プロローグ3
どこでプロローグ区切ろう・・・と考え中です。
ガサガサ・・・
「絶対迷子だなこりゃ・・・携帯も電波入らないしどこの樹海だよって気がするな・・・」
途中まであった獣道は何故か途絶え、そこから先は草や枝をかき分けつつもう2時間近く進んでいる。
「せめて人がいないかな・・・ってこんな山の中、いるわけないか・・・」
普通は迷ったら太陽の位置と時計で方角を確認して同じ方角に降りる、や逆に山頂に向かうなどの方法があるのだが、すでに迷って2時間、来た道はわからず山頂に行けない。
生い茂る木に邪魔されて太陽の位置が確認できない、おまけに切り株なんてのもあるはずもなく、結果うろうろさまようことになっている。
「もうだめだ、ちょっと休憩しよう・・・」
ちょうど少し大きめの木があったのでその根元で休憩することに、
「けどやっぱり違うよな・・・このきのことか・・・サルノコシカケじゃないんじゃないか?」
木についてるこぶ?を見たことある人ならわかるであろうが、そのこぶの色と形がおかしかった。
普通はその幹の色に近い色のはずなのだが木の色は普通なのにその部分は。
「青色、いや空色かな?傘の部分がやけに尖ってるし、毒でもあるんじゃないか?」
この時はわからなかったが後日、これは風天茸といい、これに刺さると2日は意味もなくうろうろしたくなるらしい、精神にかなり支障をきたすキノコらしい、ちなみに治療法は食べれすぐ治るとか、でも刺さった時点で気付きにくく毒が回ったころには近くにない、キノコを探すためにもうろつかなければならないというはた迷惑なキノコなのである。
「食料も・・・節約すればあと3日は大丈夫かな?・・・これを食べるの機会はできればこないでほしいが・・・」
ここに着くまでに他にもいろいろ食べれそうなもの(木の実や草、きのこなど)があったがいずれも食指が動かず採ることはなかった。
「さて、そろそろ行くかね・・・」
ガサガサガサッザッ
「このパターンだと人か獣だよな・・・ひと・・・なわけないかああああぁぁぁぁぁぁ!」
そこに現れたのは大人2人分もありそうなイノシシ?だった。
目にした瞬間逃げ出した。
「なんだあれなんだあれなんだあれ!?絶対猪じゃなかったぞ!」
誰に言ってるのかわからないセリフを空に向かって言いながら一目散に逃げだした。
それもそのはず体長は大人二人分くらいだが牙が2対上を向くように口元に生えており、額には傷、毛は黒く目を血走らせて向かってくるのだ、始めて見たら誰でも逃げ出す。
「とりあえずあそこに!」
少し大きめの自分が隠れられそうな岩の裏に逃げ込む。
ドドドドドドドドドッ・・・・ズン!
凄い衝撃と共に背中につけたはずの岩が空を飛ぶ・・・
「・・・は!?」
ありえない光景に固まりつつ現実逃避してるにしては長い時間を置き
ズズン・・・
飛ばされた岩が地面に当たる。結構大きかったんだな・・・と現実逃避してると後ろからはやはり
ブシューブシュー
荒い鼻息が・・・
「これってやっぱり・・・にげ・・・」
ピギィ!
ドウン・・・
「・・・は?」
いきなり目の前で悲鳴をあげ倒れた猪もどきのこめかみには深く矢のようなものが刺さっていた。
「**、*******?」
声がした方に振り向くとそこには
「******,****************,**************?」
何か知らない言語をしゃべる弓を持った耳が長いサラサラな緑髪をした人が立っていた。
ここで区切ってもいいかな・・・?
もちょっとだけ続けます。