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社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

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リアダン攻略反省会!

 無事にリアル・ダンジョンから脱出した。

 赤い転送門からクローゼットダンジョンの拠点に出た。


 やはり自分のダンジョンはいいね。

 リラックスできる。


「ふう。やっと戻ってこれたな」


「思ったよりも大変でしたねー」

「弱いけどうじゃうじゃ出るっスね」


 敵の強さは大したことがない。

 モンスター一匹当たりの強さはたかが知れている。


 スケルトンはゴブリンよりやや強いくらいか。

 武器は錆びた剣だ。

 長剣なのでリーチは長めだ。


 動きは遅い。

 そして体が軽い。

 ちょっと小突けば体勢を崩すので戦いやすい。


 しかしタフだ。

 骨の体は多少傷つけても倒れない。

 刃物で斬っても血が出ないし、腕が取れても怯まない。

 タフさはゴブリン以上、ゾンビ以下かな。


 そして数が多い。

 三階層ではスケルトンが二体一組で徘徊している。


 だが二体だけを相手にすればいいわけじゃない。

 音を立てると敵が集まってくる。


 通路が狭いおかげで囲まれにくいが、少々うっとうしい。

 弱い敵でも数が多ければ厄介なのだ。



「ちょっと湧きすぎじゃないっスか?」

「そうだな。

 帰りも行きと同じぐらいの敵と戦った気がする。

 倒したはずなのに、また湧いているんだよな」


 行きに倒したのだから、帰りは楽になるのが普通だ。

 だが、帰りもモンスターとの接敵回数があまり変わらないと感じた。


「あ、それ私も思いました!

 何度も同じ道を通ったのに、すぐに敵さんが出てきたんです」


 これはもっと短いスパンの話だ。

 そのときのことは、自律分身の記憶を受け取ったので俺も知っている。


 リンと自律は迷って同じ場所をぐるぐる回っていた。

 自律分身は地図を書いて把握していたが、競争をフェアにするためリンに任せていたのだ。


 リンたちはある程度の範囲をうろうろと周回していた。

 通ったばかりの道をまた通ったりしている。


 それでも敵が現れたのだ。

 俺のダンジョンではこういうことは起こらない。


 俺のダンジョンならリポップに一日かかる。

 行きにモンスターを間引いておけば、帰りはらくちんだ。


「たぶんリアダンは敵の再配置(リポップ)が早いんだろう」


 エンカウント率が高いとでも言うか。

 倒しても倒しても敵が湧いてくる。


「めんどいっス」

「疲れちゃいますねー」


 疲労も問題だ。

 迷路を進むには時間もかかる。


 行き止まりまで探索しないと階段を見落としてしまう。

 そうなると、どうしても移動距離が長くなる。


 迷路は複雑だ。

 地図がなければ迷ってしまうだろう。


 今は戦いながら地図を書く余裕がある。

 このまま戦闘が激しくなれば厳しいかもしれない。


 深い階層では敵も強くなる。

 敵の数が同じくらい多いとすると、探索は難しくなりそうだ。


 このダンジョンは長期戦になるほど難易度が増すのだろう。

 じわじわと真綿で首を絞めるように、こちらを圧迫してくる。


 ペース配分を考えて攻略しなきゃな。


「今回は早めに引き上げて正解だったろ?」

「はい! さすがゼンジさんですね!

 魔力があるうちに帰れてよかったですー」


 まだまだ進めただろうが、全力を出し切るわけにはいかない。

 ちゃんと余力を残して帰ることが大切だ。


 ケガをすれば動きが鈍る。

 疲れだって同じだ。


 敵が弱いと言っても油断はできない。

 疲れてミスって攻撃を食らうかもしれない。


 今はただ面倒なだけだが……じっくり攻略しないとクリアは難しい。

 次は持ち込む品物や食料、置いてくるものを考えて挑もう。



 俺は腰袋から魔石を取り出してしげしげと眺める。


「にしても、魔石を持ち出せるとは思わなかったな」

「ダンジョンからダンジョンだからでしょうか?」


 魔石は現実世界に持ち出せない。

 転送門を通れないのだ。

 しかしダンジョンからダンジョンへは持ち出せる。


 ふーむ。

 納得できるような、できないような。


 魔石はダンジョン間で共通なんだろうか。

 モンスターとダンジョンはセットじゃないのか?


 リアダンの魔石が俺のダンジョンで使えるのはおかしくないか?

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― 新着の感想 ―
リアダン魔石の変換率やら替えられる品はクローゼットダンジョンでも同じなのか、逆にクローゼットダンジョンから持ち込んだ魔石の変換はどうなるか…調べなきゃ( *˙ω˙*)و グッ!
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