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ぱたん、と本を閉じた。

この書斎はとても広い。またこれをかたづけなきゃ。

おねえさまのだいすきだった姉弟のはなし。

ある日、おねえさまは帰ってこなくなった。

学校で起きた大惨事で、いなくなってしまった。

茜さんはずっとその災禍を忘れたように振る舞っていた。

美里さんは少しだけ早く、少しだけ長く生きた。

薫さんは夢を叶えた。

そんな彼女たちも、もういない。


これは、むかしむかしの、どこかのせかいの、おはなしです。

どこにでもあるようで、たったひとつの、おはなしです。



ついに完結です。


そもそも、この物語は、わたし自身失恋直後に描き下した一枚のイラストから生まれた物語でした。なので、「美里編」で完結の予定でした。

それが今、三人の物語が書きあがり、三人もわたしも次のステージに進んでいきます。


最後に、こんなハチャメチャな物語におつきあいいただき、ありがとうございました。

また、どこかの世界から、お会いできることを祈って……

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