間を使ってステータス反映しよう!


 まず、職業から!

 レベル二十なので、三つ目の職業が選べる。

 取るべきものは決まっている。



 ステータスウィンドウの職業欄を押して、職業選択のポップアップウィンドウを見る。


 --------------------

<職業を選択してください>

 ・料理人

 ・奴隷

 ・掃除屋

 ・管理者

 ・戦士

 ・上級忍者(NEW)

 ・スラッガー

 --------------------



「ここは迷いなくぽちっと! 上級忍者一択だ!」


 職業が適用され、ステータスが向上した!



 ----------------

 名前 : クロウ ゼンジ

 レベル: 20

 筋力 : C

 体力 : B+(上昇)

 敏捷 : B+

 知力 : C

 魔力 : C

 生命力: C


 職業 : 忍者、中級忍者、上級忍者(NEW)

 ----------------



「体力が上昇したな。地味だけど、いいぞ!」


 疲れにくくなったり、回復が早くなる。

 寝たり休んだりする時間を短くしてダンジョン攻略に挑めるってわけだ。


 とはいえ無理はいけない。精神的な疲労はたまる。

 できるけどやらないってのも大事なんだよな。


 攻略は計画的に!

 仕事じゃないから、ノルマなんてない。自己管理だ。



「スキルは……思った通り【上級忍術】が選べるようになっているな。でも、これはあとにしよう」


 今は時間をかけられない。

 新しいスキルはじっくり選びたいよね!


 楽しみは取っておこう!

 今は問題に対処するスキルを強化する!



「これは今後も役に立つ……隠密能力のレベルアップだ!」


 俺は考えておいたスキルを選択していく。

 即決!



 ----------------

 スキル:

  【忍術】2

   【壁走りの術】3

   【分身の術】5

   【薬術】2

   【忍具作成】3

   【忍具】2

   【忍具収納】3

   【体術】2

   【毒術】2

   【吸着(きゅうちゃく)の術】2

   【反発(はんぱつ)の術】1


  【中級忍術】

   【判断分身の術】2

   【入れ替えの術】2

   【引き寄せの術】1


  【隠密】

   【隠術】3(2から上昇)

   【消音】2

   【消臭】2(NEW)

   【致命の一撃】2


  【暗殺】2

  【投擲】2

  【歩法】3

  【身体強化・敏捷力】1

  【身体強化・筋力】1

  【身体強化・体力】1

  【暗視】2

  【回避】2

  【受け身】2

  【危険察知】2

  【跳躍】2

  【軽業】2

  【瞑想】2

  【木材加工】1


  【打撃武器】

   【打撃武器・威力強化】1

   【フルスイング】2


  【片手剣】

   【片手剣・威力強化】1

   【ファストスラッシュ】2


  【エラー】

   【自律分身の術】

    【意識共有】


 (残ポイント:5→0)

 --------------------



【隠術】(いんじゅつ)を三に。これは熟練度のおかげで安い。【消臭】(しょうしゅう)を取得して、二に。これで獣からも、あるは程度隠れられるはずだ」


 【忍術】に、似た効果の【消臭の術】もある。

 こちらは一定時間効果を発揮するタイプ。


 短期的(アクティブ)に匂いを消す術のほうが効果が強いかもしれない。

 だけど……両方は選べない。


 【隠密】の【消臭】は常に効果を発揮する(パッシブ)


 忍ぶときは常に忍びたいから【消臭】を選んだ(ピックした)


 【隠密】系は魔力消費がない。

 コスパ最高だ。


 そういうわけで、俺はほとんどいつでも【隠術】(いんじゅつ)をオンにしている。

 よく【隠密】(おんみつ)と呼んでるのは、この【隠術】(いんじゅつ)のことだ。


 隠れる術。気配を消す術である。

 主に視覚に作用しているようだが、認識阻害のような(はたら)きもしている。

 敵に使われるとすごく厄介である。


 ストーカー戦では、かなり苦戦させられた。

 ゆえに俺はこのスキルを信頼している。


 【消音】や【消臭】は別の角度から、さらに姿を隠してくれる。

 両方セットで使うことで、より効果が出るわけだな。


 これまで匂いは隠せていなかった。

 弱点を克服していくぜ!


「さっそく【消臭】をオン! ……ふーむ。どうかな?」


 といっても、自分の匂いなんて感じないしな。

 変なニオイはしていないはず。


 日ごろから清潔感には気を付けている。

 元飲食業だし。あ、まだ現役か。


 このスキルは生活に役立ちそうではあるが……獣の嗅覚にどの程度有効か。

 それはすぐにわかるだろう!



 通路を歩き回っていた獣が店内へ入ってきた。

 俺が歩いてきた場所をたどっている。


 まだ俺には気づかれない。

 店が散らかっているおかげで匂いもまぎれたか。



 足音を殺して、今いる場所から移動しよう。

 この場所には【消臭】取得前の匂いがついている。


 よし。充分に離れた。


 このまま、物陰に潜んで様子を見るとしよう。

 さて、どうなるかな?

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