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新世界  作者: 新々
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06

「そっか。あ、でもね、前に雑誌で見たんだけど、私みたいになんでも自分のものーって主張する人って、独占欲が強いらしくて、恋愛だとちょー嫉妬しっとするらしいよ。なんか怖いよね」

「怖いよねって、それ立風さんの話でしょ?」

「でも、怖くない? なんかそんなの自分じゃないみたいでさ」

「じゃあ嫉妬しないの?」

「うーん、まったくないわけじゃいだろうけど……素楠もとなさんは?」

「わたしは、どうかな。あんまりしないかも」

 そういう状況に出逢ったことがないから、わからないというのが本音なんだけど。

「へえ、素楠さんって大人だね」

「そう? わたしよりも立風さんのほうが大人だと思うけど」

「私は全然だよ。見た目は大人っぽく見られたりするけど、中身は本当に子供だもん。イタズラとかするし」

 にやり、と本当に子供っぽく笑う。そういう顔もまた、かわいかった。どんなイタズラするのかちょっと気になったけど、予鈴が鳴ったので話はそこで終わってしまった。

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