第二章
四人は計画を立てたあと講義に行ったり、各々過ごしていた。
薫と佳美は講義に戻っていた。
「そ・れ・で?なんで薫は浩二くんと別れたいの?」
「うん、、えっとね、浩二の裏表の顔が嫌なの。あいつ、自分より上の人や尊敬してる人には敬語を使ったりヘコヘコしてるんだけど、下の人とかバカにしてる人には態度でかいんだよ。わかりやすいのがファミレスとかの店員さんに対してね、水もらうときも(お水ください)っていうじゃない?それをあいつは(ねぇ、まだ水きてないんだけど?)とか言うんだよ~?もう恥ずかしくって、、それを見たとき一気に冷めたわ」
「マジか。。それはないね。ありえないわ」
「でしょー?別れるでしょ。それは」
「うんうん」
講義中なのを忘れて二人は話に夢中になった。
「あっじゃぁ今回の山登りはどうするの?さっきは行くって言ってたけど」
「佳美と涼さんが行くなら行こうかなと思ってさ。それに景色も見たいし」
「そっかそっか。まぁ何かあれば言いなね?薫は抱え込む癖があるんだから」
「うん、ありがと」
薫と佳美が講義を受けてる頃、涼介と浩二は早退して図書館に来ていた。
「数年前にも同じような死体がT山ででたんだろ?そのときの新聞になんか書いてねぇかな」
「・・・」
「なんだよ、浩二。知りたくないのか?なんかこの事件臭うぜ」
「はぁ、、、あんまり好きじゃないって言ったろ?俺にとってはこんな事件どうでもいい」
「冷てぇヤツだなぁ。そんなんじゃ薫に愛想つかれるぞ。それに今は山に出没してるみたいだからいいけど街に降りてきたらどうするんだ?薫が危険な目にあうぞ」
「・・・それは嫌だな。薫が危険な目に合うのは放っておけない」
「だろ?じゃぁ調べようぜ」
話しているうちに図書館に着いた二人は昔の新聞を持ってきて調べ始めた。
「ヤツがいつからT山にいるのか、、、まずは5年前から調べてみるか」
涼介がパラパラと新聞をめくっていると気になる記事を見つけた。
(T山で変死体発見!熊の仕業か・・・?)
「5年前にも同じような死体が発見されてるんだな」
涼介が記事を読んでいると気になる文章を見つけた。
(目撃者Sさんの話によると熊ではなく鉈を持った大柄な男とのこと)
「このSさんって人に話聞いてみたいなぁ、まぁ無理か」
「はは、目撃しといて生き残れるなんて運がいい人だな。・・・おい、涼、この記事見てみろ」
「んー?どれどれ」
(SさんはK大の先生で大学のサークルで山登りに来ていたとのこと。サークルの何人かは犠牲に。)
「まじか、俺らの大学じゃん!」
「おい、涼、これがでけぇよ」
「あ、あぁ、すまん。ついな、つい。興奮しちまって。。ここに載ってるのS先生って、、、、、あっ関先生か!」
「おそらくな。確か関先生は山岳部の顧問だったはずだ。だが、どうやって話を聞くつもりだ?たぶん俺らには話してくれないぞ?なんてったって現にこうして講義をサボってるからな」
「そこは薫の出番よ。いつも真面目に講義にでて教授からの評判もいいし。薫にだったらなんでも教えてくれるんじゃねぇの?」
「おい、涼。薫をなんだと思ってるんだ」
「まぁまぁそう怒るなって。薫のためだと思って薫を説得してくれよ、な?頼むよ!」
「・・・・はぁ・・わかった。説得してみる。あまり期待するなよ?」
「OK、OK。サンキューな。とりあえず大学に戻ろうぜ。薫も佳美もまだいるはずだし」
「そうだな。いったん戻ろう」
二人はいったん大学に戻り、図書館で見つけたことを二人に報告して関先生から話を聞いて計画をたてることにした。




