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社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

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それぞれのお出かけ!

「ではゼンジさん。またあとで!」

「おう。気をつけて」


 リンは今から新しい動画を取るそうだ。

 ハルコさんから鬼のようなコールがかかってきたのだ。


 緊急で動画を回しています!

 というのをやるらしい。


 なにが緊急なんだろう、と思うが……。

 旬なうちに新しい動画を出したいのだろう。


 なんだかモデル業から動画配信業に逸れていっている気がする。

 まあ、活動内容がモデルであればいいのかな。

 動画だろうが写真だろうがモデル業には違いない。



 中断していたクラフト作業を続けながらつぶやく。


「そろそろトウコが帰ってきてもいい頃だが、遅いな。

 バイトは入っていないはずだけど……」


 学校で居残り勉強でもさせられているんだろうか。

 宿題や課題をちゃんとやってないようだし。



 しばらくして制服姿のトウコがアパート側の転送門から入ってきた。


「ただいまーっス!」


 リヒトさんとやり取りして、すぐには開通できない予測が立った。

 少なくとも三十階層は潜らないといけない、とリヒトさんは予想している。


 もう公儀隠密に頼んだ厳戒態勢も解いている。

 というわけで、転送門を元の位置に戻したのだ。

 アパートからのほうが、トウコの学校やバイト先が近いからね。


「おかえり。遅かったな」

「ちょっと店に寄ってたんスよ!

 店長、今日はダンジョンパスしていいっスか?」


「別にダンジョンは急がないからかまわないぞ。

 宿題でも出たのか?」

「友達に誘われたんで、ゲームしてくるっス!」


 トウコに友達……だと?

 学校ではボッチだったはずなのだが。


「学校の友達と遊ぶのか?」

公儀(こーぎ)隠密の人っス!

 新作ゲームがあるから来ないかって誘われたんス!」


 公儀隠密のメンバーなら安心だ。


 でも誰だろう?

 ゲームをやりそうなのはハカセかな?


 リンとハルコさんは出かけているし……意外なところでエドガワ君か?

 でもエドガワ君が遊びに人を誘うのは想像できないな。


 オカダはゲームより格闘技や酒だ。

 コガさんはゲームとかするのかな。

 あんまり話さないからわからない。

 もうちょっとコミュニケーションを取ったほうがいいだろうか。


「俺の知ってる人か?」

「知らないんじゃないっスか?

 食堂で会った人っス」


 トウコは食べたりないのか、たまに食堂に行ったりする。

 公儀隠密の食堂は無料だし、時間も自由だ。


「へえ。

 じゃ、迷惑かけないように遊んで来いよ」

「遊びに迷惑とかないんで大丈夫っス!

 んじゃ、いってきまー!」


 トウコは荷物だけ置くと、着替えもせずに公儀隠密側の転送門から出ていった。

 元気だな。



 俺はどうするか。


 武具の整備は終わったし、消耗品も作った。

 地図も最新化した。

 準備万端だ。


 リアダンの地図埋めでもやっておくか。

 せっかくだし【検証者】の空きスロットになにかセットしておこう。


 スケルトンには打撃が有効だ。

 となると【打撃武器】のスキルがいいな。


 候補は……。

 【ファストストライク】と【パワーストライク】はスラッシュ系と同じだろう。


 【インパクトストライク】

 衝撃力増加か。


 【ノックバックストライク】

 名前の通りのノックバック効果だ。


 【パワースイング】や【ファストスイング】もある。

 これは横振り専用技だ。


 さて、どれにしようかな?

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― 新着の感想 ―
威力不足補うならインパクトで緊急回避ならノックバックって感じかな? どっちも腐らないけどノックバックは暗殺型との組み合わせは少し悪いかなぁ?主人公に遠距離で強い攻撃は無いしなぁ リンとトウコと…
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