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トラブルの予感

現時点でのくず鉄の艦隊戦力

艦隊旗艦

大型武装採掘母艦

『アカシマル』

艦隊旗艦直衛艦

ドラッド型防宙重巡航艦

『キャノルー』『キャノラー』


第1雷撃戦隊

戦隊旗艦

アローヘッド型打撃軽巡航艦 

『アロー』

構成艦

カットラス級軽巡航艦 2隻

長良型軽巡航艦 2隻

ニューダブリン型駆逐艦 2隻


第2雷撃戦隊

戦隊旗艦

アローヘッド型打撃軽巡航艦

『スピア』

構成艦

カットラス級軽巡航艦 2隻

長良型軽巡航艦 2隻

ニューダブリン型駆逐艦 2隻


対艦砲撃戦隊

金剛型巡航戦艦 4隻

412式重巡航艦 6隻


機動戦隊

ペンタルフ型近接強襲母艦 2隻

隼鷹型機動戦闘母艦 2隻

B-33式コルベット 20艇


第1輸送隊

戦隊旗艦

ペンタルフ型多用途母艦 

『ピアー』

構成艦

ペンタルフ型多用途母艦 2隻

隼鷹型機動戦闘母艦 2隻

平戸型護衛艦 15隻


第2輸送隊

戦隊旗艦

ペンタルフ型多用途母艦 

『コキュー』

構成艦

ペンタルフ型多用途母艦 2隻

隼鷹型機動戦闘母艦 2隻

平戸型護衛艦 15隻


尚維持費削減や輸送力強化の為、全艦艇は通常型よりも軽武装で空いたスペースを簡易格納庫として運用

その他敵艦への殴り込みや陸戦用に重武装の機械兵部隊を保有しており、様々な機動兵器を運用中

また埃を被ってはいるが重装型強化装甲服や対バイオハザード装甲服や重戦車すら保有している

先行していた第1雷撃戦隊を指揮する『アロー』は、指揮下の艦艇を分散させ宙賊の襲来に備えていた

本来なら現地で跳躍予定地点に危険が無いか確認するぐらいで良いのだが、共和国との紛争地帯でもあるという事から警戒は怠る積りはない

そんな『アロー』は騒がしい普段とは違い機械知性らしく静かに警戒していたが、到着を示すセンサーの反応と警報で自身のセンサー群を再度周囲に走らせた

暫くすると空間を裂くようにしてくず鉄の艦隊旗艦『アカシマル』が飛んできて、遅れるようにして他のまともな輸送船団が追い付いてきて艦隊を組み、予定星系へ向かった


マジュルアット星系に到着したくず鉄の艦隊は同行していた船団と別れると、首都星マジュルアット軌道上にある帝国協定軍マジュルアット星系軍基地で到着の報告を入れる事となった

祐一は案内の兵士に連れられ司令官室に向かっていたが、道中見た基地は小規模かつ武装は少なく、配備されている艦艇も数隻の旧式艦ばかりであり非常に不安があった


「ユウイチ・ヤシマ、『アカシマル』艦長兼くず鉄の艦隊司令官です。」


「第1マジュルアット星系防衛基地司令官兼帝国協定軍マジュルアット星系派遣防衛軍司令官のマゼル・コラン大佐だ...良く来てくれた。」


司令官はセング―とよく似た昆虫系種族出身らしく、表情がわからなかったが雰囲気は大変疲れ切っているのがわかった


「貴殿も知っての通り近年このマジュルアット星系を含むベラリル宙域の危険度は飛躍的に高まっている、しかし共和国の手の者により中々対応できなかったのは言うまでもない...くず鉄の艦隊が輸送してきてくれた資材に物資製造支援は本当に頼りにしている、早速で申し訳ないが追加で艦艇の整備と基地の要塞化工事に関しての依頼もお願いしたい...私の許せる範囲での権限を貸与するので有効活用して欲しい。」


「過分なるご厚意ありがとうございます。」


大変な歓迎で在り、コランは色々と自身の権限で許せる事を色々と許可してくれて、さっそく旧式化著しい艦艇の新造と基地の要塞化工事の仕事をくず鉄の艦隊に依頼した


「ただ気を付けてくれ、最近ベラリル宙域は凄まじい勢いで治安も悪化しつつある。」


「と言いますと?」


「こいつだ...」


コランは司令官室のスクリーンにテレビ番組を流し始めた


『皆さん今日もお元気ですかー! 本日もバシバシ悪い人達を懲らしめていっちゃいましょう☆!』


派手なアイドルのような格好をした女性が物騒な事を言っていた


「宙域全体で治安維持組織の大規模な腐敗と過激的な自由経済が進みつつあり、共和国の様に民間企業やらマスコミやらが力を持ちつつあってな...犯罪者を様々な超能力やら装備やらで身を包んだ連中が追いかけまわしている、まるで狩りの様だよ。」


画面には撮影ドローンで撮影しているのか、犯罪者らしき男が必至な形相で追いかけまわしてくる派手な格好の集団から逃げている光景が映っていた


「宣伝の為衣装や装備にスポンサーの名前等いれて金を貰っているようでな、ランキング形式で派手にやっていて騒がしくなっている...もし資材調達で惑星降下するなら気を付けた方が良い。」


「わかりました。」


暫くの間打ち合わせをし、祐一は『アカシマル』に戻ると早速仕事にとりかかった。

艦紹介

『アカシマル』

くず鉄の艦隊旗艦にして祐一達の家である超大型艦

元々は1200メートル程の宙賊母艦だったが、鹵獲された後度重なる改修によって5キロメートルにも及ぶ三胴艦と化した

高性能な採掘設備や精錬設備や工廠機能に加え多種多様な資源生産施設も備える一種の播種船であり、多数の艦艇を収容し補給整備を行える艦隊母艦である

艦自体の固有兵装は他の同じ大きさの艦船よりかは貧弱であるが、多種多様な試作兵装や多数の近接兵装に艦内外に多数の戦力を有しており非常に強力な艦艇として艦隊旗艦を務めている

元々はとある極秘計画の為に改修を行っていたが、どこぞの艦長の意思によりその極秘計画は様変わりし目覚める事が無い事を祈りつつ備えている

武装・装備

多数



ドラッド型防宙重巡航艦

ドラレーン社製のドラッド型重巡航艦を基本に、主砲の射程距離延長・近接防空砲増設・探査装置強化等の改修を加え対機動兵器や対中型小型艦に特化改修した防宙艦

至近距離での迎撃に特化した艦は防空艦・遠距離中距離での迎撃に特化した物が防宙艦であり、その名が示す通り優れた目標照準装置による主砲砲撃で接近してくる艦船を叩きのめす事を得意としている

武装

主兵装:80センチ連装レーザー砲4基

    50ミリ近接レーザーガトリング


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