突入スペシャルチームファイト5
「おー3人とも来たね。」
前衛まで上がってきた3人にレニキスが声をかけた。
「レニキスさんキリシュたちはどうしてますか?」
エッジがレニキスに相手チームの様子を訊ねる。
「キリシュの奴アッと言う間に自分の陣地の栄光旗の前まで戻ってったからね。要注意だよ。」
ケッシュが注意深く言った。
「ケッシュさんの言う通り私もキリシュさんは要注意だと思います。だけど正直キリシュさんが撤退するのは意外でした。」
ケッシュに続きレティシアが発言する。
「どう言う事だよ?レティシアちゃん?」
レティシアの発言にトンローが質問する。
「キリシュの実力なら無理をすれば3対1の状況でも栄光旗を手にする事が出来ただろう。でも彼は敢えてそれをせず暴走したケシュリの元まで戻りセイズにも後衛まで戻って栄光旗の守備を固める指示を出した。それが意外だって言ってるんだよねレティシア。」
「はい、その通りです。」
レニキスの言葉にレティシアが頷く。
「って事はキリシュの奴も無理をするのは得策じゃないって考えた・・・と言うより無理も出来ない状態に体力が削られてるって事なんじゃないのか?」
これはチャンスかもしれないぜと言ったようにトンローが笑う。
「いや、それはないよトンロー。むしろ逆かもしれない。」
笑うトンローにエッジが異議を唱えた。
「あ、エッジ何でそう思うんだよ?キリシュの奴は中衛で守ってたケッシュちゃんと1対1で攻防をやってたんだろう?それで体力を消耗されて・・・」
「いやエッジ君の言ってる事は当たっていると思う。」
「うん?どう言う事だよ?レニキス。」
「正直人数的にはキリシュたちは3対5と不利になった。だからこそ栄光旗の守備を固めるために全員後衛まで戻ったと言う事だと思う。」
「だろう?だったらどう見てもこちらが有利・・・。」
「逆に言えば3人全員栄光旗の傍で待機してアタイたち5人が全員で攻めて来ても迎え撃つ体力があるって事じゃないか。」
「やはり5人全員で攻めるにしてもある程度陣形を組んで進まないとちょっとした隙とかをつかれたりして逆にこちらの栄光旗を取られてしまう危険性が高いと言う事ですよね。」
「ま・マジかよ・・・・。」
ケッシュやレティシアの意見を聞き表情が曇るトンロー。
「ケッシュ今キリシュたちはどんな感じで栄光旗を守ってるか見えるか?」
エッジがケッシュに相手チームの様子を窺うように頼んだ。
「ちょっと待ってな。今見るから。」
ケッシュはそう言うと相手陣営の栄光旗の辺りに目を向けた。
「栄光旗のすぐ傍にキリシュ、でその少し前にケシュリとセイズが待機している状況だね。」
ケッシュが冷静に報告する。
「よし、みんなキリシュは全員で攻めて来いと言ったけどこちらも攻めの体勢は見せつつ作戦を練っていこう。」
「はいレニキスさん。」
「了解したよ。」
「私も了解しました。」
レニキスの言葉にエッジ、ケッシュ、レティシアが続けて返事をする。
「わ・分かったよ俺もそれに賛成する。」
全員の様子を見てトンローもレニキスの考えに賛同した。
こうしてエッジたちの作戦会議が始まるのだった。




