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【新章開始】社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

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お風呂上がりに欲しくなるのはあのスキル!?

 【水圧】は【操水】と似ている。

 圧力の差で水流を作ったりできる。


 【操水】や【水生成】と併用すれば水の勢いが増す。

 ホースの先端を指でつまんで絞るような感じだ。


 強化すれば単体でも攻撃や拘束に使えそうだ。

 敵を水で包んでから、圧力を高めて締めあげる。

 水の万力だな。


 トウコが推していたように、高圧ウォーターカッターも可能だろう。

 とはいえ……。


「【水圧】はなかなか便利だが、やや力不足だ。

 戦闘に使うなら他の術を強化したほうが早いだろうな」

「【操水】で【水圧】に似たことができちゃうんですねー?」


「そうなんだよ。

 これはむしろ、【操水】が凄いんだけどな」

「スキレベを上げてよかったっスね!」


 【水圧】を鍛えれば、高圧水流で切断できるだろう。

 【水刃】は水を硬化して刃を作る。


 【操水】なら、この両方が実現できる!

 水を固めることはこれまでもやってきた。

 強化したことでより硬く、より鋭くできるのだ!


「よし、水を固めて刃も作ってみるぞ。

 ……【操水】!」


 風呂の水面に、サメの背ビレのような刃が現れる。


「ちゃんと鋭いみたいですねー」

「【水刃】ナシでコレっスか?」


「ああ、【水刃】は併用せず、【操水】のみだ」


 鍛えた【操水】でどこまでできるかを試している。

 併用すればもっと硬く鋭くなるだろう。


「これなら【水刃】はもういらないっスねー」


 なに!?

 【水刃】がいらない子になってしまうって?


「そんなことはない。

 【水刃】を使った経験があるからこそ【操水】で刃を作れるんだぞ。

 無駄にはならないさ」


 とはいえ、ポイントを振ってまで育てたりはしない。

 今後、【操水】でまかなえるスキルは最低限でいいだろう。


「【水壁】も取らなくて良さそうだな。

 壁も【操水】で作れる」

「スキルポイントが節約できましたねー」


「【水面歩行】もいらないな。

 相変わらずよくわからない【水潜み】を試してみるか」


 【水中呼吸】【水中行動】あたりは、今のところ使う予定がない。

 検証者枠の残りで、一気に試してしまおうかな。


 と考えていると、トウコが元気よく手をあげた。


「ん、どうしたトウコ」

「店長店長、風忍法を取るなら今だと思うっス!」

「ふむ。

 たしかにトウコの言うことにも一理(いちり)ある。

 キープしてるだけじゃ、もったいないってことだろ?」


 忍法は本来、一系統しか取れない。

 【水忍法】を取得するとき【風忍法】を【検証者】にセットしてキープした。

 これは選択肢を残すための措置だ。


 上級忍術である忍法は取得するスキルポイントが高い。

 二系統を同時に育てるのは無理があるので、これまで手をつけずに来た。


 【風忍法】は長らくベンチを温めているだけだった。

 ついに出番が来たか!


「まー、そーっスね。

 それより、もうのぼせそうなんで上がるっス!」

「そうだねー。

 私も少し、のぼせちゃったなー」


 リンが上品に手で顔を仰ぐ。


 そういえば、かなり長風呂になってしまった。

 熱中しすぎたか。


 トウコがざばりと波を立て、湯から上がる。

 雑にタオルを巻いてはいるが、もうちょっと隠せ!

 恥じらいってものが足りないぞ!


「で、店長!

 お風呂上りの今こそ、扇風機(せんぷーき)の術が欲しいっス!」

「おいっ!

 濃霧で冷やせるからいいだろ!」


 扇風機て!

 トウコの言うことにも一理あるな……とか言ってた俺がバカみたいだろ!?


 トウコが腰に手を当てて、なにかを飲むジェスチャーで手をクイクイ動かす。


風情(ふぜー)が違うんスよ、風情が!

 やっぱ、お風呂上りは扇風機とコーヒー牛乳っス!」


 俺はあきれ顔でため息をつく。


「せっかくだから試してみるが……。

 なんか腹立つな!」


 そう言いながら俺は【操風(そうふう)】を検証者枠にセットする。

 これで枠は埋まった。


 効果は……。


 --------------------

 【上級忍術】

  【風忍法】

   【操風】

    レベル1:風を操り自在に移動させる。

 --------------------


 これは【操水】とほぼ同じ説明だ。

 つまり風忍法における基本であり、司令塔に当たる。


 最初に試すなら当然このスキルだ!

 まさか初陣が扇風機扱いとは思わなかったけど!


「というわけで【操風】!」


 腰に手を当てたまま待っているトウコに、ばっと手を向ける。


 術が発動。

 そよそよと風が吹く。


 ほう、こういう感じか。

 風呂から立ち上る湯気がわずかに風に流されていく。


「お、いいっスねー!

 今、風はあたしに吹いているっ!」


 トウコはご満悦の表情。


「私も、いいですかー」


 リンがタオルをしっかりと押さえて、トウコの横に立つ。

 おや?

 隠すべきところを隠したほうがエロくなるのはなぜなんだろう。


「もちろんいいぞ!」


 空気はどこにでもある!

 これは強みだな!


 俺が術を強めると、はたはたとタオルが風にたなびいた。

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肉丸「かーみーかーぜーのっ、術!」
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