信頼とは
「信頼」という言葉がある。
信頼とはなんだろう?
俺は考察する。
「信頼を裏切られた」ということを言う人がいるが、それは果たして信頼していたといえるのだろうか?
信頼しているのなら「裏切り」にとれる行為にも何か理由があると思うのが「信頼」しているということではなかろうか?
でなければ「信頼」という行為はただ「自分に都合がいいことをしてくれると確信している状態」を表す言葉になってしまう。
だが、もし「裏切られても構わない」という精神状態を「信頼」と呼ぶのも間違っていると思う。
「裏切り」と思わないことが「信頼」していると言うのはいささか暴論であるし、それは完全に「妄信」であると言えるだろう。
そんなものは「信頼」というモノに値しないと私は考える。
では「信頼」とはなんだ?
私は相互の理想的精神状態だと思う。
信頼とは元来一人で勝手にできるものではないのだ。
「その相手のために何かをしてあげたい」と互いに思える状態であると私は考える。
ここで一番大事なのは見返りを求めてはいけないということだ。
見返りを求めてしまった瞬間にエゴというものがどうしても生まれてしまう。
そうではない。
「自然」と「相手のために」と思えることが大事だ。
そしてそういう気持ちは相手には伝わっているものである。
お互いが互いを思いやり、それが互いに伝わり合ってる状態。
それが理想的であり、唯一の「信頼関係」であると思う。