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社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
一章 ステイホームはダンジョンで!

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調べ物はリアダンで! ~掲示板で聞く新しい情報~ その2

 リアル・ダンジョン攻略記を読み返す。


 前に一通り読んだが、分かったことを再確認しながら読んでいこう。


「熟練度システム……あるな。高レベルになってくると、熟練度だけで上げるのは難しくなるか。そうだよな……」


 スキルレベル1から2に上げるとき、スキルポイントは2必要だ。

 熟練度がたまっていれば、ポイントを使ってあげるときに1ですむ。

 もっと熟練度を貯めれば、熟練度によってポイントを使わずにスキルレベルが上がる。


 これは俺が実際に確認したことだ。

 リアダンに書かれていることとも一致する。


 そして、熟練度の貯まり方は一定らしい。


 つまり、ある程度稼いでもポイント1程度。

 これはスキルレベルを2に上げるくらいなら意味がある。


 スキルレベルを3に上げるときは4ポイント必要だ。

 熟練度だけで4ポイント稼ごうとすると大変……ってこと。

 それでも、1ポイント単位で消費ポイントが節約できるんだから無駄にはならない。



「魔力について。ええと、レベルごとに最大値が上がる? ……あれ、前に読んだとき読み落としたか?」


 リソースとしての魔力はレベルごとに一定の値が増えていく。

 レベルとステータスの魔力から算出されるのか。

 俺の魔力はCだから、補正がかからない感じみたいだな。


 短期間で連続して魔力を使用すると「魔力酔い」が起こる。

 頭痛や眩暈、吐き気、体のだるさ、集中力の低下か。

 これも俺の体験と一致する。


 時間をおいて使えば、魔力酔いにはなりにくい。

 ステータスの魔力によって、魔力酔いのなりやすさが違う。

 つまり、魔法使いみたいな魔力が高い職業なら魔力酔いは起きにくいのか。


 魔力が底をつくと「魔力欠乏(まりょくけつぼう)」状態になる。

 症状は魔力酔いと似ている。完全に魔力がなくなると気絶する。


「さすがに魔力の使い過ぎで死ぬことはないのか? ちょっと安心だな」


 魔力の回復は1時間で1割。

 つまり10時間で全回復か。

 一晩寝たら直ってるというのが俺の体感だから、ほぼ一致するな。

 魔力については最大値が自分でわからないから、自分で調べることは難しい。


「鑑定みたいなスキルで魔力の減りと回復を検証したのかな? 俺は今、それができないから助かるな」



 前に読んだ内容を読み返しただけなんだけど……新しい発見があるな。

 なんで前回、もっとちゃんと読んでなかったんだ?


 ボケるにはまだ早いぞ……。


 ……目が疲れてきたな。ちょっと頭痛もする。


「あれっ? もうこんな時間か! 昼飯つくろう」


 昼時はとっくに過ぎている。

 時間がたつのがやけに早いな!


 簡単な食事を作って昼食を取る。



「さて、あとは手に入れた石がなんなのか調べるか。鉄鉱石だとは思うけど……」


 鉄鉱石についてネットで調べてみた。

 主に以下の二種類になるみたいだ。


 赤鉄鉱(せきてっこう)

 酸化鉄が含まれていて赤い。磁石につかない。

 現在の製鉄には主にコレが使われる。


 磁鉄鉱(じてっこう)

 磁力を帯びている。黒っぽい。

 こちらも酸化鉄が含まれる。表面に鉄の塊が見える場合もある。


 ……赤鉄鉱は磁石につかない?

 なんでだろう。

 いや、別に鉱物博士になりたくて調べているんじゃなかった。


 磁鉄鉱と赤鉄鉱は含まれる物質の比率が違うとか……。

 ダンジョン内では成分を調べる方法がないから、わからないな。


 見た目について画像検索しても、いろいろな姿があって一概には言えない。

 これぞ鉄鉱石! というものはない。


 俺の手に入れたものと似ているのは、磁鉄鉱のほう。

 黒っぽくて、表面に鉄らしき塊が見えている。


 もっと似ているのはゲームの鉄鉱石だ。

 結晶みたいなものが生えている感じ。

 磁鉄鉱を大げさにデフォルメしているような見た目だ。


 銀鉱石についても調べてみた。

 こちらはもっと白っぽい。

 銀の含有量が高ければ、ナイフで切ったりハンマーで打ち延ばしたりできるほど柔らかいらしい。



 結局、調べても俺が手に入れたものと一致するものはない。

 鉄鉱石かどうかは見た目からは判別できない、ということだ。


 ……まあ、ファンタジーな鉱物が現実と同じ保証もないけどね。

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