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妄想女子のリアル

作者: 夢呂

「おい、帰らないのか?」

「うん、もうちょっと待ってみる」

「誰を?」


「白馬に乗った王子様」




「あのなぁ、いつまでもそんなおとぎ話みたいなこと言ってんなよ。頭おかしいと思われるぞ」


「別に何を夢見ようが私の勝手でしょ?なんで矢岸が怒るの?」


「は?別に怒ってねぇよ」

「嘘。怒ってる」

「怒ってねぇ」

「ほら、怒ってるじゃん」

「・・・・」


「白馬に乗った王子様が道を歩いてたら大ニュースだな」

「じゃあ、高級車に乗った王子様」

「“王子様”はブレねぇんだな」


「お前のその乙女的発想力には毎度感心する」

「そお?女の子なら誰だって考えるでしょ」

「まさか、キスのシチュエーションまで考えてたりしないよな?」

「考えてますとも」

「……マジか」

「朝から幼なじみが部屋に来てそっとキスして起こすとか。」

「不法侵入かよ」

「いいの!あ、ただしイケメンで私のことだけ一途に想ってくれててもちろん私も好きってのが前提ね」

「そこまで聞いてねぇよ」


「それか、放課後誰もいない教室とか!あーやばい、悶える!」




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