表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1173/1501

VSボス戦! リアル・ダンジョンのボスは特殊骸骨で!

 ボス部屋に突入した俺たち。

 部屋の中は五階層と似ている。


 広めの部屋、いくつもの柱、壁かけ松明。

 薄暗いが【暗視】があれば充分に見通せる。


「ボスはやっぱ、スケルトンっスかね?」

「たぶんそうだろう」


 リンが奥の部屋を指差す。


「あっ! ボスさんが来ましたよー」


 俺にはまだ見えない。

 リンは【魔力知覚】で見えているのだろう。


「リン。どんな姿のやつだ?」

「ええと、人型で大柄で……。

 上半身が大きいような……。

 いえ、腕が変です!」


 魔力知覚ではぼんやりとした情報しか得られない。

 目で見るのとは違って、魔力そのものを知覚しているからだ。


「とにかくチャージしとくっス!」


 トウコがマグナム銃を構える。

 弾倉に弾は一発だけ残している。

 こうすることで【ラストショット】の効果が乗る。

 それに【オーバーチャージショット】を使うと銃が壊れるから無駄がない。


 その銃口に魔力の光が集まっていく。


 その隣でスナバさんが弓を限界まで引き絞っている。

 トウコと違ってスナバさんの矢は光っていない。

 使おうとしているのはチャージ系の技ではないのだ。


 リンが言う。


「ドアから出てきまーす!」

「よし、姿を見せたら各自の判断で撃ってくれ!」


 ドアから敵が姿を現す。

 大柄なスケルトンだ。


 錆びた胴鎧を身につけ、兜をかぶっている。

 兜の下には白い骸骨の顔。

 黒く落ちくぼんだ眼窩に、赤い光が灯っている。


 手には盾を構え、剣を持ち――

 さらに盾と剣が……。

 ん……?


 トウコが叫ぶ。


「んじゃ一発目いただきーっ!

 オーバーチャージショーット!」


 トウコの銃口が派手な発射炎を噴き出す。

 派手な銃声と共にビームのような閃光が空中を走る。


 闇を切り裂いて弾丸が一直線にボスへと突き刺さる。

 甲高い金属音。

 盾だ。

 閃光の軌道がねじ曲がり、壁に着弾して壁面を破壊して破片をまき散らす。


 スケルトンの盾も無事では済まなかった。

 錆びた金属製の盾はひしゃげ、腕をへし折ってそのまま後方へ吹き飛んでいく。


 【オーバーチャージショット】は単発での最高火力技だ。

 簡単に防げるものではない!


 トウコの発砲音に隠れるように弓の弦がしなる音。

 これはスナバさんの弓の発射音だ。

 空を切り裂いて飛ぶ矢の音も、やはり銃声にかき消される。


 スケルトンの頭部に着弾し、兜に弾かれる。

 おそらく【パワーアロー】を使ったはずだ。

 スナバさんは無言で矢を放つから、ちょっと地味である。


 スキルの効果で、威力は通常の矢を上回る。

 目に見えたダメージはないが、ちゃんとヒットポイントを削ったはずだ。


 少し遅れてリンの魔法が飛ぶ。


「ファイアラーンスっ!」


 ボスはトウコの一撃で盾を持つ腕をへし折られている。

 スナバさんの頭部への射撃でバランスも崩している。


 そこへ極太の炎の槍が飛ぶ。

 暗闇に沈んでいたボスの姿を赤々と浮かび上がらせる。


「カカァッ!」


 ボススケルトンが盾を構える。

 先ほどへし折った腕とは別の腕!


 やはり見間違いではなかった。

 二つ目の盾で炎を防ぎやがった!


 炎の槍はスキルの力で弾かれ、奥の部屋に着弾して炎上させる。

 炎を背に、四本腕のスケルトンが部屋へと入ってくる。


 大技を放った後の隙を見逃さず、一気に走り込んでくる。

 巨体に似合わぬ素早い動きだ。


 ま、させないけどな!

 俺は両腕を突き出す。


「くらえっ! 水噴射!」


 ほとばしる水流がボスへとぶちまけられる。

 スケルトンは盾で水流を受けとめる。

 だが水は流れ続け、圧力をかけ続ける。


「クカッ!」


 スケルトンが足を踏ん張り、盾を構えて水流に耐える。

 だが、しょせんは骨。

 大柄でも体重は軽い。骨の足では接地する面積が小さい。

 耐えきれずに元来た部屋に押し戻されていく。


「よーし!

 第二射準備だ!」


 今回は斬り合いはせず、射撃で押し切る!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ