選手カードのポイントで装備が買えると言う事実を初めて知りました。
ゴッツイとセオンからエレナとの関係を知ったエッジとレティシア。
その話を聞いた上でレティシアは自分も旗戦闘~フラッグスファイト~に参加すると言う発言をする。
そして選手登録をしに行く事になったのであった。
レティシア・アモーレン 17歳 女 出身地キンリーン王国 見習い僧侶 ランク D
「よし以上で完了じゃ。」
「こ・これが私の選手カード。なんか良さそうですね。」
キワメから選手登録の儀式をやられてレティシアはうれしそうに笑った。
「キワメさんこれで俺とレティシアでペアファイトに出ても良いんだよな?」
「そうじゃな2人とも選手登録をすませてる理由じゃし問題はないじゃろう。」
エッジの言葉にキワメは首を縦に振った。
「よっしゃー!!それじゃ早速ペアファイトを・・・」
「まあそれも良いじゃろうがちょっと待ちんしゃいエッジ。」
浮かれたつエッジをキワメが制止した。
「何だよキワメさんペアファイトに参加しても問題ないって言ったばかりだろう?」
「あのエッジさんもしかしたらキワメさんは」
不満そうな顔をするエッジに対してレティシアが耳打ちをした。
「えっ!!装備を揃える!!」
「その通りじゃエッジお主も曲りなりにソロファイトで力をつけてきた。それにペアファイトとなればそれ相応の装備を整えとく必要がある。」
「だけど装備を整えるも何も俺はゴッツイのおっさんのとこで働いて金は稼いでいるはずだけど、金は全部ゴッツイのおっさんが管理してるからな。」
エッジはそう言って困ったような顔をした。
「エッジさんその事については多分大丈夫だと思いますよ。」
困った顔をするエッジに対してレティシアが安心するように声をかけた。
「ほうどうやらレティシアの方は分かってるみたいじゃな。」
キワメが愉快そうな顔でニィーと笑った。
「何だって今までソロファイトで得た分の経験値で選手カードにポイントが付いていてそれを使って装備を整える事が出来たんだと!!」
この事実をキワメから聞かされてエッジは一気に不機嫌になった。
「まあお主には丁度相性の良い魔法のアクセサリーがあったからのう特に問題はないと思って敢えて言わんかったんじゃ。」
「ごめんなさいエッジさん私も言おうかと思っていたんですけど私がプレゼントしたラブフレイムブレイドの事をエッジさんがもの凄く気に行ってくれていたので伝えるタイミングが掴めなくてほんとにごめんなさい。」
レティシアが本当に申し訳なさそうにエッジに向かって頭を下げた。
「レティシアは謝る事ないよ。まあ実際俺が調子に乗って気がつかなかったのが悪かったってのもある理由だし。」
レティシアに頭を下げられエッジは気分を落ち着かせて答えた。
「それじゃ2人ともこの機会じゃ装備を揃えに行くと良いじゃろう。」
「わかりました。キワメさんそれじゃ装備を揃えにレティシアと行って来ます。」
こうしてエッジとレティシアは装備を揃えに商業地区に向かうのであった。