パーキングエリア
高速に乗り一番最初のパーキングエリアに入る事になった。
少し早い気もするがトイレ休憩である。
明日香は蓮香に言われた通りにちゃんと上着を着こんで露出を控える。
肌を他人に見せるなと3人が五月蠅いからだ。
『私は君達の嫁か!』
と内心で突っ込みつつも独占欲が強そうな娘たちに笑顔が零れてしまう。
愛されていると感じれるのだから仕方ない。
車から降りると何故か雅に手を引かれてしまう明日香。
グイグイとトイレの方へ連れて行かれる。
そしてパーキングエリアにある多目的トイレの前に2人で来てしまう。
多目的トイレは見た目が女性な明日香にとって、日常的にお世話になっている物である。
いくら女性にしか見えないと言っても戸籍が女性な訳では無い。
かと言って男性トイレにも入れない訳で、多目的トイレになるのだった。
そんな明日香を察して雅が連れて来てくれたのかと思い少し感心する。
が、そのまま雅に手を引かれて2人でその中に入ってしまう。
「え?!」
「どうして二人で入るの?!」
と慌てる明日香。
雅は個室になった多目的トイレに施錠する。
「明日香お姉様には、色々ご迷惑をかけたので、、、」
「お詫びをしなければと思ったんです、、、」
そう言って雅は少し俯いてしまった。
なんだか恥ずかしそうな様子だ。
意味が分からない明日香は首を傾げてしまう。
「え~と、、、お詫びとトイレがどう結び付くのかな、、、?」
すると雅はおずおずと説明を始めた。
「私の付き人で千条百合絵と言う女性がいます、、、」
「お姉様を拉致った時に世話係として付いた女性です、覚えていますか?」
明日香はあの時の記憶を掘り起こした。
髪の長い清楚で大人しそうな綺麗なお姉さんだったなと思い出す。
そして恥ずかしい目にもあわされたな、、、とも思いだした。
正に色んな意味での黒歴史である。
「千条からお姉様のトイレのお世話をしたと聞きました」
「随分恥ずかしい思いをされたと思うので、、、そのお詫びをしたくて、、、」
そう言って雅はトイレ便器の前まで進むと、自分のショーツを足元までずり降ろしてしまった。
「ふぁぁ?!」と変な声が出てしまう明日香。
雅が突拍子も無い事をしだしたからだ。
まぁトイレなのだから下着をずらすのは当たり前と言えば当たり前なのだが、、、。
そうして雅は明日香に向き直りスカートをめくり上げてしまった。
増々何を仕出かすのかと驚愕し目のやり場に困る明日香。
そのまま便座に雅は座ると恥ずかしそうに告げた。
「小の方をしますので良く見ていて下さいね、お姉様、、、」
明日香はその状況に言葉を失ってしまう。
いくらお詫びだからと言って、自分の放尿を見せるとは常識を逸脱している。
お互いに余りにも恥ずかしい状況。
慌てて目を逸らす明日香。
雅のそれが終わり顔を赤らめたまま明日香を見つめる。
「何故目を逸らすんですか、、、」
「私にもお姉様が味わった屈辱を共有させて下さい!」
『えええ!!?』
雅のとんでも発言に明日香は内心で叫び声を上げる。
そして、
『SNSじゃないんやだから、、、簡単に共有とか言わないでよ、、、』
と微妙な例えで突っ込める自分に冷静さを感じて少しホッとする。
しかし事態は進展も解決もしていない。
雅は下半身を露出して便座に座ったまま動かないからだ。
その表情は必死に羞恥心に抗っているようで、何だか嗜虐心を煽られてしまう。
かと言ってこのまま放置プレイする訳にはいかない。
兎に角、ショーツとスカートを穿かせようと出来るだけ冷静さを保ち、ゆっくりと明日香は雅の傍まで歩み寄る。
ゆっくりと近付いたつもりが、狼狽えていたのかもしれない。
明日香は何もない床につまずいてしまい、そのまま雅へ頭から倒れ込む事態になる。
慌てて雅が受け止めようとするが、明日香の頭は雅の股間へダイブしてしまっていた。
結果、柔らかい太腿に受け止められる羽目になり明日香は怪我を免れる。
だが反射的に雅が脚を閉じてしまったせいか、明日香の顔が太腿に挟み込まれてしまった。
「きゃー!」
「雅、落ち着いて! 脚の力を緩めて!」
明日香は取り乱し半ば叫び声になってしまう。
雅は苦笑すると、
「何故お姉様が悲鳴をあげるんですか」
「普通は逆ですよ、、、」
そう冷静に突っ込みを入れた。
その後は勿論、明日香も小をさせられ雅にガン見されてしまう。
こうして2人の羞恥を共有する共同作業は無事?に終了したのであった。




