表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/19

EP:1悪夢とあたし。

茜編スタートです。

最近、悪夢ばかり見るんだ。

あたしがフラれた時の夢。

あたしは信じていたのに。

あんな奴好きになったあたしが間違っていた。

なんて、ふたを開けたペットボトルに吐き出した。


あいつはあたしの“真実”を知ったとたんに態度を変えた。

「気持ち悪いから近寄るな」「変人が移る。見るな」そう言った。

あたしが理想になれなかったのは仕方ない。でもそんな風に言われたくない。

それ以来、あたしは茶道部に行ってない。

そのまま、辞めたから。

あの部にいたくなかったから。


あたしは存在する意味があるのか?そんな考えに蝕まれ、今日も学校に行く。

まだ学校に行けるだけマシ。

他の部活の友達がいない、孤独(ひとり)だったらどうしていただろう?


聞いてもペットボトルは答えない。当たり前だけど。答えたらそっちが変だな。

普段は明るい普通の女子を演じるあたし。

だけど愚痴りたくなったらこうして誰もいない場所でペットボトルに聞いてもらう。

ほら、“王様の耳はロバの耳”。

ペットボトルのふたを閉めて、暗室に戻る。

写真部の皆、心配してるかもしれない。

フラれた話を蒸し返されただけで泣いて飛び出してしまったから。

あたし、感情に嘘つくの下手だな。


あたしはもう夢を見たくない。甘い夢も、悪夢も。

現実だけを見て生きたい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ