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泊優斗の憂鬱

第2話です!お時間ありましたら是非読んでいってください!

人の話。

それは時に辛く、時に楽しいと感じる不思議なもの。

人生の話なんて高校生の俺らに分かるわけないだろ、ハゲ校長。

「疲れたぁあ」

今日は始業式ということもあって、ハゲ校長と担任の話を聞いて今日は終わりだ。

唯一良かったところを言えば、新入生代表挨拶の子がめちゃくちゃ可愛かった事くらいだ。

「優斗、これからの予定は?」

「うーん…ない」

「じゃあゲーセンでも行こうぜ!」

「( 'ω')b」

どうでもいいが、俺らの通っていた中学はゲーセンに行くのは禁止だった。

まぁ、気にせず行ってたけど。

でも何の後ろめたさもないっていいね!

「さてと…」

ゲーセンに着くやいなや、仁はカバンからバチを取り出した。

そういやこいつ太鼓の音ゲーマーだっけ。

俺は断然ガ○パ派なのだが。りんりんマジ天使。

「じゃあ行くか」

そう言いながら仁は太鼓の機械に向かって歩き出していた。

「ちょまま!ちょままま!ちょっと待てちょっと!」

慌てて仁を呼び止めた。

「ん?どうした?」

「俺はUFOキャッチャーの方に行くから」

「あー了解」

仁には悪いが、太鼓を猛烈に叩きまくってる友人が連れだと少し気まずい。

俺は特に気にしないが、周りの人は違う。

明らかに、「うわぁ、、、」という目線を向けてくるのだ。

共感できる人が絶対いるはずだ。絶対に。

とにかくUFOキャッチャーの場所へ足を進めた。

「うさぎのプライズ新しいの出てるな…」

うさぎとはアニメ『ご馳走さまはうさぎですか?』のことである。

世間一般的には『ゴチうさ」と略すが、言いづらいのでうさぎと呼んでいる。

「とりあえず取るか」

財布から500円を取り出し硬貨投入口に入れた。

台の設定が甘く、5回目で取れた。

「よっしゃ!ラッキー!」

仁の奴は終わっただろうか?

様子を見に行ってみるとしよう。

俺はフィギュアを袋にしまい、仁の方へと歩く。

「ワオ」

仁のを見つけた途端、思わず声が出てしまった。

仁の周りに女子が大勢いたのである。

近くにいた女子2人の会話が聞こえてきた。

「えー!?マジヤバい!あの人イケメンじゃない!?」

「確かに!それな感強い!!」

2回共感してどうすんだよ。

心の中でツッコミを入れてしまった。

あいつが終わったらもう帰るか。

女子がたむろっているところは苦手だ。

叩き終えた仁をゲーセンから連れ出し、帰路につく。

「また明日な」

家への道は仁と逆なのでY字路で別れた。

「今日はどっと疲れたな…」

今夜はゆっくりしよう。

俺はLiNeを開き、妹に連絡を入れた。

『今から帰るー』

『(๑╹ω╹๑ )』

なんか変なの送られてきた。

これは了解ということだろうか。

何はともあれ家に着いたらすぐ寝よう。

そう思った矢先、妙に聞き覚えのある声が聞こえてしまった。

「あ!ハロー優斗!」

鬱陶しいリア充キターーーーー!

「ハロー…」

星宮 あやかである。

最悪だ。いやほんと。

「なんか用?」

「ううん、見かけたから声かけただけ!」

「さようですか。ではさようなら」

「ちょい待ち!」

「…何でしょう?」

「折角だからLiNe教えて!」

嫌だなー。どう断ろう。

「あれ?」

どう断ろうか考えながら手に目を落とすと。

スマホがない。

急いで星宮 あやかの方をみる。

すると、俺の携帯はフルボトル並みに振られていた。

「友達登録完了!じゃあまた明日!」

そう言って行ってしまった。

( ˙-˙ )

俺はしばらく立ち止まってしまっていた。

「ただいまー」

やっと家に着き玄関のドアを開ける。

「おかえり〜お兄ちゃん!」

「うん、ただいま」

こいつは俺の妹のちはる。

髪はセミロングで髪色はピンク。

好奇心旺盛で、友達も多い。ファンクラブがあるとかないとか。

今年中学3年生になりたてホヤホヤ。

身内びいきなしで、普通に可愛い。

ん?俺はシスコンじゃ無いからね?

「お兄ちゃん、今日の夜ご飯どうする?」

「ん?うーん…何でもいいかな」

「そういうのが一番困るんだよ!」

「サーセン」

「分かればよし!今日はカレーにするねー」

「おっけー。できたら呼んでね」

「はいはい」

妹との会話を終えた後、俺は自分の部屋に入る。

早速寝ようとすると仁からLiNeが来た。

『C○Dヤローゼ』

楽しそうなので寝るのはやめた。

『オッキュー!』

そう返信し、PS○を起動しゲームを始める。

年齢制限?そんなの関係ねぇ!

やはり友達とやるゲームは楽しい。

そんな思いとは裏腹に、出ている言葉はとてつもなく汚かったのはここだけの秘密

(笑)

そんなことをしているうちにちはるから夕飯の支度が出来たという声が聞こえた。

「じゃあまた明日」

そう言って仁とのスカ○プを切る。

「「いただきまーす」」

2人だけで食卓を囲む。

親は単身赴任で両方ともいない。

寂しい食卓だな。

「てかお兄ちゃんも料理作ってよー」

「えー」

「“えー”じゃない!」

「だって、やってくれる人がいるのに自分から疲れにいくってただのアホでしょ」

「でたよお兄ちゃんの効率主義(笑)が」

「うるさいな。とにかくこれからもよろしく」

「はぁ…」

そんな会話をしながら夕食を終えた後、俺は風呂に入った。

風呂から出て自分の部屋に着くやいなや、爆睡してしまった。

また明日も憂鬱だな。

-To Be Continued-

どうも、檀黎団子です。一部設定を変更しました。(星宮 あやかの髪を銀髪にしました)さて、やっと第2話出来ました!まだストーリーの大きな波やネタなどを十分に盛り込めてないですが、第3話でグイッと物語が進む予感がしますね。予感だけですが。では!第3話でお会いしましょう!ばいなら!

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