第2話 学校で会うチーム
この小説のキャラクターは頭を使うからかなり大変だぜ!
戦闘シーンはかなり大変だし!
才賀は片手にカバンを持ちながら学校に向かっていた。
「おーい!才賀!」
後ろから声が聞こえた才賀は振り向くと幼馴染みの緋杉信長が立っていた。
「おう、相変わらず辛そうな顔をしているな」
そう信長は才賀に言った。
「朝まで仮面騎士グローグ見てた」
そう言って才賀は眠気を覚ますためにガムを食べ始めた。
「あっ!」
前に立っていたのは騎士ブーティカの神風奏多だった。
「よう、お前も同じ学校だったのか」
そう信長は奏多に聞いた。
「ええっ、えっと、ノブナガくんとイザイアくん」
「ああ!」
信長はカバンを片手に持ちながら奏多に挨拶した。
「んっ!」
そう才賀は頷いた。
「ねぇ、ひょっとしてブレイブバスターさんもこの学校の人だったりして」
そう奏多は二人に聞いた。
「確かにLEGENDから近いしなこの学校は」
そう言って才賀は三鷹高校に入った。
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三人は教室に入った。
「そういえば、信長くんのアバターって何かモデル居るの?」
そう奏多は信長に聞いた。
「ああ、俺は織田信長をベースに造り出したアバターだからかなり課金して造ったな」
そう信長はふと思い出しながら言った。
「いくら使ったの?」
そう奏多は信長に聞いた。
「ん~?19万ぐらいだな!」
そう信長は片手に自分のアバターカードを見て言った。
「えっ!!」
そう奏多は少し驚いていた。
「まぁ、俺達はガチでやってるからな」
そう言って才賀はアバターカードを片手に持ちながら言った。
「ねぇ、奏多」
奏多に話し掛けてきたのはクラスメイトの一人だった。
「何?」
奏多はクラスメイトの一人に近づいた。
「ひょっとして門夜君と緋杉君と仲良くなったの?」
そうクラスメイトは奏多に聞いた。
「えっと、最近ゲームを始めてそれで仲良くなったんです」
そう奏多はクラスメイトに言った。
「へぇ~、そうなんだ」
そうクラスメイトは納得した。
信長は片手に歴史上の本を読みながら新しい戦術を考えていた。
「ふぁ~」
才賀はあくびしながらアバターのコスチュームを考えていた。
「ねぇ、門夜君!」
奏多は才賀に話し掛けてきた。
「んっ?」
そう才賀は奏多を見た。
「アバターのコスチュームを考えてるの?」
そう奏多は才賀に聞いた。
「ああ、特撮ヒーローみたいなアバターのコスチュームを考えてるんだが中々難しいな」
そう才賀はイメージコスチュームを奏多に見せた。
「う~ん、少しカッコ悪いね」
そう奏多は才賀に言った。
才賀のイメージは赤い服に水色のマントでズボンは普通の物だった。
奏多は才賀からスケッチブックを借りて何かを描き始めた。
そして数分してそれを見せた。
そこには赤いアーマーに背中には黒い龍の絵が描かれていた。
「未完成だけどどうかな?」
そう奏多は才賀に聞いた。
「めちゃくちゃ、俺好みだ!」
そう才賀は奏多に言った。
「それはよかった」
そう奏多は才賀に言った。
「オーイ!授業始めるわよ!」
そうクラスの担任の虎風江美が入ってきた。
「ほら、席に座れよ」
そう才賀は言って奏多を自分の席に座らせた。
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才賀は弁当箱を持って屋上で飯を食べながら空を見ていた。
「あっ!」
誰かが屋上の給水塔の上から声がした。
才賀は弁当を食べ終えて給水塔を登り始めた。
そこには小柄な女子が片手にケースを持ちながら逃げようとしていた。
才賀は足元に落ちていたカードを拾った。
それはAGITOのアバターカードでブレイブバスターと書かれていた。
「お前、ブレイブバスターか?」
そう才賀は女子生徒に聞いた。
「えっ?ひょっとしてイザイア?」
そうブレイブバスターと呼ばれる少女はカードを受け取って才賀を見た。
「お前名前は?」
そう才賀はブレイブバスターに聞いた。
「倉坂すず」
そうすずは才賀に自己紹介した。
「俺は門夜才賀だ」
そう言って才賀は左手を差し出した。
「えっとよろしく」
そうすずは少し照れながら左手を掴んだ。
「そういや、お前友達と飯は食わないのか?」
そう才賀はすずに聞いた。
「一人も居ないよ、ずっと一人で遊んできたから」
そうすずは下を向いて言った。
「お前なん組だ?」
そう才賀はすずに聞いた。
「一組」
そうすずは才賀に言った。
「あ!俺と同じだ」
そう才賀はすずに言った。
「えっ?門夜くんも一組のクラスなの?」
そうすずは才賀に聞いた。
「ああ、壬の龍のメンバーも居るぜ」
そう才賀は言った。
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才賀とすずはクラスに到着した。
「あれ?才賀くん隣の人は?」
そう奏多は才賀に聞いた。
「ああ、同じクラスの倉坂すずだ」
そう才賀は奏多に言った。
「へぇ~、倉坂さん私は神風奏多よろしくね」
そう奏多はすずに挨拶した。
「俺は緋杉信長だ!よろしくなすず」
そう信長は片手を差し出して言った。
「う、うん」
すずは照れながら手を掴んだ。
「ちなみにそいつは俺達のチーム壬の龍の斬り込み隊長ブレイブバスターだ」
そう才賀は本を読みながら言った。
「えっ!」
信長と奏多はかなり驚いていた。
「お前がブレイブバスター?」
そう信長はすずに聞いた。
「………/////」
すずは黙ったまま頷いた。
才賀は昼休みが終わるまで本を読みながら窓の風を浴びていた。
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才賀達はゲームセンターLEGENDに到着して無料スキルカードローダーを引いていた。
「おっ!レアのスキルが当たった」
そう才賀はスキルカードをじっと見た。
「何てスキルカード当たったんだ?」
そう信長は片手にコモンのスキルカードを見せながら聞いた。
「ああ、アブソリュートバーストっていうスキルカードが当たった」
そう才賀はスキルカード信長に見せた。
「ん?これガン系のスキルカードじゃないか?」
そう信長は才賀に聞いた。
「えっ!?」
才賀はスキルカードをじっと見た。
そこには銃のマークが描かれておりまさしくガン系のスキルカードだった。
才賀はそれを見て少しショックを受けていた。
「ウェポンローダーならガン系が当たるんじゃないか?」
そう信長は言った。
「その手があったな」
そう言って才賀は財布から百円をウェポンローダーに入れた。
ガコン
そして出てきたカードはガトリングガンが出てきた。
「名前は?ケルベロス?」
そう才賀は言ってアタック力を見た。
通常の銃系はアタック力は250が限界だがケルベロスは500だった。
「そろそろゲームをしようぜ」
そう信長は才賀に言った。
「おう!」
そう言って才賀達はAGITOのカプセルの中に入った。
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イザイアとブーディカとノブナガとブレイブバスターはイベントクエストの[古代のワイバーン]のミッションに向かっていた。
「しっかしこのゲームの敵のバリエーションはかなりあるよな」
そうノブナガは片手にライフルを持ちながら言った。
「ああ、そうだな」
イザイアはそう言って敵の種類を思い出していた。
「ねぇ、ブレイブバスターさん」
ブーディカはブレイブバスターに話し掛けた。
「なに?」
そうブレイブバスターは大剣を片手に持ちながらブーディカの方を向いた。
「このゲームの敵って何種類居るの?」
そうブーディカはブレイブバスターに聞いた。
「八種類ぐらいかな」
そうブレイブバスターは片手で指で数を数えながら言った。
「意外と多いいね」
そうブーディカは剣を持ちながら言った。
「それより早く古の神殿に行こうぜ!」
ノブナガはライフルを持ちながら言った。
「おう!」
そうイザイアは片手にケルベロスを片手に持ちながら歩き始めた。
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四人は古の神殿に到着して中に入った。
「って雑魚の敵が六体かよ!まぁソードリザードマンなら余裕だな!」
そう言ってイザイアはソードリザードマンの攻撃を避けながらリザードマンのボディにパンチを連続で撃ち込みそしてスキルカードを使用した。
「ブラックフレアキック!」
そうイザイアは回し蹴りでソードリザードマンの首を蹴り飛ばした。
ノブナガはライフルでソードリザードマンのボディを撃ちながらスキルカードを発動した。
「魔王連射!!」
そうノブナガはライフルをソードリザードマンに向けてトリガーを引いた。
するとノブナガの真上に大量の銃が出現し大量の弾丸の雨がソードリザードマンを貫いた。
そしてブレイブバスターは大剣でソードリザードマンの体を真っ二つにした。
攻撃メインのアバターだけに攻撃力が高かった。
そしてブーディカはソードリザードマンの攻撃を盾で防ぎながら隙ができるのを待っていた。
「今だ!」
そう言ってブーディカは剣でソードリザードマンの片腕を切り落とした。
そしてスキルカードを発動した。
「スキルカード発動!シャイニングスラッシャー!」
そう言ってブーディカは剣を金色に光らせて閃光の斬撃をソードリザードマンのボディに放った。
そしてソードリザードマンは光の粒子になって消滅した。
「よし、これで全滅したな」
そう言ってノブナガはウキウキしながらボス戦に向かおうとした。
「ねぇ、このイベントのボスってどんな敵なんですか?」
そうブーディカはイザイアに聞いた。
「ああ、エンシェントワイバーンって言って強さのランクは不明だが、ドロップアイテムがかなり使えるらしいぞ!」
そう言ってイザイアはボス部屋の扉を片手で触れて開けた。
そこには口が尖っていて口の横には剣の様な牙が生えており背中には銃の形をした物が付いていた。
エンシェントワイバーンは口から強力な炎と風のブレスを放ってきた。
四人はそれを避けて攻撃を仕掛けた。
「喰らいやがれ!」
ノブナガとイザイアは遠距離から銃系で攻撃を仕掛けた。
二つの攻撃を喰らいエンシェントワイバーンはノブナガとイザイアの方を向いて背中の銃の形をした様な物を二人に向けた。
そして銃の様な物体からビームを放った。
ノブナガとイザイアはそれを避けた。
そしてイザイアは近距離でスキルカードを発動した。
「喰らいやがれ!ブラックフレアキック!」
走り出して飛び蹴りでエンシェントワイバーンの背中の銃の形をした物体を二つ破壊した。
「イザイア!避けて!」
そうブレイブバスターはスキルカードをちらつかせて言った。
イザイアはそれに答えるようにジャンプして避けた。
「スキルカード発動!ドラゴンバスタースラッシュ!」
そう言ってブレイブバスターは剣に力を溜めてそのまま上へジャンプしてエンシェントワイバーンの牙を切り落とした。
エンシェントワイバーンはふらつきながら口からブレス攻撃を放とうとした。
イザイアはスキルカードをケルベロスに近づけた。
「スキルカード発動!アブソリュートバースト!」
大気中のエネルギーを溜めてイザイアはトリガーを引いた。
その瞬間冷気のエネルギー波がエンシェントワイバーンのブレスとぶつかった。
二つの力は互角に思われたがイザイアのアブソリュートバーストの方が遥かに上だった。
アブソリュートバーストを喰らったエンシェントワイバーンは完全に凍った。
「俺の勝ちだな」
そう言ってイザイアはケルベロスでエンシェントワイバーンを破壊した。
そしてそこから武器が出現した。
武器の名は邪剣ブレイクソードと書かれていた。
色は紫の剣でそれを見ながらイザイアは。
「ランクはSか」
と言ってイザイアはそれを片手に持ちなら仲間を見た。
「それは倒したお前が持つべきだな」
そうノブナガはイザイアに言った。
二人も同じだと言いたそうな顔をしていた。
「なら、そうするか」
そう言ってイザイアは邪剣ブレイクソードを片手に持ちながら言った。
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四人はイベントをクリアしたお祝いにゲームセンターLEGENDのカフェで飯を食べながら話をしていた。
「俺は、タルタルクラブサンドをお願いします」
そう才賀は店員にメニューを言った。
「俺はホットドック激辛をお願いするわ」
そうノブナガは誰も頼まないメニューを言った。
「私はチョコケーキをお願いします」
そう奏多は店員に言った。
「私はカレーキムチサンドをお願いします」
そうすずは店員に言った。
このメンバーの記念だと信長は笑いながら片手にコーラの入ったグラスで乾杯して言った。
「明日もイベントがあるから全員気を抜くなよ!」
そう言って信長は全員に笑いながら言った。
才賀はクラブサンドを食べながら皆の顔を見て少し笑った。
この笑顔で居られるならこの場所も悪くないと才賀は思っていた。
続く
ポイントとコメントよろしくな!
皆の暖かな目で見ていてほしいわ!