表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
社畜辞めました! 忍者始めました! 努力が報われるダンジョンを攻略して充実スローライフを目指します!~ダンジョンのある新しい生活!~  作者: 3104
五章 本業は公儀隠密で!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1013/1494

新色はオレンジで!?

 手に入れたポーションは光の加減で黄色にもオレンジ色にも見える。

 色だけでは判断できないな。


 俺はポーション瓶をリンに手渡す。


「リン、鑑定してもらえるか?」

「はーい。システムさん。どうかなー?」


 【サポートシステム】が可視化して告げる。

 【物品鑑定】を行うのだ。


<名称:疲労回復薬。カテゴリ:回復>


「おっ! 新種っスね!」

「スタミナポーションか!」


「疲れが取れるんでしょうか?」

「たぶんそうだろう。疲れているなら飲んでみるか?」


 リンはふるふると首を振る。


「いえ、私はまだ大丈夫です」


 トウコが元気よく手をあげる。


「じゃあ、あたしがもらうっス!

 二丁拳銃のあたしには必須アイテムなんスよ!」


 リンが首をかしげる。


「どうして二丁拳銃だと必要なのー?」

「両手で振り回すとスタミナが減るからっス!」


 トウコが両手に銃を構えてクルクルとガンスピン。

 サイリウム(光る棒)を振り回すオタ芸のように乱舞する。


 はあ。なるほど。

 って、銃は関係ないじゃねーか!


 ピンと来ていなかった俺の頭に、いにしえのゲームが思い浮かぶ。


 いや、新作も出てる大作だけど。

 俺がやりこんだのはかなり前の旧作だ。


 両手に剣を持ってブンブン振り回すとスタミナが減る。

 スタミナ消費を抑える強く走れる薬は必須アイテムとされた。


 それさえあれば大技を振り回し放題の無双状態である。


「んじゃ、トウコが持っておけ。すぐ手に入るから気軽に使っていいぞ」

「やたーっ!」


 トウコは行きは元気だが、帰り道では眠たげにしている。

 ペース配分がおかしいんだろう。


 よく体力回復丸を食べさせている。

 疲労を回復させるアイテムはもうすでに使っている。

 ちょっとした疲れならこれで充分だ。


 今手に入れた疲労回復薬は丸薬より効果が高いはずだ。

 初入手であるが、ケチることはない。


 宝箱は一日ごとに再配置される。

 だから明日また、この宝箱を開けに来ればいい。


 こう考えると、俺のダンジョンはアイテム収集の効率がいい。

 とくにポーション類の入手性は抜群だ。


 宝箱からの現物と、モノリス引き換えを併用すればザクザク貯まる。


 ダンジョン外に持ち出せて、さらに隠蔽の力が働かないなら、

 ポーション商人になれるかもしれない。


 そううまくはいかないわけだが。



 せっかく【中級薬術】を取ったのだし、

 ポーションを材料にできるかも試してみたいな。


 今すぐやらなくてもいいが、後でじっくり試してみよう。



 俺たちはそのまま攻略を続け、下り階段を発見した。

 ついに二十階層である!

ご意見ご感想お気軽に! 「いいね」も励みになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 元気が出るおくすり… エナドリ… 依存症は大丈夫かな?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ