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ラジオドラマを聴きながら

作者: ろいろい




ラジオドラマを聴いている。


ムスメと・・・


互いに天井を見つめながら、

ある都市伝説ドラマCDを聴いている。


笑ったり、ツッコミを入れたり、巻き戻し再生したり

そして

時には 服の袖をつままれながら

ぞっとしたり、

まったく・・・・ 楽しい時間である。



ラジオドラマ。


初めてラジオドラマを聴いたのは

忘れもしない 1990年に放送された

小林聡美さん朗読による

作:群ようこ 『 トラちゃん 』 です。

毎週土曜夜に放送されていた 『 ラジオ図書館 』 。


好きな映画放映も見ずに 机に向かい試験勉強する日々。

そんな中でも休息は必要で、

休憩時間の際に なんとなくコンポのラジオチューナーをいじくり

そして その時間の方が長いのでは? という

本末転倒な日々を繰り返すなか 本当の意味で

その世界に吸い込まれ、時間を忘れるほど わたしを虜にした。


それが、この 小林聡美さん出演というか

独り芝居による 『 トラちゃん 』 という作品でした。

小林聡美さんの演技力に魅了され、そして その容姿にも惚れ

大林宣彦監督作品 『 廃市 』 に 初めて

銀幕スターを観て ため息が漏れた、そんな経験をいたしました。

文章にすると なんとも恥ずかしい過去ですね(笑


群ようこさん。

後に 当時刊行されたすべての作品を購入・拝読するほど

わたしに読書という扉を いとも簡単に開け

エッセイという読みやすいジャンルを教えてくれた大先生ですね。

ほんと、感謝しております。


学生の頃は ほんとたくさんの本を読みました。

エッセイ、自伝、伝記 が多かったような気がします。

小説は・・・ほとんど読んでいませんでした。


でも、高校時代に デビューしたばかりの

長野まゆみさんの極初期幻想小説に傾倒し、

あるクラスメイトとの思い出もあるのですが、

それは別の機会にでも・・・。



ラジオドラマ。


いまでこそ、アニメ文化を知っているので

ラジオドラマ、ボイスドラマなどは

たくさんありふれている感じがありますが・・


わたしが学生の頃は、

まだまだ一般的ではない部分が あった気がします。

ラジオ = 残らないモノ、

みたいな括りが あるように思えました。


青春アドベンチャー、

クロスオーバーイレブン、

歌謡ドラマ などの番組が すぐに思い出されますが、

やはり・・・すべてを憶えているわけではありません。

でも、

そこを含めて とてもはかなく

一瞬で消える花火のようでもあり

愛おしい存在で目が離せなくなる

そんな存在でもあるのです。



オーディオ・ドラマ。


わたしが

初めてオーディオ・ドラマなるモノを手に取ったのは

学生時代の夏休み、ある図書館でのことでした。


金は無いが時間だけが無限にあるように感じていた大学時代。

金も無く志も無く不格好な自分は

読みたい本など無いはずなのに、

なにか暇をつぶそうと、図書館を訪れ

ウロウロ・キョロキョロと徘徊し

真面目な人たちの邪魔になり始めたころ、

わたしは あるオーディオコーナーに目を止めた。


そして、思わず声が出た。


『 こんなモノが存在するのか!! 』


それは、

1988年にリリースされた 一本のカセットテープ

『 トワイライト・ゾーン 』 (河出サウンド文庫) 

もちろん映画化もされた言わずもがな

ロッド・サーリング原作による

伝説の超人気TVドラマシリーズ 『 ミステリー・ゾーン 』 。

その オーディオ作品だった。

当時、

映画化作品、たった数話を収録したビデオシリーズ数本、

原作ノベライズ本でしか作品を楽しむことができなかった。


そして、わたしは 再度驚愕した。

原作本で読んで感銘、いや震えた作品

『 歩いて行ける距離 』 、

そのオーディオ・ドラマが

収録されているではないか!!!!


わたしは興奮を抑えつつ、約1分後

初めて利用カードを作成してもらった。



【 夏に少年でいられることは素晴らしい 】


放送当時にホスト役:ロッド・サーリングを演じたことのある

久米明さんのナレーションに泣きそうになる。

こんな素晴らしいオーディオドラマは後にも先にも存在しない。


ある種イマジネーションの産物、

想像力を掻き立てる サウンドと脚本力・・・


後に未見であったTV放送版をDVDで拝見したが、残念ながら

まったく心が震えなかったです。




ボイスドラマ。


アニメ文化に少しでも興味がある人なら、その存在は

もはや当たり前の存在だと思います。

声優さんの声の演技力には、ほんと脱帽しますよね。

わたしが初めて声優さんを意識したのは、

実は・・・ふたりほどいます。


一人目は・・やはり、沢城みゆきさんですね。

『 ネギま!? 』 という作品を観ていたとき、ふと

彼女の担当した役をクレジットで見た時、

【 まじか!? 】 と 絶句しました。

いまは、

ニュースを読んでる沢城さん、たいへんお世話になっております。

毎晩聞いてるんじゃないかなぁ?(笑



そして、

もうひとりは・・・そう、もう 『 ネギま!? 』 と

最初の 『 伝説探偵団 』 のCDで ネタバレしている感じがしますが

お分かりですね。


そう、

佐藤利奈さん、です。


『 バンブーブレード 』 で初めて知った声優さんですが、

それ以来のファンです。 

これは、もう 理屈抜きですね。 どうもすみません。




先日、


新型ウィルスの影響で

『 とある科学の超電磁砲T 』 の新作放送分が見送られました。


猛威を振るうウィルスに 少し不安がよぎりますが


目を閉じ、

懐かしいCDに触れ、


少しは ゆっくりとした休日を

過ごすことができたのではないかと


天井を見ながら


腰痛体操に ひと段落をつけたところでした。




最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。


また、会いましょうね。


腰の痛みには 気をつけましょう。





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