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社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
一章 ステイホームはダンジョンで!

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スキルレベルと熟練度。あったらいいねが……ある!? 【スキル取得】

スキル取得回、考察回……。

説明したいことがありすぎる……!

書きだめ分と書き下ろし分をスムーズにつなげることが難しいこの頃です。

 コウモリ対策を調べた。

 蛾の生存戦略をマネするつもりだ。


 尾をピロピロさせて、攻撃を散らす。

 これを取り入れていこう!



 やることは、マフラーの準備だ。


 単純に長いマフラーを買うか、長めの布を作ってもいい。

 しかし手元には普通のマフラーしかない。

 俺は裁縫はできない。



 というわけで、クラフト系のスキルを取得する。


 ちなみに、習得できるスキルに【振動の術】はなかった。

 ないなら、しかたないね。



「【忍具作成】を取得する! これはぜひ欲しい」



 ------------------------------

 【忍具(にんぐ)作成】

 原料と魔石を消費し、忍者道具を作成する。

 作成する道具により必要な魔石量が変わる。


 レベル1:簡易な道具を作成

 ------------------------------



 クラフト系のスキルだ。

 モノ作りを可能にする。

 作れるものは忍者道具に限られるようだ。


 なんでも作れる万能のスキルではないんだろう。


 でも充分だ。

 作りたいのは忍者グッズだから。


 マフラーは忍者の装備品。

 まちがいない。


 これは忍者道具!

 まちがいない!


 大切なことなので二度言った。

 思い込むことが大切だ。



 レベル1だと「簡易な道具」を作成できるようだ。


 簡易な道具ってなんだ?

 毎回、説明文が不親切なんだよな。


「……自分で確かめろってことだな。何か試されてるような気分がするね」


 今持っているスキルポイントは10。

 ポイントを1消費して【忍具(にんぐ)作成】を取得する。


 ステータスウィンドウを確認するとスキルの欄が変更されている。

 残ポイントが減って【忍術】の下に【忍具(にんぐ)作成】が追加されている。



 ------------------------------

 スキル:

 【忍術】1

  【壁走りの術】1

  【分身の術】1

  【忍具(にんぐ)作成】(NEW)


 (残ポイント:9)

 ------------------------------

 ※必要箇所以外は省略



「よし、取得できたな。ちなみに……レベル2に上げると必要なポイントはどうなる?」


 必要ポイント数はどうなるのか。

 レベルを上げるのも1ポイントでいいのか?

 もっとかかるのか?


 未検証のスキルのレベルを上げるのはこわい。

 上げるにしても使えるかを確認してからにしたいが……。


 いまは確認だけで止めておきたい。


 スキルレベルを上げるのは、スキルをタップすればできるはず。

 初めて試すが、押した途端に確定してしまうことはない……と思いたい。


 最初にスキルを取得するときも、説明だけは読むことができていた。

 同じはずだ。


「頼むぜ……!」


 【忍具(にんぐ)作成】をタップする。



 ウィンドウが切り替わり、説明が表示された。



 ------------------------------

 【忍具(にんぐ)作成】

 レベル1:簡易な道具を作成

 レベル2:普通の道具を作成


 レベル2への必要ポイント:2

 ------------------------------



「必要ポイント……2?」


 タップしただけでは確定されないようだ。

 よかった。


 表示された必要ポイントは2となっている。

 スキルを上げるのは1ポイントじゃないのか。


「まさか……必要なポイントが倍になっていく?」


 レベル1を取得するのに1点。

 レベル2に上げるのに2点。

 レベル3に上げるのに4点……ってことか?


 倍でないなら1、2、3と増えていくのかもしれない。


 どちらにしろ、育てるほどにコストは高くなる。


「なるほど。うわあ、これはいやらしい……」



 まとめるとこうだ。


 スキルのレベルはポイントで上げることができる。

 スキルレベルを2に上げるのに必要なポイントは2。

 スキルレベルを3に上げる場合は未確認だが、予想では3または4。



 確認だけでキャンセルしておく。

 うっかり確定しては困る。



 そこでふと、思い至る。

 別のスキルではどうなんだろう。


 コウモリ対策からは脱線するが……。

 ちょっと考えてみたい。



 使い込んでいるスキルでは、変わってくるのではないか?


 というのも、俺がスキルレベルを上げずに来た理由が関係している。


 スキルはポイントを振らないでも成長するのではないか?

 という期待である。


 ゲーム脳すぎるかもしれないが……。


 いわゆる熟練度。

 使い込んだスキルが成長するシステム。


 あるんじゃないかな、と思っている。

 持っていないスキルを取得するときの条件もこれに近いからだ。


 たとえば【聴覚強化】。これは三階層での戦いのあとに取得可能になった。

 あのとき、聴覚や五感を研ぎ澄まして戦っていた。

 その経験が反映されて、スキルが解放された。

 もちろん、それ以前の経験の蓄積もあったろう。


 この経験こそが熟練度ではないのか。


 例えばダンジョンに入って最初に選んだ職業もそうだ。

 選択肢には俺のダンジョンの外での仕事や経験が反映されていた。


 選べるスキルもブラック労働で培った経験をもとにしていた。

 取得しなかったが【疲労回復】などは俺の経験から現れているとしか思えない。


 よっぽど疲れていたんだな俺……。



 ゲームや小説ではスキルレベルが上がるパターンが色々ある。


 1、本人の基本のレベルがあがるとき。

 2、スキルポイントを振ったとき。

 3、熟練度によって上がるとき。



 1はロールプレイングゲームでよくある。

 レベルが上がると魔法を覚えたりする。

 レベルをもっと上げれば上位の魔法を覚える。


 技なんかも同じ。

 レベルに見合った技が解放されていく。



 2番目はポイントを振ったとき。

 自分で成長する方向を決められるタイプ。

 俺のスキルもこのタイプだ。


 選択肢があって、好きなスキルを選んで覚える。

 ポイントは俺のレベルが上がると増える。

 レベルごとに5ポイント。

 たったの5ポイントだ。



 3番目は熟練度システムによるもの。

 スキルを使い込んでいくと、熟練度がたまっていく。


 熟練度が一定に達すると上位のスキルを覚えたり、進化したりする。


 これがあることを期待しているのだ。



「【分身の術】で確認してみるか。想像通りであれば……」


 ウィンドウ上で【分身の術】をタップする。


 必要ポイントは……?



 ------------------------------

 【分身の術】

 レベル1:実体のない分身を生み出す。

 レベル2:分身は実体を持つ。分身を出現させる位置、強度、動作が変わる。


 レベル2への必要ポイント:1

 ------------------------------



「必要なポイントは……1だ! やった!」


 これは期待通りの結果だ。


 スキルレベルを上げるには2ポイントかかるはずだ。

 しかし【分身の術】を上げるには1ポイントで済むらしい。


 この差額の1ポイントが、熟練度システムによる増加分ではないか?


 これはアツい!


「スキルを振らずに我慢していてよかった!」


 方向性は正しかった。

 無駄にならずに済んだぞ!


 スキルを使い込めば成長する。

 やったことが強さにつながる。


 ただレベルを上げるよりも張り合いがある!

 熟練度を上げるという目標ができた!


 燃えてきたぜ!


 他のスキルも同じはずだ。

 【壁走りの術】や【投擲】も使い込んでいるからな。


 もうすぐ熟練度でスキルがあがるかもしれない。


 これからはスキルを使いまくっていくぞ!

感想、誤字報告ありがとうございます!

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