あぶどるさんの縁日(間奏曲2登場人物の雑談)
天野「アマノです!」
大田「オオタです。」
天野「二人合わせて、大甘コンビです!」
大田「止めようよ。そんな夫婦漫才みたいな事は。」
天野「いや、なんや勢い付けんと、話難いやん?」
大田「まあ、数少ない貴重な読者の皆さんへの、お詫びとお願いだからね。」
天野「ヘタレ作者も黙って、とっとと続きを書いたらエエのに。」
大田「伏線で回収不能な筋が出て来たのだから、そういう訳にもいかないよ。」
天野「注目されとる作品でもないのになぁ。何をイチビっとるんやろなぁ。」
大田「そう言うなよ。熊本・大分地震は作者にだって予測不能だったんだから。」
天野「キビッちゃんの設定やろ?瓜生島との関連を、さんざん臭わせとったし。」
大田「連載初期にね。3月の事だけど。ちなみに瓜生観音は創作で、実在しない。」
天野「慶長豊後地震で沈んだ島やもんなあ。縁起悪過ぎや。」
大田「後半ではウリュウ=ルル(イエ)=新・鬼ヶ島が浮上する予定だったらしい。」
天野「そりゃまた、どえらい風呂敷を広げたモンやな。」
大田「でないと、キビツさんを大分の人にする理由が無いだろ?」
天野「まあ普通に中国地方の人でエエ訳やしな。」
大田「キビツさんは、『吉備津』ではないよ。」
天野「『木櫃』や言うとったね。」
大田「木櫃=聖櫃だったのさ。聖櫃の力でルルイエを封じていたんだよ。」
天野「アークはアカシヤの木製やもんね。でも別府湾と関係無いやん?」
大田「ソロモン王の財宝伝説があるだろ。四国に。」
天野「う~ん・・・聞いた事が有る様な、無い様な・・・。」
大田「ウラ=温羅さんの目的は、聖櫃の封印の破壊だったわけさ。」
天野「ダゴン教徒は、利用されとったって事?」
大田「大蛸も、だよ。別府湾の海底で、力仕事をさせるために。」
天野「聖櫃が別府湾に沈めてあったんか・・・ムチャクチャやな。」
大田「まあ、僕もそう思うけどね。」
天野「作者の意図と、筋を捨てた理由は分かったわ。で、どうするん?」
大田「場所を移して、書き直す腹だったらしい。候補地は長崎県。」
天野「長崎?キビッちゃん、長崎の人に成ってしまうん?」
大田「五島列島の小値賀島沖に『コウリャゾネ』という暗礁がある。」
天野「沈んだ島なん?」
大田「高麗島だったという伝説が有るんだよ。」
天野「コウライとルルイエじゃ、ウリュウより遠いなあ。」
大田「難所だけれど、イサキの好漁場らしいよ。」
天野「キビッちゃん、カボスやのうて、イサキフェチに成ってしまうん?」
大田「小値賀島は、アワビやイワシ蒲鉾も名産らしいけど。」
天野「クトゥルフっぽい要素は何かあるん?」
大田「小値賀島の伝説に『コワロ』という妖怪がいるね。」
天野「どんな妖怪なん?」
大田「雨の夜に、海から上がって来る子供だって。」
天野「河童とか、ケンムンみたいな感じ?」
大田「絣の着物を着て、すり鉢を被っているそうだ。相撲をせがむって。」
天野「河童系統やね。ダゴンとは程遠いわ。」
大田「漢字を当てると『小童』か『子童』ってとこかな。」
天野「『海童』かもね。ウミガッパや。」
大田「そこは、まあ水棲人と言うことで。」
天野「まあ、そこまで言うんやったら目ぇ瞑っとったるわ。」
大田「それにね、大陸との交通の要所だったり、水軍の拠点だったりと」
天野「オモロイ要素が有る、言うんやな?」
大田「その通り。しかし、問題もある。」
天野「具体的には?」
大田「須磨から遠すぎるだろ?しかも、関門海峡を越えないといけない。」
天野「関門はキツイわな。狭いし、激流やし、大蛸流されてまうな。」
大田「その上、水上交通量が多い。漁船や遊魚船も多い。」
天野「見つからんで移動出来る訳ない、いう事か。南回りは?」
大田「薩摩・大隅半島経由して北上って、いくら何でも、だろ?」
天野「モ●ラなんか、太平洋泳いで黒四ダムに出て来たで?」
大田「映像に説得力が有るから、出来る芸当なんだよ。」
天野「その点、この作者は説得力皆無やからなぁ・・・。」
大田「ハニーゼリオンが誘引物質に使えるとしてもねえ・・・。」
大田「その他にも、島の帰属の問題が出て来るんだよ。」
天野「なんで?日本の領海なんやろ?」
大田「そう。コウリャゾネの位置は、日本の領海。」
天野「どの辺にあるん?」
大田「小値賀島の西15km。」
天野「領海の範囲は約22kmやから、問題無しやん?」
大田「そうだけど、中国や韓国が、黙って認めると思うかい?」
天野「日本の主権が及んでいない新島、て難癖付けて来る?」
大田「隆起の前兆が有って、海保か海自が見張ってたら良いけれど。」
天野「西之島新島の時はどうやってん?」
大田「あっちは、素直に日本領に成ってるけどね。」
天野「じゃあ、大丈夫なんとちがう。」
大田「でも南シナ海ではスプラトリー海戦とか起きているだろ?」
天野「有ったね。1988年か。」
大田「五島近海でも肥前鳥島とかね。」
天野「韓国が狙っとる島やね。」
大田「小値賀島もね、空港の休港問題とか有ったみたいでね。」
天野「島に空港あるん?」
大田「1985年に開港している。でも2006年休港。」
天野「理由は?」
大田「不採算が理由だね。」
天野「不採算なら不思議は無いやん?」
大田「休港後に、海難救助や病人輸送のヘリ拠点に」
天野「有効利用やん。これも別に不思議は無いやん?」
大田「しようとしたけど、出来なかった。」
天野「なんで?」
大田「反対運動。野党の大物が乗り込んだりしたんだって。」
天野「・・・・。」
大田「中国が、白樺海底ガス田で生産を始めたのが、2006年。」
天野「それって・・・」
大田「韓国がEEZの変更を言い出したのも、2006年。」
天野「ノ・ムヒョン大統領の時か。」
大田「島根県空爆計画を、ワシントン・ポストに素っ破抜かれた年だ。」
天野「一気に香ばしい話に成ったねぇ。」
大田「小値賀空港にオスプレイ配置したら、両国は嫌がるだろうね。」
天野「佐賀空港への配備でも嫌がっとるくらいやし。」
大田「素人雑文書きの、手に負える題材じゃなくなったなあ、と。」
天野「で、どうするん。全文削除して逃亡?」
大田「須磨海岸の、大蛸退治して幕を下ろそうか、みたいな。」
天野「ホンマ、ヘタレやなぁ。」
ウラ「やあ、お二人さん。」
天野「おや、悪役のウラさんやないですか。」
ウラ「作者が、中途半端な所で終わらせようとしていると、聞いてねえ。」
大田「いろいろと、思う所はあるみたいですよ。」
ウラ「でもねぇ、俺このままじゃ、トイレに籠って騒いだだけの人ですよ?」
天野「情けない悪役ランキングで、上位入賞ねらえますって!」
ウラ「勘弁してよ。クリスチャンセンさんも泣いているよ。」
大田「『顔の無い死体』ですから、活躍はこれからだったのに。」
ウラ「『私、登場しないままの、登場人物ですか。』って言ってた。」
天野「キビッちゃんも、変身とかしないまま終わりそう。」
大田「ギャグに成ってしまうから、それは無いって。」
ウラ「ああ、でも彼女は美形だから、変身とか巨大化とか、似合うかな?」
大田「作者の力量、考えて下さい。読者の皆さんに伝わらないですよ。」
天野「ホンマや。ウチのセクシーさも、全然伝わらへんねんも!」
大田「いや、それは作者のせいじゃないと思うけど。(小声)」
天野「それは、どういう意味かな。オオタくん?」
老人「わし、どうなるんかなぁ。」
天野「あ、『神様かもしれない謎の老人』さん。」
ウラ「俺が、ただのオッチョコチョイなんだから・・・」
老人「わしも、ただの徘徊性老人で終わるんか。」
大田「全てが終わった後、自宅で夕ご飯食べてたのを分かるとか。」
老人「かんべんして欲しいわ。」
天野「それはそれで、ええやないですか。」
大田「何事も無く、が一番ってありますよ。」
ウラ「『世は全て、事も無し』ってね。」
老人「悪役としては、失格のセリフやぞ。けど家内安全が一番の願いやな。」