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身も心もリフレッシュ?(2)

最大の難関かと思われた太腿の付け根のマッサージは、何とか達成する事が出来た。

しかし更なる魅惑的な試練が明日香を待ち受けていたのだ。



「次はデコルテ周辺と胸もマッサージしましょうか」

と蓮香が当たり前に言い放つ。



「流石にそれは雅も恥ずかしいんじゃないかな、、、」

そう戸惑いながら明日香は答えるが、当の雅は特に気にした風も無い。

しかも早くしろと言わんばかりの目線を送って来た。



雅が問題ないならするしかない、、、。

明日香は仕方なく蓮香の指導に従ってマッサージを続ける事にした。

デコルテ周辺もリンパ腺があるので傷付けないよう、優しく撫でるようにマッサージを進めていく。



こう見ると雅は本当に小柄だ。

首など簡単に片手で掴めそうな位に細い。

雅には悪いが、まるで幼女相手に悪い事をしているような錯覚に囚われてしまう。



そうして次は胸へのマッサージを蓮香に促された。

躊躇いも無くバスタオルをめくる蓮香。

すると形の良い雅の双丘が姿を見せ、明日香は思わず前屈みになってしまった。



「胸の周囲をなぞるように優しくマッサージをして下さい」

「それから脇に有る脂肪を胸に集める様にもお願いします」

「まぁ殆ど余計な脂肪が付いていないので無用かもしれませんが、バストアップ効果があるんですよ」

と捲し立てるように蓮香は説明しだす。



確かに雅は華奢で無駄な脂肪が付いていない。

しかし胸も大きく、お尻もそれなりの大きさが有る。

脇など肋骨が薄っすらと浮き出ていて何だか艶めかしい。

それなのにそこから視線を胸に少し移動させると、体格の割には大きくて形の良い胸が見て取れる。


この何とも言えないアンバランスさが雅の日頃見えない魅力的で魅惑的な部分なのだ。

正直、明日香は自発的また能動的に湧き出る性欲が無い。

だが雅を見ていると押さえられそうにない自分が居て困ってしまう。



それは自身の生まれ育った環境や、自身の中途半端なセクシャリティーに嫌悪しているからであった。

こんな男らしくない見て目で、身体は男らしく反応してしまうのが嫌で仕方無かったのだ。



思い悩む様に手が止まってしまう明日香。

それを傍で見ていた蓮香が心配そうに明日香を見つめた。

「お姉様?」



明日香は独り言のように話し出す。

「私ね、自分のこんな見た目が本当はあまり好きでは無いの」

「本当は男なのに全然男らしく無くて、、、だからね一層の事女っぽいならそうなっちゃえって、、、」

「でも蓮香や、桜、雅を見ていたら自分の中の”男の部分”が抑えられなくって」



すると蓮香は明日香に問いかける。

「自分から湧き出る衝動が不快に感じるんですか?」



少し戸惑うように答える明日香。

「そこまでではないの、、、」

「ただ、理想の自分とはかけ離れているような気がして、、、」

「こんな筈では無かった、、、と思ってしまうの」



ベッドから雅は身をおこすと笑顔を浮かべて言った。

「私は今の明日香お姉様が大好きです」

「こんなに綺麗で優しくて”お姉様”なのに、男性だなんて、、、」

「もう私、メロメロですよ!」



そんな雅の言い様にドキッとしてしまう。

見た目も然ることながら、言い放つ言葉まで魅惑的な雅に明日香は脱帽してしまう。

そして蓮香が追い打ちをかける様に、

「私も同じ気持ちです」

「明日香お姉様は、ありのままで居てくれれば良いのです」

「だからご自身を受け入れてあげて下さい」

などと嬉しい事を言ってくれる。



今まで”建前”だけを取り繕って好感を得ていた自分より、その方が自然でとても楽な気持ちになれたのは確かなのだ。

そうして明日香が隠していた男性という事実を、この娘達に知られてしまったのは救いだったのだと今更気付く。



『桜と親しくなって、蓮香とも出会い、』

『それで雅とひと悶着があって女装が3人にバレたのも、何だか運命に感じる、、、』

そう思い明日香は嬉しくなってしまうのであった。


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