第1話 チーム結成
初めての電脳世界の小説派手に書いて見せる!
このゲームの世界で戦う戦士達よ。
今この世界に危機が迫っている。
世界を救えるのは君達しかいない。
誰かこの世界を救ってくれ。
その始まり方は変わらないがこれは四人のヒーローの物語だ。
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ゲームセンターショップLEGENDの中で巨大モニターに写り出されたのは赤い格闘着の衣装を着た青年がカエルのような化け物と戦う映像が流されていた。
「はぁ!」
青年は拳でカエルのような怪物と戦いながらケースからカードを取り出した。
「スキルカード発動!ブラックフレアキック!」
青年がそう言った瞬間片足が赤黒く燃え上がりそのまま飛び蹴りでカエルのような怪物を倒した。
怪物は灰になりそのまま消滅した。
「ふぅ、ランクはA+か弱すぎるな」
そう言って青年は辺りを見ながら何かを探していた。
しかし何も見つからないのか青年は片手を前に出してこう言った。
「ゲームアウト」
そう言った瞬間青年は光になりその場から消えた。
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ゲームセンターLEGENDの中にある巨大なゲーム機体AGITOの中から出てきたのは全国2位の門夜才賀だった。
「弱すぎる」
そう言って才賀は片手にカードを持ちながら言った。
「さすが全国2位の英雄神イザイア」
そう言ったのは店長の仁海だった。
「あれがボスとか弱すぎんだよ!もっと強い奴は出ないのかよ」
そう言って才賀はカードを片手に持ちながら言った。
「まぁ、来週には強いボスが出るらしいけどそのボスはチームを組まないといけないからイザイア君には無理だけどね」
そう店長は才賀に言った。
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私立三鷹高校の1年の教室で一人の女子生徒が座っていた。
「ねぇ、奏多!」
奏多と呼ばれる少女の名前は神風奏多クラスで彼女を知る者はいない。
正義感が強く皆から頼りにされている。
「なに?美奈」
そう奏多は友人の方を見た。
「ゲームセンターに行かない?」
そう奏多の友人は聞いてきた。
「ゲームセンター?」
そう奏多は頭に?マークを浮かべた。
「あれ?行った事がなかったけ?」
そう友人は奏多に聞いた。
「うんゲーム事態初めて聞いたから」
そう奏多は友人に言った。
「なら行こうよ!」
そう友人は奏多の手を掴んで走り出した。
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そして奏多はゲームセンターLEGENDに到着した。
「わぁ!凄い人ね」
そう奏多は言った。
「ゲーム機体は12台か」
そう友人は言った。
「ねぇ、セーブカード買いに行こうよ!」
そう友人は奏多と一緒にセーブカードを買いに行った。
「あとはアバターを造ればいいんだけどあアバターの作り方わからないしな」
そう友人は言った。
「えっ?わからないの?」
そう奏多は友人に聞いた。
「おや、二人とも初めてかい?」
そう聞いたのは店長だった。
「えっ?はい!」
そう友人は頷いた。
「なら、あの子に聞いたら早いな」
そう言って店長は誰かを探していた。
「あっ!イザイアくん!」
そう店長は一人の名前を呼んだ。
「何ですか?」
そう言って来たのは門夜才賀だった。
「あー!君は!」
友人の一人が才賀を見て驚いていた。
「えっ!美奈知り合いなの?」
そう奏多は友人に聞いた。
「知ってるも何もここ二週間学校サボってる不良だよ!」
そう友人は奏多に言った。
「不良?」
そう奏多は才賀を見た。
しかし才賀は何も言わずに二人にゲームの説明書を渡した。
「これ読んでみたら早いから」
そう言って才賀はスキルカードローダーを無料で引いた。
「えっとこれでアバターの種族を決めて決定のボタンを押して完成?」
そう奏多は自分のアバターの姿を見た。
完璧に自分に似ており奏多は少し頬が赤くなっていた。
「かっこいい」
そう奏多は言ってセーブカードをAGITOのカードに差し込んだ。
「セットスタート!」
そう奏多は言った瞬間ゲームの世界に飛んだ。
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奏多は辺りを見ると草原の中で眠っていた。
「あれ?ここがAGITOの世界?」
そう奏多は言って辺りを見た。
「そう言えば美奈はどうしたのかな?」
そう言って辺りを見た。
すると後ろから誰かの気配を感じたのか奏多は振り向いた。
そこにはカマキリの姿をしたアンサムが立っていた。
「えっ!」
奏多はそれを見て驚いていた。
カマキリのアンサムは巨大な鎌で攻撃を仕掛けて来た。
奏多は片手に盾で攻撃を防いで剣を片手に持ちながらどうするか考えていた。
「やれやれ、どうしてこうなるのやら」
そう言って来たのは赤い格闘着を着た門夜才賀が立っていた。
「お前、初めてでランクAに戦いを挑むとはな」
そう言って才賀はカードケースからカードを取り出した。
「スキルカード発動!クリムゾンスライサー!」
そう言った瞬間奏多の剣を持って敵に巨大なリングで縛ってそのまま走り出し連続で斬り捨てた。
「まぁ、弱すぎるがな」
そう言って才賀は剣を奏多に返した。
「あれ?イザイア来てたのか?」
そう聞いてきたのは火縄銃の様なライフルを持った男だった。
「よう、久しぶりだなノブナガ」
そう才賀はノブナガと呼ばれるアバターに挨拶した。
「あれ?その子は新入りか?」
そうノブナガは才賀に聞いた。
「ああ、うちの学校の生徒でアバター名はブーティカと書いてある」
そう才賀は名前を読んだ。
「俺はノブナガだ!射撃を得意とした男だ!種族は武将だ!」
そうノブナガは片手にライフルを持ちながら言った。
「えっと、私はブーティカと言います!種族は騎士です!よろしくお願いいたします!」
そうブーティカは頭を下げた。
「ああ、俺とイザイアは同じ高校の1年だから何か質問があったら聞いてきな」
そう言ってノブナガは片手にライフルを持ちながら歩き出した。
「おい!ノブナガ!」
イザイアはノブナガの名前を呼んだ。
「何だ?」
そうノブナガはイザイアの方を向いた。
「俺達でチームを作らないか?」
そうイザイアはノブナガに聞いた。
「面白そうだから作るか」
そうノブナガはライフルをバットを地面に立てるふうにして了承した。
「なら、あと一人か」
そう言ってイザイアは辺りを見た。
「ねぇ、そこのあなた」
そうイザイアに話しかけてきたのは大剣を片手に持った少女だった。
「えっと、どちら様?」
そうイザイアは少女に聞いた。
「私の名前はブレイブバスター!最強を目指すものよ!」
そう言ってブレイブバスターは片手の大剣をイザイアに向けた。
「えっと、そのブレイブバスターさんが俺に何のようだ?」
そうイザイアはブレイブバスターに聞いた。
「勝負を申し込むわ!」
そうブレイブバスターは真顔で言った。
「別に構わないが」
そう言ってイザイアはメニューからデュエルを選択した。
「それじゃあ、初めましょうか貴方の絶望へのスタートを!」
ブレイブバスターは大剣で攻撃を仕掛けた。
イザイアはそれを避けて両手を拳にした。
ブレイブバスターは大剣を両手に持ち変えて連続で斬り掛かった。
イザイアは強力なパンチを何十発も打ち続けた。
ブレイブバスターはパワーでものを言わせようとした。
しかし力で勝てるほどAGITOは甘くなかった。
そしてイザイアは片手をパーにしてカードケースからカードを取り出した。
「スキルカード発動!ブラックフレアキック!」
そうイザイアは言って体を回転して強力な蹴り技を打ち込んだ。
「がはっ!」
それを喰らってブレイブバスターはゆっくりと倒れた。
「俺の勝ちだな」
そう言ってイザイアは片手をブレイブバスターに差し出した。
「えっ?」
ブレイブバスターはイザイアをじっと見た。
「俺達の仲間にならないか?」
そうイザイアはブレイブバスターに聞いた。
「えっ?」
ブレイブバスターは少し驚いていた。
「いやな、チームに剣士が欲しかったから丁度よかったぜ」
イザイアは笑いながら言った。
「えっ?」
頭で理解できないブレイブバスターは少し知恵熱で倒れそうになっていた。
「簡単に言えば俺達でチームという名の友人にならないかってことだろ?」
そうノブナガはライフルを片手に持ちながら言った。
「そういうことだ!」
そうイザイアは指をパチンと鳴らして言った。
「別に構わないよ!」
そう言ってブレイブバスターは名前にブレイブバスターと書いた。
「えーと、チーム名は…」
そうイザイアはチーム名を考えていた。
「俺にやらしてくれ」
そう言ってノブナガはチーム名を勝手に入力した。
「壬の龍?」
そうイザイアは頭に?マークを浮かべながら言った。
「かっこいいだろ?」
そうノブナガは皆に聞いた。
「まぁ、変な名前よりましか」
そう言ってイザイアはログアウトした。
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才賀は片手にカバンを持ちながら家に帰宅しようとした。
「あっ!門夜くん!」
いきなり誰かが才賀に話しかけてきた。
「お前、確かブーティカだったか?」
そう言って才賀は奏多[ブーティカ]を見た。
「あの、さっきは助けてくれてありがとう」
そう言って奏多は才賀に頭を下げた。
しかし才賀はそれを見て何も言わずにゲームセンターから出た。
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才賀はチームを初めて作り少し浮かれていた。
だが顔には出さずに家に向かっていた。
これから先の出来事で何が起きるのかも知らないで。
次は学校の話です