序章
「ハァ、ハァ、ハァ・・」
ここは某県にあるT山。息を切らせてる男は小林敏夫。何年か振りの山登りに来ていた。
日頃の仕事のストレスを発散しようと思い、綺麗な景色や小鳥のさえずりを聴いて癒されようと思っていた。
何年か振りというのもあって、結構楽しんだ。
気づいたらあっという間に日が暮れ、辺りは暗くなり始めていた。
下山して帰ろうとしたとき、森の中から音がした。
何かを刃物で切る音。ぐちゅ、ぶちゅ、ぐちゃ。
なんだ?と思い見てみると男が何かを大きな刃物で切り刻んでいた。
「ヒィ・・!」
まずいと思って咄嗟に口を手で覆ったが、男に気づかれてしまった。
一歩一歩近づいてくる。刃物から血を滴らせて・・。
逃げなきゃ、逃げなきゃ・・!!・・・・・足が・・動かない!!
恐怖で敏夫は固まったまま目の前に男が迫ってくる。
そのとき、動物が小枝を踏んだ音で我に返った敏夫は立ち上がって走りだした。
恐怖で震えている身体を一生懸命動かしながら森の中を逃げる。
男が追いかける。刃物を振りかざして・・。
「ひぃぃぃぃぃ!!!くるなぁ!!!」
敏夫の後ろでガサガサガサと草が掻き分けられている。間違いなくヤツは男のすぐ後ろにいる。
「はあはあはあ!なんでこんな目に。。。やっと休みが取れたから久しぶりに山に登りに来ただけなのに。。」
ガサガサガサガサ!!草を掻き分けて出たとこは・・
「おいおい、ウソだろ、、」
目の間には崖。
「やばい・・・こんなとこで追い詰められたら逃げ場がないじゃないか。引き返さないと・・・」
敏夫が引き返そうとしたそのとき!
ガサ!!
男が敏夫に追いついた。
男の手には鉈が握られている。男の手を見た敏夫は徐々に後退りしながら逃げようとする。
が、すぐ後ろには崖がある。
「た、助けてくれ!何も見てないから!み、見ていたとしても誰にも言わないから!」
敏夫は男に懇願する。しかし男は、
「ニガ・・サナ・・イ・・」
そう言った男は鉈を振り上げた!
ザシュ!ブシュゥゥゥ!!
鉈は脳天に直撃した。脳天からは真っ赤な血が・・・脳みそも飛び出した。
敏夫は死んだ。男は敏夫の死体を、ズルズルと引き摺りながら小屋へと持ち帰った・・・
初なので、お手柔らかに・・




