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新世界  作者: 新々
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08

 初めて立風さんを見た時も、同じように横顔だったと記憶してる。

 入学式の時わたしの左どなりに座っていた人こそ、立風さんだったのだ。その時は特に意識もなく、きれいな人だな、ぐらいにしか思っていなかった。その後クラスに行ってそのきれいな人を見かけた時は本当に嬉しくて、よくよく考えれば入学式はクラスごとに座っていたから当たり前なのだけど、頭の悪いわたしはそんなことなど知る由もなく、勝手に運命みたいなものを感じていた。

 でもそれからしばらくは、立風さんと接点らしい接点はなく、わたしはただ遠くからその姿を眺めていた。きれいだな、かわいいな、眼福眼福、なんて胸のうちでいいながら。

 初めて会話をしたのは体力測定の時。ふとした偶然からわたしの持っていたソックタッチを立風さんと共有したことがきっかけだった。

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