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社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

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拠点改造計画! 忍具――シーリングライト!

 クローゼットダンジョンの拠点を改良していこう。


 拠点の快適度をあげたい。

 まず最初に手を付けるのは照明だ!


 一階層はヒカリゴケや発光キノコのおかげで最低限の明るさはある。

 でもそれだけではうす暗い。


 今は壁掛け松明を使っているが、充分とは言えないからな。

 松明でも行動に支障はないが、ちょっとおどろおどろしい。

 オシャレとは言えないね。



 そこで作るのは輝水晶(きすいしょう)を使った照明器具だ。


 前にヘッドライトを作ったから、作るのは簡単。

 素材となる輝水晶も宝箱から入手できるようになった。



 拠点で使うのだから、

 大きくて明るいものがいい。

 天井にはめ込むシーリングライトがいいだろう。


 輝水晶(きすいしょう)は衝撃を与えることで光を放つ。

 そして時間経過で光が弱まっていく。


 ヘッドライトでは叩くことで光を強めて、

 スライドする板を開け閉めすることで明るさを調整した。


 天井に設置するなら、直接叩くのは難しい。

 できなくはないが壁を登ってコツコツするのはどうかね?


 となると、ヒモを引っ張って衝撃を与える方式にするか?

 でも部屋の中央にヒモがたれるのはジャマかな?


 昭和の照明器具のようになってしまう。


 なら設置場所を工夫すればいい。

 壁際ならヒモがたれていてもさほどジャマではない。


 明かりをオフにする機能は必要ないだろう。




 水晶を挟んで固定するパーツと、

 ヒモを引くと水晶に小さな衝撃を与えるパーツ。


 背面に設置する反射板と、

 光を拡散させるためのカバー。


 カバーは取り換えられる構造にしておく。

 これで光の色味を変えるのだ。

 とりあえずは自然な光の色に近い昼白色(ちゅうはくしょく)にしておく。


 これでいこう!



 ちょちょいと【忍具作成】君にイメージを伝える。


 暗所で活動をするために(あか)りはかかせない。

 照明器具は忍者道具である。


 まあ、前にもヘッドライトを作ったしね。


「んじゃ、頼むぜ忍具作成君!」


 抵抗なく【忍具作成】が発動――

 ――忍具、シーリングライトの完成である!



 さっそく天井に設置。

 ヒモを引く。


 うん。いいね!

 部屋が明るくなった!


 松明のようにチラチラと揺れることなく、

 均一に部屋を照らしてくれる。


 一つだけでは部屋全体には届かない。

 同じ品をさらに作って、複数設置する。


 これで部屋全体がまんべんなく明るくなった!


 怪しい隠れ家のような陰気さは消えた。

 昼白色(ちゅうはくしょく)の光はさっぱりした雰囲気である!


 これで拠点での作業もはかどるね!



 青やオレンジのネオンっぽいカバーに差し替えれば、

 サイバーパンク感のあるゲーミング忍者屋敷にもできるぞ!


 まあ、目が疲れそうだからそんなことはしないけどね。



 せっかくだから、もう少し照明器具を作ろうと思う。

 すでに鉢金ヘッドライトがあるが、移動中に使うための携帯照明がいい。


 以前に冷蔵庫ダンジョンでランタン(角灯)を作った。

 そのときはロウソクを使ったが、今回は輝水晶(きすいしょう)を使う。


 しかし同じ形状ではつまらない。


 ちょっと考えてみよう。

 忍者っぽいやつをね!

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[一言] 拠点で黙々と細工物に勤しむニンジャ
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