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人それぞれ

作者: 虹色 七音

 左を見ると、遠く遠くに小さく銀の城が見えました。

 右を見ると、すぐ近くに大きく金のかんばんが見えました。

 近くにいけば城の方がずっと大きいのだろうけど、かんばんの方が大きく見えたので、右に行きました。


 金メッキでした。

 引き返せませんでした。





     ☆





 左を見ると、遠く遠くに小さく銀の城が見えました。

 右を見ると、すぐ近くに大きく金のかんばんが見えました。

 かんばんの方がずっと大きく見えるけど、実際には城の方がずっと大きいので、左に行きました。


 幻でした。

 引き返せませんでした。





     ☆





 左を見ると、遠く遠くに小さく銀の城が見えました。

 右を見ると、すぐ近くに大きく金のかんばんが見えました。

 正直なところ金にも銀にも興味が無かったので、飛び降りて、宝物を探しました。


 何もありませんでした。

 やり直せませんでした。





     ☆





 何も考えずに、歩いていました。

 そして、純金のかんばんを見つけて、銀の城を手に入れて、宝物を拾いました。











 みんな、歩いてます。

 歩かないと、何もないのは間違いないんでしょうね。

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