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新世界  作者: 新々
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02

 立風たちかぜさんはわたしの憧れの人。

 クラスメイトに憧れるなんて変かもしれないけど、でも、立風さんはわたしの心を強く惹きつけるだけの魅力をたくさん備えていた。

 何しろ背は高いし、

 顔は小さいし、まつ毛も髪も長いし、

 スタイルはいいし頭はいいし運動もできるし、

 優しいし明るいしいい匂いはするし、胸も大きいし、

 誰かの悪口をいったとこともないし、よく笑うし、足はきれいだし、

 ――と、いくつかわたしの個人的な評価も含めて、どれをとっても立風さんは女の子として、人として、わたしなんかよりもずっとずっと優れているのだ。それでいてそんな自分を鼻にかけたりしないから、誰からも嫌われることはなかったし、不思議と他の女の子からねたまれたりすることもなかった。

 それはでも、わたしが知らないだけなのかもしれないけど。


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