報酬と言えばレベル! スキルポイントの使い道は当然アレ……!
報酬と言えば、レベルアップもあったな。
俺のレベルは十九になっている。
二十まであと少し!
【ファストスラッシュ】も熟練度で上がった。
ポイントを振らなくても、使えば使うほど強くなっていく。
上がりにくいスキルもあるようだが、アクティブスキルは上がりやすい傾向があるかな?
意識して使っているからだろうか?
このあたりもじっくり考えてみたいが……あとにしよう。
今回のレベルアップで、残ポイントは11に増えた。
このポイントの使い道はもう決まっている。
そう、【忍術】の基礎レベルを上げるのだ!
俺はウィンドウを呼び出す。
--------------------
【忍術】
基礎レベル1:
忍術の基礎スキル。
基礎レベル2:
同グループのスキルに対してスキル調整が可能となる。
2項目を下げ、1項目を上げることができる。
基礎レベル2への必要ポイント:10
--------------------
俺はスキルポイントを【忍術】へ割り振る。
ポチっと。
これで基礎レベル2だ!
ん……?
表示が変わって、次段階が表示される。
--------------------
【忍術】
基礎レベル3:
同グループのスキルに対して、1項目を下げ、1項目を上げることができる。
基礎レベル3への必要ポイント:条件を満たしていません
--------------------
「条件を満たしていません……?」
基礎レベルにも先がある。
だけど、今は条件が足りていないらしい。
ふうむ。
基礎レベルを上げれるようになったのは【分身の術】をカンストさせたからだ。
つまりスキルレベルを五にする。
基礎レベルを三にするには、こういう条件を満たす必要があるってことだな。
これは予想がつく。
たぶん【忍術】の関連スキルのレベルをカンストさせればいいんだ。
【分身の術】のように別の術もカンストさせればいい。
二つ目のカンストスキルを作れば、基礎スキルを上げられるはず。
予想はできたが、実現させるのは難しいな!
レベルを上げてスキルポイントを稼ぐ。
やることは明確だが、遠い道のりである!
「ま、先のことは置いといて……」
ともかく、これで【忍術】が二レベルになった。
同グループのスキルに対して「スキル調整」が使えるようになる。
2項目を下げ、1項目を上げる、という効果だ。
これは【分身の術】がレベル五になったときに開放されたほうのスキル調整に似ている。
劣化版のような感じだろう。
単独のスキルを極めた場合の「スキル調整」は、そのスキルの一項目を上げることができる。
ただし基礎スキルの二レベルの場合は調整できる対象がグループ全体だ。
【忍術】の関連スキルすべてである!
これは破格!
俺の場合、十個も対象スキルがある!
――【壁走りの術】、【分身の術】、
――【忍具作成】、【忍具】、【忍具収納】、
――【体術】、【毒術】、【薬術】、
――【吸着の術】、【反発の術】
夢が広がるぜ!
今のステータスはこんな感じだ。
----------------
名前 : クロウ ゼンジ
レベル: 19(上昇)
筋力 : C
体力 : B
敏捷 : B+
知力 : C
魔力 : C
生命力: C
職業 : 忍者、中級忍者
スキル:
【忍術】2(上昇)
【壁走りの術】2
【分身の術】5
【薬術】2
【忍具作成】3
【忍具】2
【忍具収納】3
【体術】2
【毒術】2
【吸着の術】2
【反発の術】1
【中級忍術】
【判断分身の術】1
【入れ替えの術】2
【引き寄せの術】1
【隠密】
【隠術】2
【消音】2
【致命の一撃】2
【暗殺】2
【投擲】2
【歩法】2
【身体強化・敏捷力】1
【身体強化・筋力】1
【身体強化・体力】1
【暗視】2
【回避】2
【受け身】2
【危険察知】1
【跳躍】2
【軽業】2
【瞑想】1
【打撃武器】
【打撃武器・威力強化】1
【フルスイング】2
【片手剣】
【片手剣・威力強化】1
【ファストスラッシュ】2(1から上昇)
【エラー】
【自律分身の術】
【意識共有】
(残ポイント:11→1)
--------------------
試したいことがたくさんあるな!
まずはスキル調整で【薬術】の威力を上げてみたい。
それが可能なら、スキルレベルが足りなかった赤色キノコを加工できるはずだ!




