登場人物紹介2
久々の人物設定的なアレです。この人数を見ていると、なんだかんだ主人公も人とかかわるようになってきたんだなぁとしみじみ。
・いつもの四人
【赤信号】赤石 信吾 男 (20)
好き:家族、友達、ゲーム、海、米
嫌い:知らない人とのコミュニケーション、ゲームを馬鹿にする人
特技:三味線が弾ける、壁越しくらいなら人の気配を感じ取れる、人外アバターの操作
座右の銘:【ゲームは娯楽、だからこそ本気】
友達の付き添いがあればコンビニで「お弁当温めますか?」と聞かれても「お願いします」と答えられるようになった。でも「ポイントカードはありますか?」はダメ系男子。
青山春人とは自他ともに認める親友。でも大学の同級生たちにそれを知られると面倒なので大学内では人目のつかない所以外では基本的に別行動。
フルダイブに慣れてきたことと『ザ・ライフ・オブ・オーシャン』を始めとして散々人外の体を動かしてきたことにより、異形のアバターだと戦闘力が跳ね上がる。
ゲームはゲームと割り切っているので一人でいる時はその辺のオブジェクトを試験がてら破壊したり、システムがそうなら一般人NPCを辻斬りする事にも抵抗はない。
最近は「知り合いの知り合い」や「別ゲーの知り合い」と出会うことも増えてきて世界の狭さを覚えると同時に自分も完全なぼっちでは無くなってきたんだなぁと感じ入ることも。
青春チャンネルで動画配信デビューを果たし、それと同時にハゲでマッチョな『アカハゲ』としての顔を得た。アカハゲのファンはなぜか潮の香りを漂わせた隠密能力持ちが多いらしい。
【ブルマン】青山 春人 男(20)
好き:ゲーム、友達、氷菓子
嫌い:恋する女子とそれに片想いしている男子、チョコレート、理不尽
特技:人の声や顔を記憶すること、笑顔
座右の銘:【溜めて、放つ。それがどんなものでも】
破格の顔面性能を持つ、自他共に認める信吾の親友。普段から信吾にいろんなことで頼られているが春人が最も頼りにしているのも信吾。
青春チャンネルでのゲーム配信を経てモデルとして?の人気が急上昇。視聴者からの評価は『ハゲに囲まれてる人』『アオハゲ』『笑いと乱数の女神と寝た男』『腹立つほどイケメンだけど屑運だから許す』等々。
最近は仕事が増えてきて遊ぶ時間が減ってきている。が、実質的に仕事時間の何割かが青春チャンネルでの遊び時間になっているので感覚的にはそこまででもない。
中学生の頃に担任の女教師に迫られ、高校では思い込みが激しい(オブラートに包んだ表現)女子につき合ってもないのに浮気しただなんだと叫ばれ刺されかけたことがある。そしてそんな女子に惚れていた男子同級生に逆恨みされたことも。
上記以外にも女性絡みの問題は一時期ルーティンワークかと思うほど発生し、お世話になりまくった警察でも婦警がちょっとヤバイ感じになったので『青山春人には男性のみが当たるべし』と通達されている。なおそんなにもアレなことになっていたのは、顔面だけでなく青が基本的に誰にでも優しく無自覚に気がある様に振る舞っていたから。現在はその辺に気を付けてはいるので比較的安定している。
掲げるロマンはドラゴン。特に西洋のがいい。
『赤石信吾を人に慣れさせようの会』会長。方針としてはややスパルタ気味(フォロー手段は常に考えている)。信吾がHITSでフレンド5人を達成したという報を聞いたときには寿司を買ってきた。
【クチナシ 他色々】黄崎 貴理 女(16)
好き:インフィニティ・レムナント(IR)、ゲーム、対人戦、レモン味のお菓子
嫌い:愛を感じないコピペの機体、中辛以上のカレー
特技:速読(膨大な量があるIRのデータを見るため)、フラッシュ暗算
座右の銘:【試せ。そこには無限の可能性がある】(IRのキャッチコピー)
相も変わらずロボット愛を貫くある意味で最もマイペースな美少女。進学してから告白された回数はすでに数えるのをやめている。断り文句は「IRで私に勝てた人じゃないと嫌です」。なお挑戦者は全員心をバッキバキに折られた。しかも勝つのが最低条件なだけで「勝ったらつき合う」とは言っていない。
信吾や春人、管次郎と遊ぶようになってから性格も多少丸くなってきており、ゲーム内で男とばかり遊んでいるからか男子高校生のおバカな行動にも割と寛容。しかしだからこそ告白されるのが止まないことに気づいていない。
青春チャンネルにジェイソン・ステ○サム風のハゲマッチョなアバターで参戦。モデルとしての青山春人ファンを除外すれば3ハゲ+1の中で一番女性人気がある。
流行りの歌やファッションが全くわからないので最近は少しでも女子力を養った方がいいのか…?と思いながらも鉄と硝煙と駆動音から離れることができない。ちなみに私服は母親と優芽を始めとする女友達が何とかしている。本人としては誰かとの外出時ならともかく、芋ジャージでもスウェットでも何でもいい派。
『赤石信吾を人に慣れさせようの会』副会長。春人と違いやや過保護気味で試練を与えて成長させることができないタイプ。これが判明した時、春人にはメチャクチャびっくりされた。
【茶管】茶畑 管次郎 男(24)
好き:速いもの、バイク、機械いじり、お茶、ゲーム
嫌い:交通マナーを守らない人、酸っぱい食べ物
特技:バイクの曲乗り、お茶の銘柄当て
座右の銘:【極めた速さはすべてを凌駕する】
茶管と呼ばれることに慣れてしまった赤青黄の兄貴分。年上には砕けた口調ながらも敬意を払い、年下には面倒見がよく可愛がるため基本的に人から好かれる。学生時代は裏表なく本当の意味で「陰キャとも仲がいいヤンキー」だった。
社会人かつ彼女持ちなので赤青黄の三人組よりはゲームのイン率は低め。でも呼べばだいたい来てくれるとは三人組の言。予定が合えば涼しい顔で片道5時間の道のりをバイクで走って来るくらいにはフットワークが軽い。
彼女である咲希とは中学校の頃からのつき合いで、お互いにいつ結婚してもいいと思いながらもそれゆえにずっと現状のまま。同じく中学校からの友人である篤人にはそれをよくからかわれており、そのたびに咲希が頬を赤くしながら照れ隠しに篤人の尻を蹴っている。
ホームであるレースゲームでは顔が広く、ちょっと声をかければ数十人規模のグランプリが開けるくらいには人が集まる。実際にHITSで行われたフレンドのみのグランプリ『ブラウンフレンズ・メモリアルマッチ』の開会式は信吾に暴走族の決起集会を彷彿とさせた。
実はカードゲームの類が不得手で、自分でデッキを組むと異様なまでに前のめりな少し防がれただけで死ぬデッキになってしまう。なので4Sの男のロマン杯ではサークルメンバーにアルバム監修をしてもらっていた。
青春チャンネル第三のハゲマッチョ『チャハゲ』として参戦。他三人とは違う若干荒々しい性格が割とウケているとかなんとか。
・信吾がフレンド登録してる人
【アジサイ(GTレクス)】紫木 純也 男(26)
好き:デスブラ、特撮ヒーロー、プロレス、恐竜
嫌い:冷めたことを言う人、職場の飲み会
特技:早口言葉
座右の銘:【楽しむことは恥ではない、最も楽しんでいる者こそが最も強い者だ】
すっかり信吾の肉弾戦における師匠ポジションになったデスブラのトッププレイヤー。打てばそれなりに響くし何度地面に転がそうがそのたびに立ち上がり闘志を燃やす信吾のことを気に入っている。
不動無敗の絶対王者という訳ではなく当然負ける時には負けるが、その圧倒的な悪役ロールプレイによるエンターテイメント性は他の追随を許さない。どんな相手であれ必ず盛り上げてみせるスタンスからGTレクスは『戦った後に最も充実感があるデスパレード』と評判。
ほぼデスブラ一本の人だったが、多種多様なゲームに親しむ信吾と戦ううちに他のゲームの経験も取り入れたほうが戦略・ロールプレイの幅も広がるのでは?と思うようになってきた。
勤めている会社の別部署に異様なまでに他人の趣味に理解があり、当人も趣味のために有給を消化することに躊躇いが一切ない上司がいると聞いてどうにか部署移動できないか画策中。
【ツキクサ(アイシレリィ)】月野 草一(26)
好き:Vシネマ、ハードボイルド小説、デスブラ
嫌い:恋愛ドラマ、体育会系のノリ
特技:それっぽい話を即興ででっち上げること
座右の銘:【今を楽しめない者に大事は成せない】
下位ではあるが紛れもないデスブラのランカーでありアジサイこと純也の大学時代からの友人。デスブラは純也に誘われてなんとなく始めたがドハマリしている。
マフィアやヤクザといった裏社会が好きで、それはデスブラのアバターであるアイシレリィの背景設定に大いに盛り込まれている。特にインテリヤクザという響きが好き。
一度話し出すと洪水のように止まらない純也をしてマイペースと言われる男だが、マイペースというよりは自己中。でも読もうと思えば空気は読めるし、すべき時には他人と強調することもできるのでガチで嫌われることはあんまりない。
公私の両方を知る人からは二重人格を疑われるくらいに仕事は仕事、プライベートはプライベートで顔をキッパリ分けている会社員。職場ではあまりにもプライベートの事を話さないので面白味どころか人間味が無いとまで思われている。
【ましろつっきー (日曜日の次の日)】真白井 月子 女(17)
好き:動物、友達とのお喋り、甘いお菓子
嫌い:虫、脂っこい物、筋肉ダルマ
特技:寝ようと思ったらすぐに眠れる
座右の銘:【他人に優しく自分に正直であれば後悔などしない】
ラッコ型ウィンズのつきみと一緒にセレスティアル・ラインの世界を満喫中。セイウンの頭に乗ってはしゃぎ倒したプレイヤーは現状月子のみであり、己の欲望に割と忠実。
【青の商船団】では新参の部類ながら商会長の春人と個人的にも親しいこと、何よりもその飽くなき動物好き好きパッションによる行動力によって商会のなかでも一目置かれ始めている。とりあえず全商会員のウィンズは写真に収めており、現在では新規会員はまず月子にウィンズの写真を撮られるところからスタートと言ってもいい。
本人もそうとは気づいていないが、空の動物の写真を撮りまくったセレスティアル・ラインの画像データの中に背景設定の考察においてかなりのキーになる情報が写っている。そしてそれに気づくことはおそらく永遠にない。
【ハンマーピーチ、モモ】桃園 晴香 女(22)
好き:お絵かき(ジャンル不問)、尖ったセンスの人、ホームセンター、酒
嫌い:女子力という言葉、甲殻類 (アレルギー)
特技:DIY、腕相撲
座右の銘:【世界を変えてきたのは常に変人】
カラマジで予想外の再開を果たした賑やかなお姉さん。明るく気さくな性格からだいたいどんなゲームでもフレンドが多く、大手のギルドやクランに属していることが多い。実際にリアルでもそれなりにモテている。
現在はカラマジで優芽の率いるクランに参加。兄貴と全然違う妹だなぁと思いつつ、両方面白い人でいいね!と笑っている。信吾はセレスティアル・ライン、優芽はカラマジで世話になっており晴香のクリエイターとしてのセンスを尊敬していて、特に信吾は晴香作の歴代大漁旗をプリントアウトし自室にポスターの様に貼っている。
リアルでは仲の良い従兄弟に子どもができ、遠くないうちに出産の予定。おばちゃんとは絶対に呼ばせないと静かに燃えている。
【あんず】朝緑 杏 女(12)
好き:姉、赤石信吾、甘いお菓子
嫌い:トウガラシ、読書感想文
特技:ルービックキューブを1分以内に完成させる
座右の銘:【ざゆーのめいってなんですか?】
カラマジで出会った、信吾にとって現時点で最年少のゲーム仲間。年下にもほどがありかつ妹属性なので信吾としても緊張せずに話せる貴重な相手。まだ小学生だということを差し引いても性格は幼め。
姉である萌に追いつきたいがためにカラマジを始めるものの、キャラビルドの相性に加えて生来の鈍くささと甘えん坊な性格もあって序盤のエリアを越えられず涙目に。たまたま近くにいた信吾に勇気を振り絞り声をかけたことにより、紆余曲折を経てカラマジ内で姉と胸を張って出会うことができた。
優芽経由で青春チャンネルのことを知り、雰囲気が信吾に似ているからという理由でアカハゲのファンになる。そして4Sにて再会、アカハゲの中身がまさかの信吾というサプライズ体験をした。4Sではいつもの面子と敵対している信吾が唯一頼れる人物として練習相手を務めることに。また、知らず知らずのうちにアカハゲ応援団の窓口みたいにもなっていた。
初めてのフルダイブVRで戦い方や心構えをスパルタながらも教えてくれた信吾に懐いており、4Sの一件の後に萌と共に赤石家に遊びに来たときも信吾にべったり。ちなみに信吾としては微笑ましさ3割、嫉妬7割の視線を飛ばしてくる萌が怖かった。
【モーリィ】朝緑 萌 女(16)
好き:妹、恋愛漫画、緑茶
嫌い:コーヒー、汗臭い男子、変なクレームを入れる客
特技:メチャクチャ身体が軟らかい
座右の銘:【時には回り道が近道になることもある】
杏の姉であり優芽の同級生。お互い覚えていないが信吾とはハンバーガーショップのアルバイト店員と客として出会っており、その際に信吾に一勝?している。
普段は杏が一緒にやりたいという事にはできる限りその要望を叶えているが、カラマジは優芽に誘われて始めたこと、杏にはまだ少し難しいゲームであることから断っていた。そうしたらまさか優芽の兄貴が超スパルタ教育で育て上げた杏とカラマジで出会うことに。
信吾に対しては思うところはいろいろあるけれどもとを正せば自分が杏を放置していたのが発端であるし、悪い人ではないという結論に。しかし今までお姉ちゃんお姉ちゃんと慕ってくれた杏が信吾に懐いているので嫉妬気味。
姉妹仲が良く、2人とも特に親にはワガママを言わないタイプなので娘大好きなパパにはもう少しおねだりしてくれてもいいんだよとよく言われる。そうしたらおずおずと上目遣いで言った言葉がまさかの『バイトをしたい』だったので懐から財布を取り出そうとしていたパパはずっこけた。
【撲獣、SUMIDA】墨田 重太郎 男(17)
好き:焼き肉、ゆるキャラ
嫌い:血、骨折、格闘技、父親
特技:フライパンを手で曲げられる
座右の銘:【人の人生は人それぞれ】
カラマジで出会った優芽のフレンドで、リアルボディが身長2メートル3センチ体重107キロの巨漢。その辺の大人が全力でぶつかっても全くダメージにならないくらい体が強い。
総合格闘技をしていた父親に幼少期から厳しすぎる教育を受けていたものの、高校入学くらいで父親との壮絶なケンカを経て格闘技をやめた。育てるのが父親じゃなければ世界的な格闘家になっていたかもしれないくらいには才能と身体に恵まれている。
戦うこと自体は嫌いではなく、ゲームの中でなら血気盛んに敵へと突っ込んでいく。父親の特訓で失った時間を取り戻すため他人との交流が好きで、知り合いを見つけたら笑顔で駆け寄って行くタイプ。でもそんなところを信吾には刺された。
現在カラマジでは優芽のクランで切り込み隊長的な役割を務めている。友達というものをどう作っていいのかわからずとりあえず話しかけまくればいいやと思っていたら、リアルボディ由来のデカい図体なのに妙に距離が近すぎるため怖がられ敬遠された。そんなときにソロではできないクエストにぶつかり途方に暮れていたところを助けてくれたばかりかクランに誘ってまでくれた優芽には感謝していて、その指示には全幅の信頼を置いている。
カラマジでもHITSでもたー子こと蒼子と一緒にいることが多い。これはウマが合うことに加えて重太郎の体格が蒼子のモロ好みであることも一因。
【たー子】緑屋 蒼子 女(16)
好き:ガッチリマッチョ、ドンパチ映画、タコ
嫌い:なよなよした男、キュウリ
特技:温度計なしで気温を誤差1℃以内で言い当てられる
座右の銘:【戦いの中にこそ可能性はある】
おっとりとした口調で話す優芽の同級生。しかし口調とは裏腹にバチバチにやりあう戦いが大好きで、好みの映画も銃弾が飛び交い爆炎が巻き起こった後にマッチョ同士が殴り合うやつ。ハンドルネームでもあるあだ名の『たー子』はタコ料理がめちゃくちゃ好きだから。
HITSなどでお嬢と呼ばれるのは口調がお嬢様っぽいことが半分と腕前に対する敬意と畏怖が半分。初見で舐めた口をきいたやつはだいたいボコボコにされる。
勝負においては不意打ち騙し討ち正々堂々何でもござれで、油断していたり弱ったりしている相手がいたら容赦なくトドメを刺しにいく。反面、チームプレイなら連携の潤滑油や痒いところに手が届く万能型として仲間を支える立ち回りを率先して行う。
ゲーム仲間である重太郎が理想の体格そのものであるため、目の保養を兼ねて行動を共にする事が多い。もう少し顔つきと性格がワイルドだったら神の存在を信じるところ。
ハゲなマッチョが画面狭しと動き回る青春チャンネルのファンでチャハゲ推し。しかしHITSではそうとは知らずに本人に向けて排炎砲をぶちかました。でもサインは全員分貰えたので部屋に飾っている。
【藍鴨】藍川 武志 男(34)
好き:ファンタジー世界の生き物、生徒の珍回答を見ること
嫌い:白紙の解答欄、牛乳
特技:早弁を見つけること、フリーハンドで綺麗な直線と円を描ける
座右の銘:【勉強とは世界の理を知る魔法である】
ドラスレで【インディ・ゴー】という猟団を率いていたプレイヤー。サウザンドグローブの一件で一度ギルドを解散し、深く反省した一部のメンバーとともに【インディ・ゴーン】を再建した。現在のメンバーは性格を重視して集めたため、穏やかな人が多い。
率いる猟団はドラスレ世界の龍の生態調査等のフィールドワークに重きを置いてはいるが、戦闘もかなりできる方。少なくとも他の八大龍王の動画を何度も観た青がフカミシオツチ戦に通用すると判断するレベル。
リアルで教師だからか面倒見がよく、現猟団のメンバーからは慕われている。実は猟団の中に教え子が一人混じっているのだが、そのことについてはお互い気づいていない。
【シバサキ】柴 咲希 女(23)
好き:管次郎、乗り物、煙草
嫌い:意気地なし、豚骨ラーメン、海水浴(肌が海水にあわない)
特技:水泳(100m自由形を余裕で1分切り)
座右の銘:【好きであることに理由はいらない】
茶畑管次郎の彼女にして彼の女性アバターのモデルでもある。見た目は完全にヤンキーだが、純粋にそういうファッションが好きなだけで素行が悪いわけではない。信吾のことは結構気に入っており親戚のお姉ちゃんのような立ち位置で可愛がっている。ゲームアバターは身長を盛っていて、実際は信吾の顎くらいまでしかない。
喫煙者だが吸わない人の前では絶対に吸わないし臭いにも気をつけている。むしろ気をつけすぎていて咲希からはいい匂いがいつもするとは管次郎の談。
ゲームは基本的に管次郎がやっているものしかやらないが普通に好きであり、腕前もなかなか。操縦スキルでは管次郎に一歩譲るがカスタマイズのセンスは咲希の方がやや上。
【アッシュ】灰原 篤人 男(23)
好き:ラップ、飴玉、中二病ファンタジー
嫌い:計算、悩むこと
特技:司会進行、場の盛り上げ
座右の銘:【テンションをアゲときゃだいたい何とかなる】
管次郎と咲希の友人でみんなをブラザーと呼ぶハイテンションな盛り上げ役。ノるのもノせるのも得意で、困った時にはとりあえず篤人に話を振れば問題ない。
ノリは陽キャのそれではあるものの、意外にも中二病全開のファンタジーが大好き。そのため管次郎や咲希とは漫画や本の趣味はあわない。
平気で数週間連勤とかするブラックな社畜だが、並外れた体力とハイテンションで潰れることなく日々を乗り切っている。フルダイブゲームは体感時間の延長により少しの時間でもたくさん遊べるので趣味の一つに。
・フレンド登録をしてない知り合い
【エンジ丸】燕支山 竜成 男(18)
好き:海(リアル・ゲーム問わず)、スルメ、刺身
嫌い:海を汚す人、チーズ
特技:素潜り、潮干狩り、イカの塩辛作り
座右の銘:【海とは生命の母であり、魂が還る場所】
もはや秘密結社に片足をつっこみ始めている『○○海洋生物部』のリーダー。ちなみにメンバーにリアルでの面識は無く、性別や実年齢なんかも全く知らない。
年の離れた弟や妹がいるため、子どもが泣いていたり困っていたりすると思わず助けてしまう。4Sではそれが功を奏してアカハゲの中身と別ゲーで知り合いであるあんずとの縁を手繰り寄せた。
高校卒業後はそのまま父とともに漁師をするつもり。
【ハッスルマロン】栗山 秋雄 男(30)
好き:筋トレ、歌舞伎、勝負事全般
嫌い:甘いもの、都合のいいように男女平等&レディファーストを使う女
特技:リンゴジュースを素手で作れる
座右の銘:【感情全開で殴り合えばみんな友達】
ニンジャドーでクローン軍団の真っ只中を駆け抜ける信吾を助けてくれたIGAのジョーニン・リーダー。清々しいほどの脳筋ビルドだがタイマンでは比類無き力を発揮する。
少し会わなかっただけで見違えるほど(外見も中身も)バケモノになったレッドゥル(信吾)と戦うため、夜な夜なOH・EDO湾埠頭に現れるように。
カゲマルとはクランは違えどよく一緒にオーダーを受けたりするくらいには仲がいい。ちなみに八本腕を操るリクドー使い屈指のプレイヤーにして戦闘狂のヘカトンボサツはどつきあい仲間。
リアルではジムのインストラクターで、若干暑苦しいが世話好きで明るくとっつきやすいと評判で結構モテる。しかし己の筋肉以上に愛情を注げる女性はまだ見つかっていない。
【カゲマル】影森 修治 男(23)
好き:テンプレな忍者、キャンプ、蕎麦
嫌い:上司、税金
特技:鉈一本で1週間くらい山籠もりできる
座右の銘:【心頭滅却しても熱いものは熱い】
ハッスルマロンと共にニンジャドーで出会ったござる口調のテンプレ忍者なFUMAのジョーニン。FUMAの強みを全面に出した広範囲攻撃ニンポーとハイスピードの近接攻撃を組み合わせて戦う。
ドージョーのシハンを何回も何回も倒せるくらいには強く、その戦利品としてシハンが持つ装備品一式を持っている。プレイヤー間の認識としてはシハンを倒せる奴は『本物』である。
リアルではキャンプが大好きな新社会人。日々の鬱憤をニンジャドーとキャンプで発散させ、大型連休はガチの山籠もり。やろうと思えば鹿くらいまでなら自力で捕まえて捌けるサバイバー。スーツを着ているときは戦闘力が1/10くらいになる。
厚生年金健康保険所得税住民税共済会費に家賃水道光熱費通信費etc...むしり取られていくお金の多さにむせび泣くと同時に、似たような状態でも自分を育ててくれた親の偉大さを痛感している新社会人であった。
・主人公の家族
【あかりむ】赤石 優芽 女(16)
好き:兄のゲームプレイを隣で見ること、ぬいぐるみ、お茶漬け、変な味のアイス
嫌い:虫、スプラッタ系ホラー
特技:兄の思考を読む、野菜の皮むき(料理が得意なわけではない)
座右の銘:【それはそれ、これはこれ】
ついに夢中になれるゲームを見つけた信吾の妹。現在ではカラマジでかなり大きなクランを率いるリーダー。物怖じせずハキハキしているのになぜかもの凄くコミュ障に理解があるため、人見知りでクランに入れず仕方なくソロでしていたクランメンバーからはもはや女神のような扱いを受けている。そして信吾はそのことを知らない。
青春チャンネルのファンだが、推しのアカハゲの中身が兄と知りかなりの衝撃を受け現実を受け入れられなかった。こんなにショックだったのは兄が泣きながら小学校から帰ってきたときとサンタさんがいないということを知ったとき以来。
『赤石信吾を人に慣れさせようの会』特別顧問。兄の人見知りが無くなればそれは嬉しいことだけど、人見知りのコミュ障でも大切な兄に代わりはないのでなるようになってくれればいいというスタンス。
【10GO】赤石 柔吾 男(48)
好き:妻、息子、娘、ゲーム(ジャンル不問)
嫌い:休日に来る仕事先からの電話、ロマンを解さない大人
特技:公私の切り替え、攻略フローチャート作り
座右の銘:【人生は楽しく、正しく、悔いることなく】
息子娘とともにフルダイブゲームをするという念願が叶った信吾と優芽の父親。3人で撮った写真はプリントアウトして大切に保管している。
父であり信吾たちの祖父である健吾とはレアアイテムやレアエネミーを見つけたことでマウントを取り合うタイプで仲が良い。ゲームの中でなら親父を殴る事に一切の躊躇いはない。
優美と付き合う時に『これは俺にとってとても重要なことなんだが、君にとって恋愛ゲームをするのは浮気になるか?』と聞くと、優美は『画面から出てきた女の子が私に柔吾さんと別れて欲しいと直接言いに来るまでは浮気に入れません』と笑顔で答えた。その時に絶対この人と結婚しようと柔吾は決意した。
勤めている会社の別部署に勤務態度は真面目で人柄も良いが、飲み会等には参加しないかしても酔ったからと早くに消えるプロレス好きの若手がいるらしい。
赤石 優美 女(43)
好き:夫、子どもたち、旅行
嫌い:ゴミの日を守らない近所の人、他人の趣味にとやかく言う人
特技:アナログゲーム全般
座右の銘:【何をしようが人生一度きり】
アナログゲームの大魔王と称される赤石家の母。何度叩きのめしてもめげない負けず嫌いな春人と貴理がお気に入り。
柔吾と結婚する少し前、『私とゲームのどちらが好きですか?』と冗談半分で聞いてみた時、プレイ中のゲームを止めた柔吾は真剣な顔で『それは呼吸をすることと心臓を動かすことのどっちが重要かと聞かれているようなものだね。どちらがなくなっても俺は死ぬよ。だからもし君が俺に愛想を尽かした時はゲームをすべて捨ててくれ』と答えた。それで優美は柔吾と結婚することを決めたという。
息子の交友関係は広いとは言えないけれど、固い絆で結ばれた友達ができたことは心底喜んでいる。買い物の時に息子の友達が遊びに来ることを考えてお菓子を選ぶのが楽しくて仕方がない。
【赤剣】赤石 健吾 男(69)
好き:ゲーム、家族、散歩
嫌い:年相応という言葉、キノコ類
特技:犬猫鳥など動物を呼び寄せること
座右の銘:【人生これ楽しんだもの勝ち】
赤石家三代に続くゲーム狂いの始祖。健康で完璧な体を得られるフルダイブVRはジジイとババアの桃源郷とばかりに大いに楽しんでいる。
信吾では比にないほどのべらぼうなゲーム経験値により、現在でも対戦では信吾に大きく勝ち越している。ただしこれは信吾が口下手なために口八丁の横やりに弱いからであり、お互いに無言ならもう少し良い勝負になる。
同じゲーム好きなじーさんばーさんによるサークル『フルダイブ老人会』のボス。総会員数は100人を超えているが、なにぶん会員の歳が歳なのでいなくなる人も結構多い。ドラスレでは孫の応援要請に応えて会員を引き連れ八大龍王とのレイドに挑んだ。
家庭ではばあさんの尻に完全に敷かれており、仕事を定年退職してからも『ゲームは一日四時間まで』と決められている。結構長くね?と思うかもしれないが退職以前から休日は寝る時と飯食ってる時以外ずーっとゲームなんてのも珍しくなかった。おそらく赤石家で一番基礎体力がある。