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社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
四章 副業は公儀隠密で!

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次の予定は……危険なあそこへ!?

 さて、次の予定は――


「明日はトウコのところのボスと戦うか?」

「賛成っス! そろそろウチのダンジョンも狩っとかないとっス!」


 間引きのためにも週に一度は狩っておきたい。

 そろそろ頃合いだ。


 トウコのダンジョンは難易度が高い。

 でも、死んでも復活できる利点がある。

 練習にはちょうどいいかもしれない。


 もちろん誰も死なずに、一発で勝つつもりだけど!



「私ははじめてなので……がんばりますね!」


 リンに冷蔵庫ダンジョンはホラーすぎる気がする。

 でもこの調子なら大丈夫かな?

 自信もついたみたいだし。


「じゃあ、このあとウチのボスやっちゃうっスかねー!」


 トウコが拳銃を指でくるくると回しながら言う。


 俺は首を振る。

 いやいや、やらないよ!?


「今日はもう休むべきだ。疲れた状態でボスに挑むのは無謀だぞ」


 小言を言わすな!

 俺がおっさんくさくなるわ!


「そうねー。明日もあるし、ちゃんと休みましょうね」

「ちぇー」


 トウコは口をとがらせた。



 俺たちは無事に一階層の拠点へ戻ってきた。

 装備をおろして体を休める。


「よし、無事に戻ってこれたな。おつかれ!」

「はーい。おつかれさまー」

「うぃース……ねむいっス……」


 トウコは目を指でこすっている。

 疲れと眠気でふらふらしている。


 行きではゴブリンと遊んだり忙しかったからな。

 帰り道の途中からダルそうにしていた。


 体力回復丸を食べても、完全に疲れは取れない。

 精神的な疲れまでは癒えないのだ。


 普通に体を休めて休憩したほうがいい。

 ちゃんとした食事や睡眠は大切なんだよね。


 前にレベリングのためにモンスターを狩りまくったことがあるが……精神に来るんだよな。

 薬にしろ【瞑想】にしろ、そればかりだと芯に疲れが残る。


 エナジードリンクを飲んで徹夜するのに似てるな。

 無理が出る。


 なんでもない時間……日常があってこそのダンジョン攻略である!



「私も疲れました。ゼンジさんは大丈夫そうですねー?」

「俺は【瞑想】があるからな。合間に休憩してるんだ。それにいつもはもっと走り回るし、今日は楽させてもらったよ」


 体力のステータスもある。

 これはリンにもトウコにもない。


 疲れにくさ、疲れからの回復力が高まっている。

 普段はあまり意識しないけど、恩恵がでかいんだな。



 今日は補助的な動きが多かった。

 帰りの敵と戦っただけだからまだまだ余裕がある。


 普段はタイムアタック感覚で自分のダンジョンを駆けまわっているからな。

 俺だけならもうちょい潜ってもいいくらいだ!



 トウコは俺の顔を疲れた顔で見る。


「店長……元気っスね。さすがダンジョン好きのヘンタイ……」

「ヘンタイ言うな! って、元気ないなトウコ」


 掛け合いの声にも疲れがにじんでるじゃねーか。

 目が閉じかけてるぞ。

 子供かよ!


「トウコちゃん、大丈夫?」

「大丈夫じゃないっス。ねむー」


 トウコはもう半分寝ている。


「ほらな。疲れてるだろ? このあと冷蔵庫なんてムリだぞ」

「そっスねえ……うーん」


 目を閉じるな! 寝るな!

 リンは心配そうに声をかける。


「トウコちゃん……今日は泊っていく?」

「とまるっス! 添い寝っス! やたーっ」


 トウコは眠気もどこへやら、ぴょんぴょん飛び跳ねて喜ぶ。

 ……結局、入り浸りよる。

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