エルフに遭遇!?
プロローグから脱却しました。
それでは続きをどうぞ。
みなさんこんにちは、俺は今、わけもわからず連れて行かれてます。
先頭を歩くのはたぶん「エルフ」じゃないかと思う|見た目(主に耳)をした長身美形の男性。
そう、一目見たときは女性にも見えたのですがどうも男性見たいです。
絶賛、警戒しながら前に進んでます。
俺?俺は現在血抜きしていらない部位(内臓など)を捨てた猪を引っ張ってついてってます。
地面に接する面が滑りやすくまた肉を置く側は滑りにくい葉(かなり大きい)に乗せて。
敵意がなく安全な場所に連れて行ってくれてるようなのですが、まだかかるみたいです。
それにしてもこの葉、どこから出したんだろ・・・あのポーチ?には入らないと思うんだけど・・・
その回想を移動中の間にすこしだけ・・・
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「******,****************,**************?」
いやいや、?とか頭傾げられても・・・綺麗ですね、としか言えないんだけど・・・
「あの、ここはどこでしょう?」
「**!******.**,************!」
すると何か勝手に納得し、少し興奮気味になり腕を掴んできた。
「えっちょっと・・・」
そこで何かに気付いたのか、
「***,**********,*******,*******。」
と、また何か喋ると手を放し猪の方に向かって行った。
何をするのかと見ていると、後ろ腰についてるナイフを取り出しお腹を開き始めた。
昔から父親に連れられて山に登ったりそこで狩った獲物をさばいたりはしていた為、吐気は最小限に抑えられたもののできれば言って欲しかった。
(あ、その前に言ってたのが捌くって言ってたのか?)
そこでこの人を改めて見てみる、
(耳が長い、美形、狩猟民族?・・・まさかファンタジーの定番、エルフか?でもなんでこんなことになってんだ・・・?)
身長180cmくらいで細身で美形、きっとモテるんだろうな・・・
というかこんな人が都会にでも行ったらまず間違いなく女性が放っておかないと思う。
それ以外は服は布の服、胸には皮鎧っぽいのをつけていて右手の傍にはさっき猪を倒した弓。
背中には矢筒、腰に小物入れより少し大きめのポーチと今使ってるナイフの鞘。
そこで下処理が終わったのか、内臓をいつの間にか掘ってある穴に入れ埋めなおしていた。
土のついた手をズボンでぬぐい、おもむろにその手を猪の捌いた腹の中に入れた。
しばらくもぞもぞしてたと思うと手を握ったまま取り出した。
何をしてたんだ?と見てみるとまるで「見るか?」と言う顔で開いて見せた。
なんか黒い石?が握られていた。
(この猪、結石でもあったのか?)
などと頓珍漢なことを考えてたら満足したのかその石を腰にあったポーチに入れた。
そのままそのポーチから2mを超える葉っぱを取り出したのだ。
(いやいや、入らないでしょ・・・)
と思っていると何やらジェスチャーが、おいでおいでしてる。
行ってみるとどうもその葉に乗せようとしているらしい。
我ながらお人よしなのか警戒心がないのか・・・
とにかく二人して葉っぱを置いた反対側から押して反転させ何とか乗せることに成功した。
乗せた瞬間滑ったのには驚いたが、そのあと納得した。
茎の部分を持ち引っ張ると楽に進めるらしい。
実演しながら渡してきた。
「おっ楽に動くな・・・さっきは二人で一生懸命押したってのに・・・」
台車よりスムーズに滑らかに動く葉っぱを見ながら・・・
「やっぱりここは日本じゃない、のか・・・」
と、再確認する。
そもそも、目の前に耳長族がいるし、そもそも狩りで弓矢って、今の日本じゃいないんじゃ・・・それにこの猪・・・
「ここは結局、どこなんだろ・・・」
エルフ(もうエルフでいいや)が近づいて来た。
「**.*********,****!」
と言い、またおいでとジェスチャーが来る。
「えっこれは・・・?持って来いってことね・・・」
こうしてエルフに連れられて先に進むことになった。
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回想終了。
そんな回想中にもエルフは頭に角の生えたウサギを2羽狩ってまた猪の近くに置いて先に進む。
「このウサギ、さっき角向けて回転しながらジャンプしてたぞ・・・肉食なのかな?」
考えることがどこか違うと感じながらも先へと進む。
更に途中で見つけた草(普通に緑色だった)やキノコ(さっきの尖ったやつとか紫色したやつとか)を採取しながら歩くこと1時間くらい。
ウサギは追加で3羽来て猪の上で横になって死んでいる。
「そう言えばこのウサギは捌かないでいいのか?」
血抜きはしていたが捌いてはなかった。
(まぁ小さいし一々捌いてられないんだろうな)
それよりもこのエルフの腕が凄いことだ、弓矢で接近戦を挑んでくるウサギを一発で仕留めているのだから凄いで済まない気がする。
そのあたりよくわかっていない棕櫚であった。
たまに持ち手を変えながら更に20分後、漸く開けた場所に出た。
少し先に杭で囲まれた村っぽいのが見えた。
っぽいと思ったのは杭の端が円を描いていて先が見えないから大きさがわからないのもあった。
しかし、それとは別に
「やっと人のいるとこに着いた・・・」
いくら軽くなったとはいえ2m越えの猪他を引っ張ってこの時間はきつかった・・・
「**********」
久しぶりに声をかけたと思ったらこちらに掌を向け待てと言ってるようだ。
うなずくとうなずき返され村のある方へ走っていった。
「ふぅ・・・」
一息つけたようで気が抜けたのか座り込む。
これから先どうなるんだろ・・・あ~メール送れてないや・・・
などと考えながら待ってることも忘れて眠ってしまった。
もうすぐ休みが終わってしまいます・・・
なるべく書きたいと思いますが・・・さてはて・・・